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調査サマリー
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調査概要
調査概要:メンタルヘルスに関する実態調査
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
調査期間:2023年8月29日〜同年8月30日
有効回答:出社日数が増えるなど働き方に変化があった会社員110名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。
≪利用条件≫
1 情報の出典元として「株式会社メンタルヘルステクノロジーズ」の名前を明記してください。
2 ウェブサイトで使用する場合は、出典元として、下記リンクを設置してください。
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出社日数の増加後、約6割が「なんとなくメンタルが不調だと感じる」
「Q1.コロナ5類移行で出社日数が増加後、なんとなくメンタルが不調だと感じたことはありますか。」(n=110)と質問したところ、「何度もある」が26.4%、「数回程度ある」が28.2%、「一度だけある」が2.7%という回答となりました。
・何度もある:26.4%
・数回程度ある:28.2%
・一度だけある:2.7%
・一度もない:39.1%
・わからない/答えられない:3.6%
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メンタル不調を感じた背景、60.3%が「憂鬱な気持ちが続いている」、54.0%が「焦燥感や不安感に駆られる」
Q1で「何度もある」「数回程度ある」「一度だけある」と回答した方に、「Q2.メンタル不調を感じた背景を教えてください。(複数回答)」(n=63)と質問したところ、「憂鬱な気持ちが続いている」が60.3%、「焦燥感や不安感に駆られる」が54.0%、「夜眠れなくなった、寝てもすぐ目が覚めてしまう」が44.4%という回答となりました。
・憂鬱な気持ちが続いている:60.3%
・焦燥感や不安感に駆られる:54.0%
・夜眠れなくなった、寝てもすぐ目が覚めてしまう:44.4%
・表情が乏しくなった:25.4%
・家事や仕事など、今まで当たり前にできていたことができなくなった:25.4%
・身だしなみに無頓着になった:23.8%
・仕事のミスが増えた:20.6%
・遅刻や欠勤が増えた:15.9%
・その他:3.2%
ー56歳:何をするにも億劫に感じる事が増えた
ー27歳:体力低下、頭痛
・わからない/答えられない:4.8%
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「メンタル不調で産業医に相談したことがある」のは42.8%にとどまる
Q1で「何度もある」「数回程度ある」「一度だけある」と回答した方に、「Q3.メンタル不調を感じたとき、産業医に相談するという選択肢をとったことがありますか。」(n=63)と質問したところ、「ある」が42.9%、「ない」が52.4%という回答となりました。
・ある:42.9%
・ない:52.4%
・わからない/答えられない:4.8%
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産業医がいること知ったきっかけ、第1位が「先輩や同僚からの紹介」「人事・労務部門からの紹介」
Q3で「ある」と回答した方に、「Q4.お勤め先に産業医がいることを、何をきっかけに知りましたか。」(n=27)と質問したところ、「先輩や同僚からの紹介」が29.6%、「人事・労務部門からの紹介」が29.6%という回答となりました。
・先輩や同僚からの紹介:29.6%
・人事・労務部門からの紹介:29.6%
・社内文書・社内オリエンテーション:11.1%
・会社説明会:3.7%
・社内の情報共有ツール:18.5%
・その他:3.7%
ー59歳:元々知っていた
・わからない/答えられない:3.7%
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産業医への相談により、「メンタル不調が改善した」のは6割以上
Q3で「ある」と回答した方に、「Q5.産業医に相談したことで、あなたのメンタル不調は改善されましたか。」(n=27)と質問したところ、「とても改善された」が25.9%、「やや改善された」が37.0%という回答となりました。
・とても改善された:25.9%
・やや改善された:37.0%
・あまり改善されなかった:18.5%
・全く改善されなかった:14.8%
・わからない/答えられない:3.7%
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産業医に相談したことがない理由、約4割が「気軽に相談できる関係性ではないから」
