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書籍情報
【タイトル】
これまでの仕事 これからの仕事
~たった1人から現実を変えていくアジャイルという方法
【著者】
市谷 聡啓
【発売日】
2023年6月17日(土)
【出版社】
技術評論社
【定価】
1,760円(本体1,600円+税10%)
【仕様】
四六判/208ページ
【ISBN】
978-4-297-13553-9
【Amazon】
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書籍概要
私たちは時として目標を見失うことがあります。個人として、あるいはチームや組織として「どこから」「どこへ」向かおうとしているのか。「どこから」とはどこなのか? 「どこへ」とはどこがありえるのか? レッドジャーニーではデジタルトランスフォーメーションの伴走支援活動の中で常にこの問いに向き合っています。本書では、著者市谷が20年の年月を経てたどり着いた、これからの仕事の取り組み方についてお伝えします。
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出版背景
いままでの日本の組織を支えてきた正解ありきの仕事のやり方や考え方は、変化の激しい社会環境や多様化する顧客のニーズに対応できなくなってきています。また、顧客自身もどのようなことに価値を見出すか明確でない場合も往々にしてあるため、絶対的な拠りどころがないまま仕事を進めることになります。
今の時代に必要になる仕事の考え方や取り組み方の手がかりは「ソフトウェア開発」にあると考えています。なぜなら、ソフトウェア開発は現在の社会環境に先行し、捉えどころのない顧客の期待に20年以上臨機応変に対応してきた実践知があるためです。
以上のことから、著者自身が失敗10年適応10年を繰り返す中でたどり着いた、これからの時代に必要とされる仕事の取り組み方を共有させていただくことになりました。
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章構成
第1章 「数字だけ」から、「こうありたい」へ
第2章 目先の効率から、本質的な問いへ
第3章 想定どおりから、未知の可能性へ
第4章 アウトプットから、アウトカムへ
第5章 マイクロマネジメントから、自律へ
第6章 1人の知識から、みんなの知識へ
第7章 縄張りから、越境へ
終 章 思考停止から、行動へ
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著者からのメッセージ
「これまでの仕事 これからの仕事」とは、どこから、どこへの2点間移動のこと。「これまで」がどのくらいあてはまってしまっているか、「これから」への方向感がどのくらい得られているか。この本をそっとあてて、どこからどこへの距離感を測ってみてください。
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著者プロフィール
市谷 聡啓(いちたに としひろ)
株式会社レッドジャーニー 代表 / 元政府CIO補佐官 /
DevLOVE オーガナイザー
大学卒業後、プログラマーとしてキャリアをスタートする。国内大手SIerでのプロジェクトマネジメント、大規模インターネットサービスのプロデューサーやアジャイル開発の実践を経て独立。現在は日本のデジタルトランスフォーメーションを推進するレッドジャーニーの代表として、大企業や国、地方企業のDX支援に取り組む。新規事業の創出や組織変革などに伴走し、ともにつくり、課題を乗り越え続けている。訳書に「リーン開発の現場」、おもな著書に「カイゼン・ジャーニー」「正しいものを正しくつくる」「チーム・ジャーニー」「いちばんやさしいアジャイル開発の教本」「デジタルトランスフォーメーション・ジャーニー」
「組織を芯からアジャイルにする」がある。