■アレルゲンは春だけでなく、秋にも多数
春のイメージが強い花粉ですが、ブタクサやヨモギなどは8月下旬~10月に花粉の飛散ピークを迎えます。また、ハウスダストも、秋に最も多くなるアレルゲンの1つです。夏に繁殖したダニの死骸やフンが増加して蓄積することで、部屋の空気中に大量のハウスダストが舞ってしまいます。こうした花粉やハウスダストなどのアレルゲンが皮膚に付着すると、かゆみなどのトラブルを引き起こす要因となるため、秋も皮膚を守るためのケアが大切です。
■アレルゲンの付着により、皮膚は慢性的な過敏状態に陥る
皮膚にアレルゲンが付着する(1)と、バリア機能を担う細胞間脂質の産生が減少して、乾燥や炎症の発生要因となります(2)。さらに、これらの影響により、かゆみを感じる神経線維が角層直下まで伸長することで、皮膚の刺激感受性が増し(3)、慢性的な過敏状態に。かゆみの生じやすい皮膚を繰り返し引っ掻くことで、さらなる炎症が発生し、悪影響となります。
■慢性的な過敏状態を改善する、バリアフィルムを搭載した処方技術
サティス製薬は、アレルゲンの付着を防止するとともに、慢性的な過敏状態の皮膚を改善するスキンケア処方技術を開発しました。本技術のベースには、2022年に発表した皮膚の異物付着を防止する「植物性多糖類のバリアフィルム」を採用。肌表面に形成されるバリアフィルムによって、アレルゲンの刺激因子が皮膚に直接触れることを防ぎます。さらに、本技術では、細胞間脂質の産生量を向上させて水分保持力を高める作用や、CB2受容体に働きかけるCBD様作用をもつ有効成分を配合し、過敏状態になった皮膚に対してもアプローチする設計にしました。
■本技術を用いた開発品の使用による皮膚への作用
(1)バリアフィルムにより、アレルゲンの付着を防止
「植物性多糖類のバリアフィルム」によって、アレルゲンの付着を97%カットします。
(花粉モデル=石松子の付着量測定試験より)
詳細はこちらhttps://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000066.000002821.html
(2)バリア機能の低下にかかわる細胞間脂質の産生量を向上
開発品を28日間連用した結果、素肌の状態で水分量が380%に向上することがわかりました。これは「植物性多糖類のバリアフィルム」が角層の水分蒸散を抑制するほか、細胞間脂質の産生作用をもつ有効成分の働きによるものです。
(3)CBD様作用で、塗った直後から刺激を感じにくい肌に
乳酸の強い刺激を感じた被験者が、開発品を塗布することで、乳酸の刺激感を感じにくくなったことを確認しました。本技術により、強い刺激に対する感受性が即時的に緩和されることが期待されます。
これらのことから、本技術は花粉やハウスダストなどの付着によって生じる、皮膚のかゆみや炎症を発生しにくくし、抑制する効果が期待できることがわかりました。外出時の花粉やハウスダストが気になる方や、慢性的なかゆみに悩む方に向けたオリジナル化粧品の開発に役立てることができます。
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■サティス製薬とは
天然由来成分を中心とした高性能スキンケア化粧品の開発・OEM製造によって、ユーザー1人ひとりが持つ肌悩みを解消し、理想の肌状態へと導くモノづくりを行っています。D2Cブランドのスタートアップ支援を得意とし、ブランド立ち上げから運営の支援までトータルサポート。独自原料の開発や、製品の有効性・安全性評価試験、物流サービス、販売サイトなど、一気通貫でブランドの事業支援を行っています。