【AIによる認知症将来リスク予測プログラム 『SupportBrain』 検査とは】
日本における65歳以上の認知症患者数は約700万人。高齢者の5人に1人が発症する身近な問題です。早期から対策することにより、ある程度予防できることがわかっています。
AIによる認知症将来リスク予測プログラム 『SupportBrain』 は、島根大学医学部、滋賀医科大学、株式会社ERISAで共同開発された脳画像解析技術で、脳の萎縮の状態を検査し将来の認知症リスクを予測するサービスです。脳の一部だけではなく、脳全体を膨大なデータと比較することで、高い精度を実現。将来を見据えた認知症予防に取り組むきっかけを提供し、受検者のライフスタイル見直しに貢献します。2021年11月の発売以来、国内20以上の医療機関に導入されてきました。
【AIを使った2種類の検査結果を提供】
1.現在の脳の萎縮パターン判定 ※1
同年代⽐較で、現在の脳萎縮状態が加齢に伴う正常パターンか認知機能低下の際認められるパターンかをAIが判定。
2.3年後の認知症リスク判定 ※2
同年代⽐較で、現在の脳萎縮状態から、3年後における認知機能の低下予測をAIが判定。
※1 椎野顯彦. 人工知能を用いた神経画像診断. BRAIN and NERVE.2019;71 (7):733-748.
※2 T.Nakagawa, M.Ishida, et al.Prediction of conversion to Alzheimer’s disease using deep survival analysis of MRI images.Brain Communications.2020 May;27;2(1)
【解析結果レポート】
脳の各部位の萎縮度の可視化や同世代比較等、検査を受けた方に視覚的にも伝わるわかりやすいレポートをお返しします。また、認知機能低下予防における生活習慣の改善策レポートも用意しています。本検査では、これらレポートをお返しすることにより、予防取り組みのきっかけを提供します。
【検査フロー】
【検査プラン】
脳ドックプラスSupportBrainの標準Aプランと医師による結果説明付きのBプランの2種類を提供しています。
Aプラン:検査結果レポート郵送 39,800円(税込)
Bプラン:検査結果レポート郵送・オンラインによる医師の結果説明あり 49,800円(税込)
【申し込み方法】
ERISAホームページにあるサービス紹介サイトから医療機関を選択するか、下記QRコードもしくは以下のリンクからお近くの機関を選んで申し込み可能です。
サービス申込みサイト https://dementiarisk.erisa.co.jp/
【今後の展望】
『SupportBrain』は、本連携事業以外で導入している病院・クリニックも含め、日本全国で現在60ケ所以上の医療機関で活用していただいています。関東圏以外にも拡大し、今年度中に100ケ所、売上額は、3年後、1億円を目指します。
今後さらなる高齢化社会に突入する中、ERISAはデジタル技術を通して、「認知症予防医療」を社会に普及させることに尽力し、あらゆる高齢者が安心して暮らせる社会づくりに貢献していきます。
【株式会社ERISAについて】
AI(人工知能)とOI(オープンイノベーション)によって、「脳を知る」ために必要なソリューション開発を行い、検査サービス、診断支援・ソフトウェア販売、AI画像解析・受託研究事業を展開しています。MRI装置で撮像された脳画像をAIを用いて解析し、アルツハイマー型認知症を発症する将来リスクを伝える検査 『SupportBrain』 を主力製品として国内外に提供しています。
■会社概要
社名:株式会社ERISA
本社所在地:〒690-0816島根県松江市北陵町46-6
代表取締役:河原 八郎(Hachiro Gobara)
事業内容: AI×OIを用いた脳画像解析技術の研究開発・販売事業
設立: 2017年4月10日