経験者が最もおすすめする投資は、国内株式と投資信託が大多数!両者合計で63.7%という結果に。

この記事は約7分で読めます。
テクニカル分析専門サイト『テクニカルブック』は、初心者が始めやすい投資商品を調査する目的で、現在投資を行っている303名を対象にアンケート調査を行いました。本調査の結果に基づいて、投資経験者がおすすめする投資商品とおすすめしない投資商品、その理由などを整理しました。

◆調査サマリー

今回実施したアンケート調査の結果から得られた主な考察は、以下の通りです。

  • 1.初心者におすすめする投資経験者の割合が高い金融商品は、1位が「国内株式」で32.7%、2位が「投資信託」で31.0%、3位が「特になし」で19.5%

  • 2.最も多いおすすめ理由は、国内株式が「配当金/分配金などにより定期的に収入が得られるから」、投資信託は「リスクを抑えた投資ができるから」

  • 3.初心者におすすめしない投資経験者の割合が高い金融商品は、1位が「特になし」で25.1%、2位が「FX」で22.4%、3位が「暗号資産」で20.5%

  • 4.最も多いおすすめしない理由は、FX/暗号資産ともに「リスクが高いから」

※本調査を使用する場合は、出典元として以下のご記載をお願いいたします。

サイト名:テクニカル分析の解説サイト『テクニカルブック』

URL:https://runcha-app.com/technical/survey-recommended-investment/

◆調査の実施概要

調査機関 :自社調査

調査方法 :インターネット調査(株式会社ジャストシステム「Fastask」)

対象エリア:日本全国

対象者  :「現在、投資に取り組んでいる」と回答した20歳以上の男女

調査期間 :2023年7月13日~7月14日

有効回答 :303名

◆主な調査結果

1.投資経験者がおすすめする金融商品は、1位は「国内株式」で32.7%、2位は「投資信託」で31.0%、3位は「特になし」19.5%

これから投資を始める初心者に最もおすすめする金融商品について質問してみたところ、1位は「国内株式」の32.7%、2位は「投資信託」の31.0%、3位は「特になし」の19.5%となりました。4位の「外国株式」は6.9%と、4位以下は大きく割合が減っている形です。

国内株式/投資信託の2つだけで63.7%と大部分を占める一方で、その他の金融商品は合計しても16.8%にとどまっています。

2.最も多いおすすめ理由は、国内株式が「配当金/分配金などにより定期的に収入が得られるから」、投資信託は「リスクを抑えた投資ができるから」

上のグラフは、最もおすすめする金融商品で上位だった国内株式と投資信託、外国株式を中心に、おすすめする理由をまとめた表です。

国内株式をおすすめする理由の1位は、「配当金/分配金などにより定期的に収入が得られるから」で46.5%でした。全体(全金融商品の合計)で3位だった「配当金/分配金などにより定期的に収入が得られるから」が1位になっており、投資経験者は、配当金や株主優待であれば、知識や経験が少ない初心者も利益を出しやすいと考えている人が多いといえそうです。

投資信託をおすすめする理由では、1位が「リスクを抑えた投資ができるから」で73.4%という非常に高い割合で、2位の「長期的な資産形成に向いているから」も64.9%と高い割合になっています。このことからは、投資信託のリスク分散/長期投資との相性の良さがうかがえます。

なお外国株式で特徴的なのが、他の金融商品では回答した人が少なかった「大きな利益を得られる可能性があるから」が、52.4%で2位となっている点です。外国株式については、長期投資との相性が良いと同時に高い収益性も期待できると考えている投資経験者が多いのかもしれません。

3.初心者におすすめしない投資経験者の割合が高い金融商品は、1位は「特になし」で25.1%、2位は「FX」で22.4%、3位は「暗号資産」で20.5%

これから投資を始める初心者に最もおすすめしない金融商品について質問してみたところ、1位は「特になし」の25.1%、2位は「FX(外国為替取引)」の22.4%、3位は「暗号資産(ビットコインなど)」の20.5%となりました。4位の「先物/オプション」は9.2%と、3位との差が大きく開いています。

