今年は、実施箇所を JR 中央線の武蔵境駅、東小金井駅、西国分寺駅、国立駅および JR 南武線の稲城長沼駅の 5 駅に拡大し、駅を利用される方や地域の皆さまと SDGs の実現を目指すとともに、これまで以上に地域のくらしづくりに貢献していきます。
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世界食料デー月間 駅から食品ロス削減に取り組む
10 月 16 日は、国連が定めた世界の食料問題を考える「世界食料デー」。先進国による食品の過剰な生産・廃 棄と、開発途上国の飢餓・貧困の現実に目を向ける日です。日本では 2008 年から 10 月を「世界食料デー」月間 として、さらに農林水産省・環境省・消費者庁が定める「食品ロス削減月間」として、食料問題や食品ロスについて、 さまざまな企業や団体が情報発信やイベントを行っています。 JR 中央線コミュニティデザインでは、地域に根付いた暮らしづくりを目指し、食料問題や食品ロスについて、地 域の皆さまと問題意識を共有し、誰もが取り組みやすいハロウィンイベントとして「ハロウィンフードドライブ」を 10 月 22 日から JR 中央線・南武線沿線の駅で行います。
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実施駅・実施日時・場所
実施駅 |
実施日時 |
場所 |
西国分寺 |
10 月 22 日(日) 10~16 時 |
自由通路 |
稲城長沼 |
10 月 23 日(月)~29 日(日) 10~16 時 |
有人改札 |
東小金井 |
10 月 27 日(金) 13~17 時 10 月 28 日(土) 10~16 時 |
中央改札前 |
国立 |
10 月 29 日(日)~30 日(月) 12~17 時 |
自由通路 |
武蔵境 |
11 月 8 日(水) 10~16 時 |
自由通路 |
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実施内容
(1)ハロウィンフードドライブ
「Trash? or Treat?(ゴミ?それともごちそう?)」を合言葉にハロウィンイベントとして、 ご家庭で使いきれない食品をご提供いただくコーナーを設置します。皆さまからいた だいた食品は、必要としているご家庭や施設に寄付します。また、フードドライブにご 参加いただいた方には、オリジナルのフードドライブ証明書をお渡しします。
【ご提供いただきたい食料品】
常温で保存ができ、未開封で賞味期限まで1か月以上残っているもの。米、缶詰、乾物、 調味料、レトルト食品、インスタント食品、飲料(お茶、野菜ジュース、ゼリー飲料等)、 菓子等が寄付に適しています。※アルコール類、冷凍食品は対象外です。 また、2 年以上の古米も品質上お預かりできません。
(2)クイズラリー
東小金井駅と武蔵境駅では、食料問題について学べるクイズラリーも合わせて開催します。フードドライブ コーナーで問題用紙を受け取り、設置したクイズをラリー形式でお楽しみいただけます。ご参加いただいた 方には記念品をお渡しします。 ※参加は無料です。また記念品は数に限りがあるため先着順のお渡しとなります。
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食品ロスとは?
人と地球の未来を考える SDGs につながる課題のひとつ「食品ロス」。食品ロスとは、本来は食べられるにも関 わらず捨てられてしまう食品のことを指し、その量は日本国内で年間 523 万トンにものぼります。
食品には多量の水分が含まれているため、廃棄のための運搬や焼却に膨大なエネルギーを必要とし、地球温 暖化にも影響を与えます。ゴミ処理費用は年間 2 兆 1290 億円(1 人当たり年間 1 万 6800 円)。廃棄食品の約 50 %が家庭から出ており、1 人当たり毎日お茶碗1杯分の食べ物を捨てていることになります。
大量の食品が廃棄されている一方、世界の 9 人に 1 人が栄養不足に苦しんでおり、日本でも子どもの 7 人に 1 人が貧困層といわれています。食品の廃棄を減らし、必要な人に食べ物を届けることが、食品をめぐる社会課題 解決のひとつです。
※統計データは、令和 5 年 6 月発表 農林水産省・消費者庁令和3年度推計値に基づいています。
参照:農林水産省 HP「食品ロスとは」
https://www.maff.go.jp/j/shokusan/recycle/syoku_loss/161227_4.htm
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フードドライブとは?
家庭で余っている賞味期限内の食べ物を集め、それらをまとめて地域の福祉団体やフードバンクに寄付し、児 童養護施設、DV 被害者のためのシェルター、路上生活を強いられている人たちなど、食料を必要としている家庭 や施設に届ける活動をフードドライブといいます。食べられる食品を廃棄せず、必要とされる人に届ける、食品ロス 削減と SDGs「飢餓をゼロに」のための効果的なアクションです。
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認定 NPO 法人フリー・ザ・チルドレン・ジャパンについて
認定 NPO 法人フリーザ・チルドレン・ジャパンホームページ:https://ftcj.org/
1995 年、貧困や搾取から子どもを解放することを目的に、カナダのクレイグ・キールバーガー(当時 12 歳)に よって設立された、「Free The Children」のパートナー団体として 1999 年に日本で活動を始めました。開発途上国 での国際協力活動と並行し、日本の子どもや若者が国内外の問題に取り組み、変化を起こす「チェンジメーカー」 になれるよう援助しています。現在、国内外の自立支援事業と共に、学校への出前授業・教材販売、貸出・フェア トレード商品販売・書き損じ葉書の回収・支援先の子ども達との文通プログラム・国内外でのワークキャンプなどを 主な事業としており、活動内容は公民・英語の教科書など学校教材に掲載されています。