日本初、パートナー型サーチファンド活動開始のお知らせ

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ジャパンブルズアイキャピタル合同会社(本社:東京都文京区、代表:小林 英輔、以下「当社」)は、今般サーチ期間中の費用調達を目的とした合弁契約を締結し、サーチ活動(最大2年間)を開始したことをお知らせいたします。当社は経営候補者(サーチャー)である小林 英輔と洲崎 瑞治が共同創業者となり、17人/法人の投資家からの資金調達を経て設立された(トラディショナル型)サーチファンドとなります。
私たちはサーチファンドによる企業の事業承継を通じ、承継企業の更なる成長を追求するとともに、若者が経営者として活躍できるビジネスモデルの確立を目指します。

  • トラディショナル型サーチファンドとは

トラディショナル型サーチファンドとは経営者候補(サーチャー)が複数の投資家から資金を調達し、サーチファンドを組成、自らが事業を承継する1社の株式を譲り受け、その後中〜長期的な企業価値の向上に努める仕組みです。サーチファンドのビジネスモデルは、1984年に米スタンフォード大にて考案され、その後米国から世界各国に広がりました。ビジネススクール(MBA)の卒業生を中心に、これまでに全世界で700件以上のトラディショナル型サーチファンドが立ち上げられてきました。国内ではこれまで2件のトラディショナル型サーチファンドが組成されて来ましたが、当社はこれらに次ぐ3件目の組成(パートナー型としては初)となります。

  • パートナー型サーチファンド設立の背景

キャリアや性格の異なる2人が強みを活かし、弱みを補完し合い、1社の経営に力を注ぐことで、より高い成長を承継先企業にもたらすことを目的として、パートナー型サーチファンドを設立しました。2020年から2021年に立ち上げられた海外のサーチファンドのうち約4割がパートナー型という調査結果も示されており、国際的にもパートナー型サーチファンドは主要なサーチファンドの在り方として認識されています。

私たちはキャリアを通して、将来に存続すべき素晴らしい中小企業と関わってきました。私たち自身が中小企業に飛び込み、事業承継することで、未来に価値ある中小企業のバトンを繋いでいきたいと考えています。

  • サーチャー略歴

代表社員 兼 共同創業者  小林 英輔

「オーナー様の想いを受け継ぎ、社員の皆様と共により良い会社に育てます」

2013年に東京大学文学部を卒業後、三井物産株式会社に入社。金属資源本部の銅鉱山投資部署にて事業管理とモデリングに従事。四国支店に異動し、地場企業と合弁で養殖加工会社を立ち上げ、地場経営者の下で経営補佐と販売戦略策定を経験。その後、本店金属資源本部へ異動し、銅地金の先物取引やトレードファイナンス組成案件に従事。2023年、IE Business SchoolにてMBA取得。

業務執行社員 兼 共同創業者  洲崎 瑞治
「オーナー様と社員の皆様が、安心して将来に期待できる事業承継、経営を行います」

2015年に国際基督教大学教養学部を卒業後、株式会社セールスフォース・ジャパンに入社。インサイドセールス本部にて、中小企業と大企業の新規開拓に従事。大企業営業本部へ異動し、CXOへの提案と事業改革支援を行う。その後、中小企業営業本部へ異動し、100名以上の経営者への提案活動と事業成長支援を実施。2023年、IE Business SchoolにてMBA取得。

  • 投資家からのコメント

Nick Qiu, Principal, M2O Search

私が英輔と瑞治のパートナーとなる決断をしたのは、日本における喫緊の問題である、「持続可能な事業承継の必要性」に対処する、彼らの潜在能力を信じているからです。日本の経営者が未来を見据える際、誰が企業の意志を引き継ぐのかを考えることが非常に重要です。後継者を見つけることが難しい状況下において、彼らのアプローチは現実的で期待が持てます。さらに、私は彼らの能力と経験を非常に信頼しています。彼らは、個人としてもチームとしても専門知識を持ち、また過去の成功実績が彼らの潜在能力を証明しており、お互いの特徴をうまく補完しています。彼らはそれぞれの経験を通じて、日本市場への深い理解と経営に対する情熱を培ってきました。そして、素晴らしい能力だけでなく、人としての謙虚さも備えているチームです。私はこの2人の挑戦が今後の日本に良い影響を与えると確信しており、パートナーとして2人の今後を楽しみにしています。(日本語訳)

日本プライベートエクイティ株式会社 代表取締役社長
Capital Tree Japan LLC 代表社員 
法田 真一 氏

2023年、小林英輔さんと洲崎端治さんの2人のサーチャーが“ペア”を組んで、中小オーナー企業の資本と経営を承継するという、新しい形のサーチファンドが生まれました。2人の意欲と覚悟、能力、実行力を評価し、期待して、出資を通じて応援することとしました。1人のサーチャーが経営者となって経営を担うのと違い、“ペア”で経営を承継して担うとなれば、“1+1=2以上”にならなければ意味がありません。そして、“2人が先頭を走る経営”ではなく、“2人を中心とする全社一丸となった経営”が、”ペア”のサーチファンドであるからこその承継後の姿と考えます。2人を囲んで全社員が1つのチームとなって成長する姿が見られるものと信じています。事業承継の方法に正解はありません。小林さんと洲崎さんが経営者となり、承継した企業の成長発展と社員の皆さんの夢を倶に実現するまで、投資家として、また、チームの一員として応援します。

  • ジャパンブルズアイキャピタル合同会社

所在地   :東京都文京区本駒込6丁目13-19

設立    :2023年8月

代表者   :代表 兼 共同創業者 小林 英輔

事業内容  :(1) 事業承継問題を抱える中小企業の株式を譲り受け、経営を承継する事業、(2) 投資先の選定、投資及び投資先の経営、(3) 前各号に附帯関連する一切の事業

URL    :https://japanbullseye.com

お問い合わせ:https://japanbullseye.com/?page_id=14

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