色あざやかな焼き物「 九谷焼 」を、見る/知る/めぐる、芸術祭「KUTANism(クタニズム)」。5回目となる今年度のプログラム詳細が決定しました。

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開催概要

事業名 :九谷焼の芸術祭 KUTANism 2023

テーマ :産地の色を、さがす旅。

総合監修:秋元雄史(東京藝術大学名誉教授)

会期  :2023年10月6日(金)~11月5日(日)

会場  :石川県小松市・能美市 各所

主催  :クタニズム実行委員会

共催  :小松市、能美市

協力  :石川県九谷窯元工業協同組合、石川県陶磁器商工業協同組合、九谷上絵協同組合、 九谷焼団地協同組合、公立小松大学、こまつKUTANI未来のカタチ、 小松九谷工業協同組合、モノヅクリ未来塾

公式サイト:https://kutanism.com

Instagram:https://www.instagram.com/kutanism_official/
Facebook:https://www.facebook.com/kutanism/
Twitter:https://twitter.com/KUTANism_jp
LINE:https://page.line.me/990ikmkt
YouTube:https://www.youtube.com/channel/UC3fKUoUhpm_9X5IlxbGhP6g

  • KUTANismとは

「KUTANism(クタニズム)」は、石川県小松市・能美市の伝統工芸「九谷焼」の芸術祭です。2019年より九谷焼の魅力を発信するべく、展覧会やツアーなど様々なプログラムを実施してきました。いよいよ来年にせまった北陸新幹線敦賀延伸に向けて、停車駅の小松市と、隣接する能美市の各所にて開催。九谷焼を育んできた街を周遊することで、九谷焼の多様さや奥深さを発見する機会を創出します。

  • 2023年度 全体概要

●テーマ「産地の色を、さがす旅。」

昨年のKUTANismでは、多くの九谷焼のイベントを展開しました。今年度は北陸新幹線延伸を来年に控え、産地の魅力を知ってもらうべく、イベントやスポットを繋いで、産地を周遊していただくことを目的としています。その切り口として「色」に着目。「色あざやかさ」は九谷焼の楽しみ方の一つです。 九谷焼を生み出す街も「色」を切り口に巡ることで、作り手とその工房、九谷焼を生み出す街の魅力を発見してみてください。

●プログラムと巡り方

今年度のプログラムは、①展覧会で九谷焼を見る、②工房見学で制作の場と人を知る、という2つの視点から九谷焼の魅力に迫ります。さらに産地ならではの九谷焼にまつわる施設も周遊スポットに加え(③)、それぞれの場所から抽出したアイコンカラーのシールを集めていくことで、「産地の色を、さがす旅。」をお楽しみいただけます。

KUTANismのスポットは計23か所

①街のユニークベニュー 3か所で見る九谷焼の展覧会 (展覧会会場でのワークショップも開催)

②11か所の工房・窯元 が仕事場を公開する工房見学

③産地ならではの九谷焼にまつわる関連スポット

◆ガイドブック

 KUTANismのスポット全23か所とそのアイコンカラーの紹介に加え、九谷焼をより良く知るキーワードやおすすめコース、会期中に産地で開催される九谷焼イベントも掲載しています。

<使い方> ガイドブックを頼りに展覧会や工房、関連スポットを巡り、 各スポットに置いてあるアイコンカラーのシールを ガイドブック表紙に自由に貼って、自分だけのガイドブックに彩っていきましょう。集めたシールに応じて九谷焼作家のうつわなどプレゼントもご用意!

ガイドブックの配布場所:

・金沢エリア:金沢駅

・小松エリア:小松駅/KOMATSU九/松雲堂/苔の里/CERABO KUTANI/小松市立博物館/小松市立錦窯展示館/小松市立登窯展示館/浅蔵五十吉深香陶窯/宇喜多窯/錦山窯/宮創製陶所/美山陶窯/宮吉製陶

・能美エリア:能美根上駅/能美ふるさとミュージアム/ウェルネスハウスSARAI/KAM能美市九谷焼美術館|五彩館|/KAM能美市九谷焼美術館|職人工房|/ギャラリー彩(支援工房九谷)/佐野九谷陶祖神社/上出長右衛門窯/清峰堂株式会社/福島武山工房/牟田陽日工房

