福岡で挑戦するスタートアップの入居応募を受付中
Fukuoka Growth Nextは、福岡市の旧大名小学校の校舎を活用した官民共働型のスタートアップ支援施設です。福岡から将来のユニコーン企業を生み出すことをミッションとし、独自のハンズオンプログラムやイベント、ピッチコンテストなどを通じてスタートアップ企業や起業家が新たな価値を生み出し、グローバルマーケットへチャレンジすることを支援しています。
事務局には「FGNにはどんな企業が入居しているの?」「FGNではどんな支援が受けられるの?」という質問を日々たくさんいただきます。本インフォグラフィックは具体的な数値を通じて、FGNの今の姿を見ていただくことを目的に発表しています。現在も福岡を挑戦場所として選ぶスタートアップや起業家のみなさまからの入居申し込みや相談を受け付けています。ご興味のある方はぜひ下記URLからご応募ください。応募要項もPDFでダウンロードできます。
応募要項・入居応募
https://growth-next.com/entry
FGN入居企業が3年間で得た資金調達額はおよそ179億円
FGNに入居する企業は主に創業前、そして創業直後(いわゆるシードラウンド、アーリーラウンド)のスタートアップです。入居するスタートアップに対して、FGNを運営する事務局は定期的な面談とアンケートなどを実施し、各企業の状況を把握した上で、その企業に必要な支援をさまざまに提供しています。
FGN入居企業が2021年度(2021年5月31日から2022年5月31日)の1年間の間に調達した資金の総額はおよそ76億円で、リニューアル後の3年間でスタートアップが入居期間中に調達した資金の総額はおよそ179億円に達しました。またこの3年間で新たに792名の雇用(役員、正社員、アルバイト・パート)を生み出しました。そして入居企業の2021年度の売上増加率の平均は263%に達しています。
2022年5月31日時点でFGNに入居する企業は198社。今年6月にコワーキングスペースのニーズに合わせたリニューアルを実施。
FGNのインキュベーションスペースには、チームルーム、シェアオフィス、コワーキングスペースの3区分があります。FGNに現在入居している総企業数は198社。この数値からスポンサーを除いた入居区分ごとの入居者数は上のグラフの通りです。
教室をオフィスとして利用できるタイプのチームルームの入居社数が減っているのは、入居年限の制限により、年度替わりのタイミングでの退去が重なったこと、そして事業拡大のためにFGN外のオフィスへの移転を行った企業が増えたことが原因です。
固定席タイプのシェアオフィスの契約数の減少は、リモートワーク環境が整ったことから、コワーキングスペースへの契約変更を行った企業が増えたことが原因です。ただしこのトレンドは1席タイプのシェアオフィスに対してのみに生じており、複数席タイプのシェアオフィスのニーズには変化はありません。
そして2021年度もコワーキングスペースへの入居は大きく増えました。これは昨年同様に起業準備中の個人事業主や創業初期の入居者が増えたことに加え、福岡市外に拠点を置くスタートアップが新たに福岡市に拠点を作る場所としてFGNが選ばれていることが理由です。
このようなニーズの変化を受け、FGNではコワーキングスペースに多様な利用のされ方に合わせた増設・リニューアルを行い、打ち合わせや雑談も可能な「Social Lounge」、全席にモニターを設置して効率的に仕事に取り組める「Focus Room」、そして集中して仕事に取り組めるようにオンライン会議を禁止した「Concentration Room」の3区分に分けました。これによりパーソナルワークとコラボレーションワークをさらに快適に行えるように進化しました。
入居スタートアップの事業ドメインの多様性は継続
現在FGNに入居するスタートアップの事業にタグ付けをしたものを下記のツリーマップに示しています。企業によっては業種にまたがるサービスを提供しているため、1社あたり複数のタグ付けがされているところもあります。昨年度同様にバラエティに富んだ業種のスタートアップがFGNに拠点を構えていることがわかります。
FGN入居企業を支えるスポンサー企業は33社に
FGNにはスタートアップの成長を支え、スタートアップとの事業連携を探る企業がスポンサーとして携わってくださっています。2022年度は下記の33社がスポンサーとしてFGNの活動に参画いただくことになりました。この場を借りて感謝を申し上げます。
昨年度に引き続き幅広い業種からスポンサーに参画をいただいており、FGNに入居するスタートアップはスポンサーからそれぞれの強みを活かした支援を受けることができる環境が整っています。またスポンサー企業は、FGNのコワーキングスペースでスタートアップと机を並べて仕事をしたり、「FGN JUMP START PROGRAM」に代表される各種支援プログラムに参加したりなどのスポンサー特典を活用し、さまざまな活動を行っています。
FGN入居企業の成長をサポートする支援プログラム
FGNではさまざまなアクセラレーションプログラム(事業アイデアを具体化し、突き詰めていく講座や面談)やピッチイベント(投資家などに対して自身の事業を短時間で説明するイベント)、そして経営やデザイン、広報などの様々な分野の専門家に1対1で相談できるメンタリングプログラムを実施しています。FGN入居者はこれらのプログラムに無料で参加することができます。