Q3で「ない」と回答した方に、「Q6.産業医への相談をしたことがない理由を教えてください。(複数回答)」(n=33)と質問したところ、「気軽に相談できる関係性ではないから」が36.4%、「面談のために外出が面倒だから」が21.2%、「相談時間の確保が難しいから」が21.2%という回答となりました。
・気軽に相談できる関係性ではないから:36.4%
・面談のために外出が面倒だから:21.2%
・相談時間の確保が難しいから:21.2%
・相談をしたことが周囲にバレてしまうのが億劫だから:18.2%
・業務内容の理解が不十分だと感じるから:18.2%
・そもそも産業医がいることが知らないから:3.0%
・その他:12.1%
ー56歳:相談するような不調ではないから
ー55歳:誰かに相談したいと思わなかった
・わからない/答えられない:9.1%
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「気軽に行けない」や「産業医では解決しなさそう」などの理由も
Q6で「そもそも産業医がいることが知らないから」「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q7.Q6で回答した以外に、産業医への相談をしたことがない理由があれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=29)と質問したところ、「気軽に行けない」や「産業医では解決しなさそう」など12の回答を得ることができました。
<自由回答・一部抜粋>
・53歳:面倒だから。
・46歳:不在がちなのでスケジュールが分かりにくいから。
・54歳:気軽に行けない。担当者を通さないといけないから。
・61歳:週に2日程度しか産業医が出勤していないため。
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まとめ
今回は、出社日数が増えるなど働き方に変化があった会社員110名を対象に、メンタルヘルスに関する実態調査を実施しました。
まず、出社日数の増加後に「なんとなくメンタルが不調だ」と感じている人は全体の約6割で、そのうち60.3%が「憂鬱な気持ちが続いている」、54.0%が「焦燥感や不安感に駆られる」と回答しました。さらに、メンタル不調を産業医に相談したことがあるか聞いたところ、「産業医に相談した」という人は42.9%にとどまりました。産業医に相談した人のうち6割以上は、「メンタル不調の改善」を実感しています。一方で、産業医に相談したことがない人は、「気軽に相談できる関係性ではないから」など理由で、産業医への相談を躊躇しているようです。
今回の調査では、出社頻度の増加に伴い、ストレスやメンタル不調を感じている人が多いことが明らかになりました。産業医にメンタル不調を相談した経験がある人は限られますが、産業医への相談によりメンタル不調が改善したケースは多く、一定の効果があると言えます。社員のメンタル不調をいち早く改善するためにも、産業医に相談しやすい環境を整えることが大切ではないでしょうか。
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メンタルヘルスソリューションサービス「産業医クラウド」
「産業医クラウド」は、従来産業医が行っていた産業医業務を整理し、産業医のみが実施できる業務と保健師等の産業医以外の専門家やスタッフ、及びクラウドサービスに置き換え可能な業務に切り分け、企業における産業医業務に係る事務負担とコストを引き下げつつ従業員の健康管理の質を高めるというサービスで、利用企業はこれまで2,000社以上の企業です。
月額3万円(税別)からはじめられ、厚生労働省が提唱する4つのメンタルヘルスケアをサポートすることはもちろん、企業の健康経営®を推進するためのクラウドサービス「EPLIS(エルピス)シリーズ」などさまざまなサービスを利用可能です。
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会社概要
『ウェルビーイングのスタンダードを創る』をビジョンとし、クラウドの活用と企業における最適なメンタルヘルスケア体制の構築によって「心身の健康問題を考えることが身近になる世界」を実現することを目指す企業です。産業医及び保健師等による役務提供サービスと労働者の心身の健康管理に関する各種クラウド型サービス「ELPIS(エルピス)」をパッケージ化した「産業医クラウド」を提供しています。
企業名 :株式会社メンタルヘルステクノロジーズ
代表 :代表取締役社長 刀禰真之介
設立 :2011年3月
所在地 :東京都港区赤坂3-16-11 東海赤坂ビル4階
事業内容 :メンタルヘルスソリューション事業 (親会社、子会社)
デジタルマーケティング事業(親会社、子会社)
メディカルキャリア⽀援事業(子会社)
連結子会社:株式会社Avenir(アヴェニール)
株式会社ヘルスケア DX(ディーエックス)
株式会社明照会労働衛生コンサルタント事務所
「健康経営®」は、NPO法人健康経営研究会の登録商標です。