※設置場所は変更となる可能性があります。変更がある場合、当サイトにてお知らせいたします。

  • プログラムの詳細内容

①街のユニークベニューで見る、九谷焼の展覧会

九谷焼を育んできた街の魅力も一緒にお伝えするべく、小松市・能美市のユニークベニュー3箇所にて展覧会を開催。多様な角度から見る九谷焼をお楽しみください。

苔庭×九谷焼 

「九谷のおきもの」展

獅子、干支、招き猫…、九谷焼の置物は、人生の節目を祝い、大切な人の無事を願う「縁起もの」として作られてきました。 時代の流れにあわせ、様々な人の努力や技術の変遷を経て形作られてきた九谷焼の一大ジャンルです。本展の会 場「苔の里」もまた人の手によって古くから受け継がれ てきた場所。そんな苔の庭から顔を覗かせる「九谷のおきもの」たちにぜひ会いに来てください。

会場:叡智の杜 苔の里(石川県小松市日用町寅73)

観覧料:500円(環境整備協力金※任意)

時間:9:00~16:00(10/7、8、14は21:00まで) 

休場日:会期中無休(荒天時は休場の可能性があります)

生活の中で使うヒントをご紹介

「九谷焼と暮らす」展

「九谷焼ってどう使う?」色や絵模様が個性的な九谷焼は、 時にそんな疑問を生むことも。本展では「九谷焼と暮らす」エッセンスを、かつて窯元だった小松町家でご紹介していきます。昔ながらの九谷焼から現代のものまで、九谷焼を生活の中に取り入れるヒントを散りばめた本展。自由な発想で九谷焼を楽しむきっかけになれば幸いです。

会場:ジャパン九谷のふるさと「松雲堂」(石川県小松市龍助町27)

観覧料:無料

時間:9:00~17:00

休場日:会期中無休

九谷焼の柄模様に注目

「九谷に包まれる」展

九谷焼の花形とも言える、美しい絵模様。その魅力を全身で体感できる空間を作り出します。能美市に本社を置くファブリックメーカー・小松マテーレの協力により出現するのは、“九谷焼柄の布の空間”。自分よりはるかに大きな「九谷に包まれる」、そんな新しい体験をぜひご堪能ください。

会場:能美ふるさとミュージアム 特別展示室(石川県能美市寺井町を1-1)

観覧料:無料

時間:9:00~17:00(最終入場16:30)

休場日:毎週月曜日、第3火曜日(月曜日が祝日の場合翌日休館)

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② 九谷焼の制作現場を知る、工房見学

11か所の工房・窯元が仕事場を公開。どんな人の手で、どうやって生まれてくるのか、九谷焼の制作現場を知ることができる工房見学を実施します。作家や職人と直接出会う機会を創出することで、九谷焼の奥深さを体感していただけます。

【参加工房・窯元一覧】

 浅蔵五十吉深香陶窯/宇喜多窯/上出長右衛門窯/KAM能美市九谷焼美術館|職人工房|/錦山窯/清峰堂株式会社/福島武山工房/宮創製陶所/美山陶窯/宮吉製陶/牟田陽日工房

※見学は事前予約制です。実施日程は各工房によって異なります。詳しくはKUTANism公式サイトをご確認ください。

◀錦山窯

◀福島武山工房

◀宮吉製陶

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③産地を良く知るための九谷焼関連スポット

産地ならではの九谷焼の関連施設を、街の魅力として定着 すべく周遊スポットとしてガイドブックにまとめました。 九谷焼の偉人を祀る神社から、現在の作家作品が見られるギャラリーまで幅広く紹介しています。

【関連スポット一覧】

ウェルネスハウスSARAI/KAM能美市九谷焼美術館|五彩館|/ギャラリー彩(支援工房九谷)/小松市立登窯展示館/小松市立錦窯展示館/小松市立博物館/KOMATSU九/佐野九谷陶祖神社/CERABO KUTANI

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展覧会にあわせて、九谷焼を「作ってみる」「使ってみる」ワークショップを実施します。

※要予約制です。詳しくはKUTANism公式サイトで随時お知らせしていきます。

 ◆九谷焼の絵付け体験 

うつわや箸置きなどに九谷焼の絵の具で絵付けを施します。産地ならではの技法を気軽に体験できます。

◆九谷焼×フラワーアレンジメント体験 

花器だけでなくカップなども使って、九谷焼のうつわに自由に生花をアレンジしていきます。

(講師:LITTERA FLOWER DESIGN)

◆九谷焼×苔盆づくり体験 

うつわの中に苔・砂・石で風景をつくる「苔盆景」。家に飾れる小さな苔庭を作ります。

◀フラワーアレンジ メント体験の講師を務める、 LITTERA FLOWER DESIGN

◀2021年ワークショップの様子

◀2022年ワークショップの様子

  • 掲載/取材に関するお問い合わせ先

クタニズム広報窓口(㈱ウィンダム内)

TEL:03-5642-3765

FAX:03-3664-3833

E-mail: kutanism@windam.co.jp

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