髙木ビルと秋田県鹿角市が包括連携協定を締結|商工施設の利用促進と関係人口の拡大を支援

この記事は約8分で読めます。
 オフィスビル・レジデンス・コワーキングスペース等を都内に展開し、不動産の新しい価値づくりを目指す株式会社髙木ビル(本社:東京都港区西新橋  代表取締役 髙木秀邦)は、秋田県鹿角市と包括連携協定を締結。2023年10月16日(月)に、鹿角市役所(所在地:秋田県鹿角市花輪荒田4-1)にて締結式を執り行いました。当社として地方自治体との連携協定は4例目となり、首都圏でコワーキングスペースの運営、コミュニティづくりにおける知見やノウハウを提供すると共に、人材交流を通じた産業振興と地域の活性化を目指します。

商工施設の利用促進と関係人口の拡大を支援

 髙木ビルは、地域・環境・教育などとのつながりを生み、不動産の未来を探求するライフクリエーションブランド「BIRTH(バース)」を展開。東京・麻布十番にあるコワーキングスペース「BIRTH LAB(バース・ラボ)」を核としたコミュニティ運営において、スタートアップ起業が成長する土壌づくりを推進しております。現在、IT・クリエイティブ・官民連携事業・教育・金融・HRなど、さまざまな業種の人たちが「BIRTH LAB」を利用し、会員数は127社(2023年9月末時点)にのぼり、髙木ビルとのリレーションシップのみならず、会員同士のコラボレーションなど、新たなシナジーが生まれています。

今回の包括連携協定においては、鹿角市が有する商工施設の利用促進に対し、髙木ビルがこれまで培ってきたオフィス運営、コミュニティづくりにおける知見やノウハウを提供するほか、移住定住支援を行う「鹿角家」「鹿角家U25」の会員に対し、「BIRTH LAB」を活用した関係人口の拡大支援を行います。この取り組みを通じ、BIRTH会員への鹿角市のシティプロモーションおよび相互の人材交流による産業振興や地域活性の一助にしてもらいたいと考えています。

 鹿角市では、産業振興を通じた地域活性化の取り組みとして、若者の地域定着やUターン、移住者の呼び込みとして、魅力ある仕事の創出を掲げ、レンタルオフィスのほか、起業や創業に向けたインキュベート、新産業等の市内進出のためのスタートアップを後押しするコネクトルームやコワーキングスペースを有する「鹿角市まちなかオフィス」を整備しています。

 少子高齢化の取り組みにおいては、秋田県内でもトップクラスの移住者実績を誇っているほか、全国でもいち早く取り組んだ関係人口拡大施策である「鹿角家(かづのけ)」、「鹿角家 U25」では、数百名の会員を有し、鹿角市での関係人口ツアーや都内での会員交流会など、地域活性化の取り組みに力を入れています。今年度上半期の会員交流会は、髙木ビルが展開するコワーキングのフラッグシップである東京・麻布十番「BIRTH LAB(バース・ラボ)」を会場として、多くの参加者のもと開催されました。

※ 鹿角市移住定住支援「鹿角家」https://kazuno-gurashi.jp/kazunoke

※「BIRTH LAB」https://birth-village.com/lab/

北東北の真ん中、国内で唯一4つの世界遺産を有するまち

 鹿角市は、青森県・岩手県・秋田県の北東北3県のちょうど真ん中に位置する、人口2万8,000人のまちです。国立公園十和田八幡平に代表される景勝地や温泉郷などの観光資源に恵まれているほか、1300年の歴史をもつ「大日堂舞楽」、日本三大囃子「花輪ばやし」、北海道・北東北の縄文文化遺跡「大湯環状列石」、風流踊りの「毛馬内の盆踊り」と、国内でも唯一、4つの世界遺産を有する文化のまちでもあります。また、風力・水力・地熱等の発電により再生可能エネルギー電力自給率が300%を超えるクリーンエネルギー都市として「2030 ゼロカーボンシティ」宣言を行なっています。

秋田県鹿角市 関 厚 (せき あつし)よりコメント

 鹿角市では、産業振興を通じた地域活性化のため、若者の地域定着やUターンに向けたインキュベートのほか、新産業等の市内進出のためのスタートアップを後押しするまちなかオフィスを整備しております。また、少子化、少子高齢化対策といたしまして、数百人の会員を有する関係人口の鹿角家・鹿角家アンダー25の取り組みを全国でもいち早く展開して力を入れております。
今年度は、高木ビル様が所有する東京・麻布十番「BIRTH LAB」で会員の交流会を開催し、盛会を得ることができましたが、このことも県内トップクラスの移住者実績に繋がっているものと考えております。
本日の協定締結により、高木ビル様が持つオフィス運用の知見やノウハウを活かして、 本市の商工施設の利用促進が強化され、産業振興が図られますとともに、「BIRTH LAB」を核とした関係人口の拡大や人材交流、 観光宣伝を様々な形で進められるようになることを大変期待いたしております。
鹿角市にとりまして、大変 心強いパートナーを得ることができましたことから、より連携を深めながら地域活性化のために尽力してまいりますので、今後とも様々な面でご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