初心者におすすめしない金融商品は特にないと考えている人が最も多いですが、投資デビューにおいて「FX/暗号資産」は避けた方がいいと考える投資経験者も多いようです。

4.最も多いおすすめしない理由は、FX/暗号資産ともに「リスクが高いから」

上のグラフは、最もおすすめしない金融商品で上位のFX(外国為替取引)と暗号資産(ビットコインなど)、先物/オプションについて、その理由をまとめた表です。

いずれの金融商品についても、1位は「リスクが高いから」、2位は「相場変動が激しいから」、3位が「情報収集が難しいから」という結果になっています。特に1位の「リスクが高いから」はFXが83.8%、暗号資産が79.0%、先物/オプションで75.0%と、いずれも非常に高い割合となっているのが特徴です。

これは全体でも同様の結果となっています。多くの投資経験者が、初心者は大きな損失が出るリスクの少ない金融商品で投資デビューした方がいいと考えているといえそうです。

ちなみに、おすすめしない理由として「利益率が低いから」を選択した人は、全体で11.5%と低い割合(「その他」を除くと下から2番目)にとどまっています。このことからも、初心者は大きなリターンを狙うよりも、リスクを抑えることを重視すべきと考えている投資経験者が多いと推測できるでしょう。

◆テクニカル分析が投資成果に対する満足度向上につながる可能性

今回の調査結果からは、投資経験者の投資デビューに対する考え方が見えてきました。投資経験者が初心者におすすめするのは、定番どころの国内株式/投資信託が大部分で、他の金融商品をすすめる人はあまり見られません。一方でおすすめしない金融商品としては、「特になし」とする人も多かったものの、FX/暗号資産を挙げる人が多いという結果でした。

この結果は、投資デビューにおいて、大きな損失を出すリスクをできるだけ避けて、収益性よりも安全性を重視した方が望ましいと考えている、投資経験者が多いことがうかがえます。これから投資を始めようと考えている初心者の人は、まずはリスク管理の考え方を学ぶことが大切といえそうです。

本調査の結果を踏まえて『テクニカルブック』は、読者の一人一人がリスクを抑えながら投資を進めるテクニックを身に付けられるよう、有用な情報提供に尽力してまいります。

なお『テクニカルブック』では、引用可能な補足情報やアンケートデータ、グラフ画像等を公開しておりますので、併せてご活用ください。

※本調査を使用する場合は、出典元として以下のご記載をお願いいたします。

サイト名:テクニカル分析の解説サイト『テクニカルブック』

URL:https://runcha-app.com/technical/survey-recommended-investment/

◆『テクニカルブック』について

『テクニカルブック』は、テクニカル分析に関する実践的な情報を提供する専門サイトです。初心者から上級者まで幅広い層のトレーダーに有益な情報を提供するために、投資のプロから監修を受けています。

・山中康司氏:為替情報配信・セミナー講師・コンサルタントなど幅広く活躍

・内田まさみ氏:ラジオNIKKEIや雑誌など多数のメディアに出演

さらにデモトレードを進化させた練習アプリ『Runcha』を提供中です。『Runcha』は、過去20年分のチャートを使って本格的な練習ができるほか、勝率やリスクリワードレシオなども自動で集計されます。自分のトレードの癖を理解し、効率良くスキルアップを目指せるアプリです。

・テクニカルブック:https://runcha-app.com/technical/

・Runcha:https://runcha-app.com/

◆株式会社アドバン

株式会社アドバンは、Webマーケティングや投資教育サービスの運営を行っています。『テクニカルブック』や『Runcha』のほか、以下のような初心者向けアプリも提供しています。

・FX初心者ガイド:https://ad-van.co.jp/ie/fx-guide/

・サルでもわかる副業FX:https://ad-van.co.jp/ie/saruwakafx/

・ビットコイン初心者ガイド:https://ad-van.co.jp/ie/cryptoguide/

・猫でもわかる仮想通貨:https://ad-van.co.jp/ie/neko-crypto/

・PipopaPips:https://ad-van.co.jp/ie/pipopapips/

タイトルとURLをコピーしました