メンタリングプログラムでは福岡内外の投資家やベンチャーキャピタル、そして経営者や各分野のプロフェッショナルと1対1で面談を行い、成長に向けたさまざまな相談を行うことができます。2021年度はオンラインとオンサイトを組み合わせて、49回のメンタリングを実施し、延べ234社が参加しました。メンタリングはFGNの入居企業だけでなく、広く福岡市内のスタートアップにも開放しています。メンタリングの開催はFGN公式サイトやソーシャルメディアで告知しています。参加希望の方はぜひご覧ください。
Twitter
https://twitter.com/fgn_fukuoka
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https://www.facebook.com/FukuokaGrowthNext/
スタートアップの資金調達ニーズに応える投資家向けピッチイベント「Unleash」を新たにスタート
2021年度はFGNを代表する毎月開催のピッチイベント「Growth Pitch」に加え、160名を超える投資家・投資機関が参加する招待制ピッチイベント「Unleash」を新たにスタートしました。Unleashは福岡のスタートアップが大きく成長する機会を作るため、スタートアップの成長に欠かせない資金調達にフォーカスしたプラットフォームをめざしており、FGN入居企業だけでなく、九州・沖縄のスタートアップからのエントリーも受け付けています。
Unleash ~シード・アーリーステージのスタートアップによる招待制ピッチイベント~
https://growth-next.com/unleash
【プレスリリース】福岡・九州のスタートアップへの投資機会の創出をめざす新プログラム「Unleash」をスタート
https://growth-next.com/news/fgn-launches-new-pitch-contest-unleash
FGNで開催されるイベントについては、2021年度も新型コロナウイルス感染症の影響を受け、実施数は減少しました。特に外部イベントの減少とコミュニティ発のイベントのオンライン開催が定着したことが大きな要因として挙げられます。しかしFGN主催のイベントについては大型化し、オンラインとオンサイトを組み合わせることで、数百人規模の参加者を得たイベントを実施することができました。2022年度は新型コロナウイルス感染症の状況を注視しつつ、主催イベントだけでなく、コミュニティ主導のイベントのオンサイト開催のニーズに応え、福岡のスタートアップコミュニティの中心を担うことをめざします。
また2022年度からは新たなイベントシリーズ「FGN Future Talks」を開始しました。FGN Future Talksでは福岡内外から様々なゲストを招き、スタートアップコミュニティに付随するさまざまなカルチャーを取り上げ、多様性のあるコミュニティの創出をめざします。
スタートアップ支援をさらに進めるために運営体制を新たに。一緒にFGNを盛り上げてくれるイベントコーディネーターを募集中。
FGNではスタートアップに特化した支援を進め、さらにさまざまな支援ニーズに応えるため、2022年度から事務局体制を変更しました。事務局長には前副事務局長の池田貴信が就任、入居者をより近いところから支援します。前事務局長の内田雄一郎はシニアアドバイザーに就任し、より広い視野からスタートアップ支援を行います。また事務局内に「ファシリティ」「インキュベーション」「広報」「コミュニティ」の4ユニットを置き、より高度化する支援ニーズに対応します。
また現在FGN事務局ではスタートアップ向けのイベントの企画・運営に関わっていただくイベントコーディネーターを募集しています。募集は「福岡市スタートアップ人材マッチングセンター」を通じて行っていますので、ご興味のある方はぜひお気軽にお問い合わせください。
福岡市スタートアップ人材マッチングセンター
https://sites.google.com/view/startupmatching2022#h.73f82d71so5z
Fukuoka Growth Nextについて
Fukuoka Growth Nextは、福岡市の旧大名小学校の校舎を活用した官民共働型のスタートアップ支援施設です。福岡から将来のユニコーン企業を生み出すことをミッションとしており、2022年5月末時点で190社を超えるスタートアップなどが入居。独自のハンズオンプログラムやイベント、ピッチコンテストなどを通じてスタートアップ企業や起業家が新たな価値を生み出し、グローバルマーケットへチャレンジすることを支援するとともに、雇用創出などによる地域経済の発展にも貢献しています。
実施主体:福岡市スタートアップ支援施設運営委員会(福岡市、福岡地所株式会社、さくらインターネット株式会社、GMOペパボ株式会社)
所在地:福岡県福岡市中央区大名2丁目6番11号
事務局長:池田 貴信
ウェブサイト:https://growth-next.com
お問い合わせフォーム:https://growth-next.com/contact