富士通とあいおいニッセイ同和損害保険が提案する「フェーズフリーMaaS」の事業コンセプトが「フェーズフリーアワード 2023」アイデア部門Gold賞を受賞

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当社は、一般社団法人フェーズフリー協会が主催する「フェーズフリーアワード 2023」において、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:新納 啓介、以下、あいおいニッセイ同和損保)と共同で応募したオンデマンド交通サービス for resilience「フェーズフリーMaaS(以下、フェーズフリーMaaS)」がアイデア部門にて最高賞であるGold賞を受賞しましたのでお知らせします。

【「フェーズフリーMaaS」について 】

 フェーズフリーとは、身のまわりにあるモノやサービスを「日常時」と「非常時」というフェーズに関わらず生活の質を向上させ、私たちの生活や命を守ってくれるものにしようという考え方です。

 「フェーズフリーMaaS」は、デマンド交通車両を災害時にも活用し、自身では避難が困難な要支援者を避難所へ安全に送迎する事業コンセプトです。 

 本コンセプトでは、通常の移動手段として提供されるデマンド交通車両を、平時には利用者の目的地に応じて、計画・ルート算出を行うAIを活用した当社の「オンデマンド交通サービス」により、最適なルート・予約配車を行い、有事には、気象庁による警報が発令した際に、自動で送迎対象者(要支援者)・目的地(避難所)・車両を有事用に切り替えることができます。また、気象情報やSNS情報から災害に関わる情報を抽出し、リアルタイムで地図上に可視化する当社の「デジタルレジリエンスサービス」により、通行不可能なルートを迂回するなど最適なルートで要支援者を安全に避難所へ送迎します。

 また、あいおいニッセイ同和損保の避難を支援する保険と連動することで、送迎運賃や避難先での宿泊費などを保険で担保することができ、有事に自治体にかかるコストを平準化することが可能です。

図1「フェーズフリーMaaS」のイメージ図1「フェーズフリーMaaS」のイメージ

 今後、EV車両がデマンド交通にも普及されていくことを想定し、避難所での電力供給としてEV車両を活用していくことも検討しています。

図2 デマンド交通車両を活用した平時と有事のイメージ図2 デマンド交通車両を活用した平時と有事のイメージ

 
【 フェーズフリーアワードについて 】

 フェーズフリーアワードは、「フェーズフリー」のコンセプトによって、「災害による被害が起こりにくい、安心して豊かに暮らせる」社会を実現していくため、一般社団法人フェーズフリー協会が主催している活動の一つです。

PHASE FREE AWARD(フェーズフリーアワード)
フェーズフリーアワードは、「フェーズフリー」という防災に関わる考え方に基づく、さまざまな事業やアイデアを広く社会から募り、優れた対象を顕彰するイベントです。

 【 Gold賞受賞の理由 】

 デマンド交通は、高齢者などの要支援者に対して買い物や通院のための移動をサポートし、日常のQOLを高めるサービスとして「有効性」が高い。このシステムをクラウドサービスでリアルタイムの情報と連携させることにより、日常時の便利な移動手段としてだけでなく、非常時の安全な避難を促す手段として活用することができる。保険サービスや宿泊施設との連携、SNSによるイベント情報や気象情報の活用で「汎用性」が高くなり、より高度なフェーズフリーのサービスへと発展が期待できる。

【商標について】

本リリース中に記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

【 関連リンク 】

・オンデマンド交通サービス for resilience「フェーズフリーMaaS」

 https://aw.phasefree.net/award/pfaw2023i190/

・オンデマンド交通サービス

 https://www.fujitsu.com/jp/solutions/business-technology/future-mobility-accelerator/on-demand-traffic/

・デジタルレジリエンスサービス

 https://www.fujitsu.com/jp/products/network/managed-services-network/resilience/digital-resilience-service/

プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容などは発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。

≪本件に関するお問い合わせ≫ 

富士通株式会社

広報IR室

TEL:03-6252-2174(直通)

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