■低照度での発電力、および温度係数の改善による発電量の向上
■厳しい品質管理で実現した製品保証25年、出力保証25年で万全のサポート
■Q.ROBUST®設置により、垂直積雪量最大210cmの多雪地域にも対応可能(Q.TRON M-G2.4+限定)
世界トップクラスの太陽電池モジュールメーカー『Qセルズ』を展開する「ハンファジャパン株式会社(所在地:東京都港区 代表取締役:尹 柱)」(以下、ハンファジャパン)は、新商品「Q.TRONシリーズ」を住宅・産業向けに2024年4月より順次出荷を開始いたします。「Q.TRONシリーズ」は、新技術「Q.ANTUM NEO」 を搭載した高出力・高効率のN型TOPConモジュールとして、出力は最大435W、変換効率は最大22.3%まで向上しました(108セル基準)。
【Q.ANTUM NEO技術とは】
「Q.ANTUM」技術を発展させたN型TOPCon構造に基づくQセルズの新技術です。特殊なレイヤーである「NEO Power Transmitter」を介して電荷の損失を削減し、従来のP型モジュールと比較して出力と効率を一層向上させました。
【Q.TRONシリーズの特長】
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低照度での発電力改善、温度係数改善による発電量の向上
Qセルズの太陽電池モジュールは低照度での発電力に定評がありますが、「Q.TRONシリーズ」はその性能を一段と向上させました。太陽光発電は日射量が少なくなると太陽電池モジュールの発電量も減少するところ、「Q.TRONシリーズ」は朝と夕方の発電時間を増加させ、1日の発電時間がより長くなりました。
また、太陽電池モジュールは表面温度が上昇すると発電効率が低下しますが、「Q.TRONシリーズ」は発電効率の低下を示す温度係数が自社従来機種の-0.35%/℃から-0.3%/℃に約11%改善され、同じ搭載枚数でより優れた発電力を誇ります。設置方位が真南、設置角度が30度、設置枚数を10枚、パワーコンディショナ変換効率を96.5%と想定した「Q.TRON M-G2.4+シリーズ」の場合、年間推定発電量は従来機種に比べて最大10.1%増加し、限られたスペースでより効率的な発電が可能になりました。
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厳しい品質管理による保証体制の強化
Qセルズは品質管理に厳格な基準を適用し、高い信頼性と耐久性を実現しています。一例として、QセルズはTÜV Rheinland(テュフ・ラインランド)が設計した世界最高レベルの品質検査認証「QCPV」を取得しており、EC規格の最大3倍以上の厳しい試験と専門家によるモニタリングに合格した製品を提供しております。
また、長い間安心してご使用いただくため、「Q.TRONシリーズ」では長期間の製品保証と改善された出力保証を提供いたします。自社の従来機種「Q.PEAK DUOシリーズ」の場合、製品保証年数は12年(「Q.SUPREMEシリーズ」を除く)、25年後の出力保証値は86%であるのに対して、「Q.TRONシリーズ」では製品保証年数、出力保証年数ともに25年、出力保証値は90.58%まで向上しました。時間の経過による発電力の低下をより効果的に抑制します。
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「Q.ROBUST®」設置により、垂直積雪量最大210cmの多雪地域にも対応可能(Q.TRON M-G2.4+限定)
「Q.TRON M-G2.4+」は自社オリジナルの脱着式補強架台「Q.ROBUST®」(キューロバスト)の取り付けが可能です。屋根に穴をあけずに設置する“掴み金具工法”を採用し、屋根にかかる積雪荷重を掴み金具と「Q.ROBUST®」に分散させて降雪による屋根への負担を軽減します。垂直積雪量が210cm(最大)までの多雪地域で設置が可能となり、再生可能エネルギーの普及に貢献します。
【Q.TRONシリーズ製品仕様】
【ハンファジャパン株式会社について】
世界710ヵ所の拠点をもち、Fortune Global 500に選出された韓国最大手企業である株式会社ハンファの日本法人として1984年に設立。再生可能エネルギー関連事業(太陽電池モジュール製造・販売、PPS、IPP、PPA事業)をはじめ化学品、鉄鋼、機械・設備、自動車部品、IT関連機器等、多部門にわたる基幹産業のアジア諸国間での輸出入業務と日本市場での販売事業を30年以上にわたり展開している。2011年より日本の太陽光事業に参入し、2022 年12月現在、日本向けの太陽電池モジュール出荷量累計 7.3GW、住宅用販売棟数 120,000 棟を達成した。
「ハンファジャパン」ホームページ: http://www.hanwha-japan.com/