鹿角市長 関 厚鹿角市長 関 厚

TAKAGIグループ代表

髙木 秀邦 (たかぎ ひでくに)よりコメント

 髙木ビルは、新しい事業としてコワーキングスペースおよび起業家育成、そして地域のコミュニティづくりを推進してまいりました。不動産会社として古くから地域のまちづくりに参画いたしておりましたが、東日本大震災を経て、新たな不動産のかたちとはどうあるべきなのかを模索する中で、新しくその利用者の方々や街の人々と一緒にバリューを創造していけるような、そんな不動産会社として新たな立ち上がりを試みたものです。

我々は、お客さまであるテナントの皆さまに対し、単なる貸し主としてではなく、共に成長できる仲間として協業することを目指しており、官民連携もまたその1つであると考えております。現在、官民連携研究所のご尽力を賜りまして、昨年からすでに3自治体と連携協定を結び、麻布十番を中心に培ったコミュニティ運営のノウハウや、起業家とのリレーションシップのナレッジを活かし、まちづくりにおけるアドバイスをさせていただいている次第でございます。

ビルは50年、100年とその価値を地域にもたらすものであり、不動産は街の活性化につながるような役割を担うべきだと考えております。今回、豊かな観光資源やユニークなバリューをお持ちの鹿角市様と連携させていただくことによって、我々も新たなチャレンジができると感じています。
いわゆる落下傘型のように、知識だけを置いていくのではなく、膝を突き合わせて共に汗を流して悩みながら、伴走していきたいと考えております。

TAKAGIグループ代表 髙木 秀邦TAKAGIグループ代表 髙木 秀邦

プロフィール

1976年⽣まれ。早稲⽥⼤学商学部卒業後、プロのミュージシャンとして活動。その後、信託銀行系⼤⼿不動産仲介会社で営業を務めた後、祖⽗が1961年に興した株式会社髙木ビル⼊社。不動産を“ハードとしての箱”ではなく、“人が集まり、暮らし、コミュニケーションが生まれるもの”という理念のもと、3代⽬社⻑として、東京都中⼼に⾃社ビル・マンション・コワーキングスペースの設計開発から管理運営までを⼿がける。2023年5月には、フラグシップとなる「銀座髙木ビル」を竣工。木造と鉄骨造のハイブリット建築にチャレンジし、オフィスビルの新たな価値創出の先進的な事例となっている。

BIRTH事業においては、起業家との協業プロジェクトや出資支援によって成長するカルチャーが根付き、2021年11月には髙木ビルグループの伴走型投資会社としてTAKAGIパートナーズを設立。企業成長のプラットフォームとして、社会に新たな価値を創造する企業への伴走型投資を推進している。

髙木ビルについて

髙木ビルは、1961(昭和36)年に創業。スタートは、駐車場・貸家管理会社で、第一号の旧虎ノ門髙木ビルを皮切りに、オフィスビル建設・管理を手がけてきました。戦後の高度成長期、昭和のバブル期を経て、平成、令和と激変する時代とともに、不動産業界もその変化の波を直接的に受けました。時代の変化とともに、不動産への価値観も変化しています。ビルオーナーとして、どう応えていくのか。賃料で稼ぐ不動産業界において、古くからの慣習や固定概念にとらわれるのではなく、「不動産の新たな価値を」追求する中で、私たちが大切にしたいと考えるのが「人」です。オフィスビルなど「場」に集まる人たちのチャレンジや、より良い人生に伴走することが、私たちの使命だと考えています。

会社概要

社  名

株式会社 髙木ビル

設  立

昭和36年4月20日 代表取締役 髙木 秀邦

本  社

東京都港区西新橋一丁目7番2号

電  話

03-3595-1221

加盟団体

社団法人日本ビルヂング協会連合会/一般社団法人東京ビルヂング協会

オフィスビル・マンション・駐車場の開発・賃貸ならびにその管理運営業務

❶ 株式会社TAKAGIプロパティ(東京都港区西新橋一丁目7番2号 虎の門髙木ビル9F)

  宅地建物取引業者 東京都知事(11)第38607号

❷ 株式会社TAKAGIパートナーズ(東京都港区麻布十番二丁目20番7号)

■ コーポレートサイト|https://t-bldg.jp/

■ 「BIRTH」ブランドサイト|https://birth-village.com/

タイトルとURLをコピーしました