情報収集・購買行動の変化の先にあるブランド構築のプロセスは変わる?
スマートフォンやSNSが浸透し、人々の情報接触行動、企業・ブランドとの出合い方や購入の仕方も変化をしています。情報収集・購買行動が変化をしているとするならば、その先にあるブランド構築のプロセスにも変化はあるのでしょうか。本特集では、最近ヒットし、市場から支持を得た商品・サービスの事例の分析を通じて、今日的な「ブランド構築」のプロセスを考えていきます。
「宣伝会議賞」カウントダウン企画 協賛企業×受賞者対談
ブランドが目指す姿が表現された言葉だった
1本のコピーがサウンドロゴ、さらにイラストへ
日本最大規模の公募広告賞である第61回「宣伝会議賞」の募集開始まであと1カ月を切りました。今号はカウントダウン企画を掲載。第60回「宣伝会議賞」、コシダカの課題で協賛企業賞を受賞した作品「無限にひろがる夢中空間。」が、同社の広告クリエイティブに活用されています。取り組みの背景について、コシダカの久保洋之氏と受賞者の内野大介氏(所属:サントリーウエルネス サービス事業部)に聞きました。
『宣伝会議』2023年9月号(8月1日発売)
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巻頭特集から見どころを一部ご紹介します。
あえてマーケットインの思考から脱出!技術への驚きが拡散を生んだ「冷やし中華」
ニチレイフーズ
冷凍食品の需要拡大が加速したコロナ禍。ニチレイフーズでは、レンジで加熱した後も冷たく仕上がる新技術を導入した冷凍食品「冷やし中華」を2022年に発売開始。初年度は200万食以上を販売した。『氷が解けない』という驚きが定期的にSNSで拡散され、2年目の売上も好調だ。Webを中心にした施策の背景について、マーケティング部の樋本達也氏に聞いた。
求められるのは新しい「暮らしの指針」4Sでディープ&ストロングなブランドをつくる
熊本県立大学
教授 丸山 泰氏
生活者の価値観は多様化し、さらに企業と生活者との接点も多様化した現在。昭和の時代にマス広告を駆使して構築されてきたような「メガブランド」をつくりあげることは難しくなってきているのではないだろうか。そんな仮説を踏まえたとき、今の時代にあるべきブランドの姿をどのように描くことができるのか。熊本県立大学の丸山泰教授が解説する。
【特集】
SNS時代 新しい「ブランド」のつくられ方
・話題をつくり続けるリップモンスター
メイク欲の刺激は「場づくり」が鍵
花王
・カンロのZ世代プロジェクト
「透明なハートで生きたい」の波及効果
カンロ
・あえてマーケットインの思考から脱出
技術への驚きが拡散を生んだ「冷やし中華」
ニチレイフーズ
・スマホを意識し、縦型動画にも挑戦
「カロリーメイト」受験生応援CM
大塚製薬
・100周年を迎えた森永製菓「マリー」
10のコラボで話題を拡散
森永製菓
・求められるのは新しい「暮らしの指針」
4Sでディープ&ストロングなブランドをつくる
熊本県立大学 丸山 泰
・無意識・無目的のザッピングのなかで
ブランドはどう形成されるのか?
電通 宮前政志
・顧客起点からライフ起点へ
それぞれの「リチュアル」に寄り添う体験を
アクセンチュア 野田慎太郎
・2億人以上がプレイする「Roblox」を活用
世界のα世代とつながるHonda Rewired
本田技研工業
・グローバルのハブとなりブランドを向上
「KUBOTA FUTURE CUBE」の戦略
クボタ
・SNS経由のエントリーが10%
自社の革新性をふるまいを通して伝える
USEN-NEXT HOLDINGS
■月刊『宣伝会議』について
○主要読者/メーカーやサービス、流通小売など広告・マーケティング業務に携わる方
○株式会社宣伝会議は、1954年に創業したマーケティング・コミュニケーションの総合シンクタンク。マーケティングに関わるすべての人に向け、雑誌・書籍の出版や教育講座を全国展開しています。
○発行元/株式会社宣伝会議
○判型/A4変型、平とじ、160ページ
○定価/1,500円(税込)
○創刊/1954年
○販売/全国有力書店ならびに定期購読