プラスチックを82%削減し環境に優しい紙ベースのインクカートリッジを販売開始

この記事は約3分で読めます。
グローバルに広告・看板用インクジェットプリンターや3次元ものづくりツールを製造・販売するローランド ディー.ジー.株式会社(本社:静岡県浜松市、代表取締役 社長執行役員:田部耕平)は、従来のプラスチック製インクカートリッジから紙ベースに素材変更し、プラスチックを82%削減した新インクカートリッジの販売を開始したことをお知らせします。

■環境に配慮した紙ベースのインクカートリッジ販売の背景

当社は2015年より、パウチタイプインクの採用によりプラスチック使用料を削減し、環境に配慮してまいりました。さらに環境への負荷を減らすために、今回の紙ベースのインクカートリッジの販売にいたりました。本製品は本日発表した地域限定ブランドの低溶剤プリンター「DGXPRESS(ディージーエクスプレス)」(リンク挿入予定)の新製品ER-642の専用インク(D-EAインク)として開発したものです。また、既に発売済みのプラスチック製インクカートリッジも順次、紙ベースの素材に切り替えを進めます。

 

■環境負荷の低減

紙ベースのインクカートリッジに素材変更することで、従来のインクカートリッジで主に使用していたポリブチレンテレフタレートの使用量を年間で116.7t削減できます。今回の新インクカートリッジでは新たに紙36.0tと少量のポリプロピレンを21.3t使用しますが、温室効果ガスに換算すると、年間で約350tの削減を実現します。再生可能な木材を素材とする紙ベースに移行することは、持続可能な未来のための重要な一歩となると考えています。

ローランド ディー.ジー.は、今後も持続可能な素材の使用とリサイクルによる廃棄物の最小化を備えたインク開発で環境負荷の低減を追求し、より良い製品とサービスの開発をおこなってまいります。

ローランド ディー.ジー.株式会社について

ローランド ディー.ジー.株式会社は、デジタルプリンティング分野におけるソリューションプロバイダーです。主力製品である業務用のインクジェットプリンターやカッティングマシンは、産業・商業印刷のデジタル化を推進し、広告看板やポスター、ステッカー・ラベルの製作からアパレルやグッズ、スマートフォンケースなどの身の回り品への加飾印刷まで、幅広い用途で活用されています。近年では、ユーザーのプリンティングオペレーションに安心と快適をもたらし、ビジネスの生産性向上をサポートするコネクテッドサービスや、個人のお客様が気軽にオリジナル印刷を楽しむことができるデザインプラットフォームを開発するなど、デジタルトランスフォーメーションによる新たな価値創造にも積極的に取り組んでいます。

タイトルとURLをコピーしました