本書では、30年におよぶ長期時系列調査「生活定点」の膨大なデータから発見した、年齢による意識や好み・価値観などの違いが小さくなる現象「消齢化」についてご紹介。消齢化の背景の分析や、この先の日本で起きそうな未来の変化仮説などを提示しています。「消齢化」という視点からこれからの社会、ビジネス、生活者を考えるヒントが満載の書籍です。
今回のトークイベントでは、書籍の紹介のほか、ゲストに哲学の分野で広い知見を持つ谷川嘉浩さん、司会に本屋B&Bの運営、ラジオパーソナリティなどを務める原カントくんを迎え、「消齢化ってなに?」「消齢化とどう向き合ったらいいの?」などのQ&Aをもとに、対話形式で「消齢化」をひも解いていきます。
生活総研のアプローチに触れる機会となりますようトークイベントのご参加を心よりお待ちしております。
■トークイベント概要
「“消齢化”社会ってなんだ!?年齢に関係なく価値観でつながる時代を生きる」
日 時:2023年10月15日(日) 19:00~21:00(18:30オンライン開場)
方 法:来店もしくはオンライン
場 所:本屋B&B(世田谷区代田2-36-15 BONUS TRACK 2F)
費 用:①来店(1ドリンク付き)2,750円(税込)※定員に達し次第、締め切らせていただきます。
②配信1,650円(税込)
③配信+サインあり書籍2,618円(税込)※イベント後発送
④配信+通常書籍2,618円(税込)※イベント後発送
来店定員:50名
申し込み:https://bb231015a.peatix.com/
主 催:博報堂
【登壇者】
谷川 嘉浩 氏
京都市在住の哲学者。1990年生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。博士(人間・環境学)。現在、京都市立芸術大学美術学部デザイン科デザインB専攻講師。『信仰と想像力の哲学』(勁草書房)『スマホ時代の哲学』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)『ネガティヴ・ケイパビリティで生きる』(さくら舎)など著書多数。翻訳に、シェリル・ミサック『真理・政治・道徳』(名古屋大学出版会)、マーティン・ハマーズリー『質的社会調査のジレンマ』(勁草書房)がある。
博報堂生活総合研究所
博報堂の企業哲学「生活者発想」 を具現化するために1981年に設立されたシンクタンク。人間を、単なる消費者としてではなく「生活する主体」という意味で捉え、その意識と行動を研究している。1992年から続く長期時系列調査「生活定点」のデータをもとに「消齢化社会」を提唱。近年では、デジタル空間上のビッグデータをエスノグラフィ(生活現場の観察やインタビューを伴う調査手法) の視点で分析する「デジノグラフィ」も推進中。
▼最新の消齢化研究を紹介する特設サイト「消齢化lab.」
▼長期時系列調査「生活定点」