この度7月3日(日)に、「肝がんゼロを目指して 街頭キャンペーン」が熊本市で開催され、「知って、肝炎プロジェクト」スペシャルサポーターを務めるHKT48の地頭江 音々氏、田中 伊桜莉氏が出演しました。 “肝炎”という病気について理解を深め、肝炎ウイルス検査の必要性を知って欲しいという想いを熊本県の皆さんに伝えました。
【イベントレポート】
■若い世代の方々には、肝炎についての関心を持ってほしい
田中氏は「肝臓は”沈黙の臓器”とも言われていて、肝炎になっても痛くなったり、熱が出るといった症状がほとんどないんです。なので、知らない間に病状が進行してしまい、肝がんなどの命に関わる病気になってしまうことがあるんです。」と自覚症状が現れにくい特徴について話しました。
また、このイベントには熊本大学病院の田中靖人先生も登壇し、肝炎をはじめとする肝臓の病気についての詳しいお話をしていただきました。田中先生は「ウイルス性肝炎の原因には母子感染や性行為、輸血を伴う大きな手術での感染があります。また、ボディピアスの穴開け器具の使いまわしによる感染もあります。」と若い人でも感染する可能性があることを話しました。
この話を聞いた地頭江氏は「あらゆる世代の人が感染する可能性があるので、特に私たちと同世代の若い方々には、まず肝炎についての関心を持っていただきたいと思います。」と呼びかけました。
肝炎ウイルスに感染しているかどうかは、自覚症状が無く気が付きにくい為、肝炎ウイルス検査を受けて調べる必要があります。この検査の方法について田中先生に尋ねると、「1回の採血でわかります。保健所や病院で無料で検査を行っている自治体もありますので、是非、肝炎ウイルス検査を受けてください。」と話されました。
■「会社で健康診断を受けていても、油断しないでください」
HKT48 田中氏は「実は通常の健康診断では肝臓の機能の検査は行っていても、肝炎ウイルス検査までは行っていないことが多いんです。肝炎ウイルス検査はオプションで追加することが出来るので、みなさんも健康診断を受けるときは、”肝炎ウイルス検査も受けたほうがいいと言っていたな”とこのイベントのことを思い出してください!」と、健康診断を受ける際には、肝炎ウイルス検査も一緒に受けていただくように呼びかけました。
最後に、会場の皆さんに向けたメッセージを聞かれると、地頭江氏は「まさか自分が肝炎ウイルスに感染しているはずがないと思っていた方も、一度検査を受けてみようという気持ちになっていただけたら嬉しいです。自身のため、大切な人のために、まずは一度、肝炎ウイルス検査を受けてほしいです。」と話しました。
続けて田中氏も、「肝炎は重い病気に進行してしまう前に、早期発見・早期治療することが、とても大切なんだと知っていただけたらと思います。是非家族や友人にも肝炎の話をしていただけたら嬉しいです。」と、改めて肝炎ウイルス検査を受けることの重要さを呼びかけました。
■くまモンと一緒に肝炎体操!
同日、ステージにはくまモンも登場し、HKT48のお二人と、田中先生と一緒に「肝炎体操」と「かモン!くまモン!」を踊りました。肝炎体操とは、毎日の生活に運動習慣を取り入れて筋肉の委縮を予防することを目的とした体操です。 広い場所を必要とせず、その場でできる運動で、背中・太もも・ ふくらはぎを鍛える効果があり、来場者のみなさんにもその場で実践していただきました。
■無料の肝炎ウイルス検査ブースを出展
このイベントでは、無料で肝炎ウイルス検査を受けられるブースを設けました。ステージでの呼びかけもあり、沢山の方が検査を受けてくださいました。その他にも、血管年齢測定や、肝臓に関する相談ブースも設け、肝炎や健康について考える機会を作っていただけました。これを機に、今後も継続的にご自身の健康について関心を持っていただきたいと思います。
■開催概要
■催事名 :2022 「肝がんゼロを目指して」街頭キャンペーン
■日時 : 2022年7月3日(日) 11:00〜15:00
■開催場所 :アミュひろば
■出席者 :地頭江 音々氏(HKT48) / 田中 伊桜莉氏 (HKT48)
熊本県肝疾患診療連携拠点病院 肝疾患センター センター長 田中 靖人様
くまモン
AoRin姉妹
■主催 :熊本県 / 熊本県肝疾患診療連携拠点病院(熊本大学病院) / 熊本市 /
一般社団法人熊本消化器医療推進機構 / 一般社団法人日本肝臓学会
■協力 :熊本大学医学部 保健学科 看護学専攻 学生の皆様
熊本県肝疾患コーディネーター