創業者の事業成長後押しへ 「市原未来創業プロジェクト」始動 市原商工会議所×千葉日報デジタル

この記事は約4分で読めます。
千葉県の新聞社・株式会社千葉日報社の100%出資子会社・株式会社千葉日報デジタルは2022年7月、市原商工会議所と共同で「市原未来創業プロジェクト」を始動させました。


 千葉日報デジタルと市原商工会議所が共同で進める「市原未来創業プロジェクト」は、市原市内で創業して間もない事業者、または新規事業の立ち上げや事業転換を準備している事業者を対象に実施します。

 2022年10月に開催予定の「ビジネスオーディション」をゴールとして、デジタルを活用した情報発信の基礎やプレゼン力を専門家と一緒に学んでいきます。

 7月14日には初回の「デジタルマーケティングワークショップ」が開かれ、市内7事業者が参加しました。今後、「ビジネスオーディション」に向けて各事業者のPRすべき事業の「核」の可視化、デジタルを活用した情報発信の準備、取引先に対するプレゼン力の強化などに取り組んでいきます。

【開催概要】
 「市原未来創業プロジェクト」は、以下の3段階で構成されています。

STEP1デジタルマーケティングワークショップ
 伝える力=「情報発信力」は業績に比例します。伝わらない情報発信は時間とお金の無駄遣いです。情報発信についてさまざまな観点から捉え、参加者の事例や他社事例も参考に話し合い、それぞれ自分の事業に合う方法を見つけます。7月中に2回開催。

STEP2プレゼン向上レッスン
 ビジネスオーディションをにらんだプレゼン力を鍛えるレッスンを行います。プレゼン力は交渉事にはなくてはならないもの。競合に負けない実践的な技術を身に付けることができます。主に個別レッスンとなる予定です。8~9月に開催予定。

STEP3ビジネスオーディション
 プロジェクトの総仕上げ、ピッチイベントを開催します。あなた自身のプレゼンで、市内事業者や支援者があなたの事業に興味を持ってくれるかが試されます。プレゼンーターには、各賞が贈られる予定です。10月に開催予定。
 

【開催の意義】
 商工会議所が展開する事業者支援の一つに、大人数を対象にビジネス知識を「広く・浅く」伝えるセミナーがあります。基礎的なビジネス知識の習得には効果を発揮しますが、講師と受講者の関係が一方通行となり、本質的なビジネス成長につなげづらい部分もあります。

 そこで、今回の「市原未来創業プロジェクト」では、ワークショップや個別相談などを取り入れることで講師と受講生が「狭く・深く」関係を持ち、一緒になって伴走型でビジネス成長を目指していく形を採用しました。

 今回のプロジェクトを、「狭く・深く」型の事業者(創業者)支援のモデルケースとして確立させることで、この形式を横展開していき、さらに地域の事業者(創業者)の本質的なビジネス成長につなげていくことを目指しています。

担当者コメント】
◆主催:市原商工会議所(産業振興部部長・藤田智成)
 中小企業が売上アップを図るには、自分の事業を「伝える力」を備えていないといけません。今回のプロジェクトでは創業者を中心に、マーケティング視点を取り入れながら、「誰に」「何を」「どのように」売っていくかを身につけていただきたいと考えています。そのために、一方通行の座学ではなく、コミュニケーションが密に取れるワークショップ形式にしました。仲間といろんな意見を出し合って、楽しみながら自分のビジネスをアピールしていく方法を学んでいただければと考えています。

◆企画・運営:株式会社千葉日報デジタル(取締役・中島悠平)
 弊社は地元メディアグループとして地域事業者の情報発信サポート事業を手がけています。今回、市原商工会議所様との連携による「市原未来創業プロジェクト」では、単に情報発信のノウハウをお伝えするだけでなく、各事業者が本当にPRすべき事業の「核」を可視化するところから始め、その上で情報発信の計画を組み立てていきます。そうすることで、各事業者が本当に「届けるべき人」に情報を届けられるようになり、取引先や利用者の拡大につなげられればと考えています。

タイトルとURLをコピーしました