「どうする家康 浜松 大河ドラマ館」の見どころチェック!
浜松市の大河ドラマ館はゼロから建設
どうする家康 浜松 大河ドラマ館は、施設をゼロから建設しました。光沢のある黒い外壁は、浜松の主要産業の一つであるピアノをモチーフとしたデザインになっています。それは、ピアニスト稲本響さんが奏でるドラマのテーマ曲「暁の空」が聴こえてくるかのようです。大河ドラマ館の中は、天井を高く設計し、ドラマの世界観をダイナミックに楽しめる大道具や大迫力のスクリーンを展示しています。空間の広さを活かした、印象に残るコンテンツが揃っています。
【見どころ其の壱】リアル感がスゴイ!実際の撮影で使用されたセットを見るべし
浜松城の最前線基地「出丸見張り小屋」は、ドラマで実際に使用されたもの。屋根の上の大きな石は発泡スチロールで作られていますが、見た目はまさに岩石。木材も経年劣化を感じられる加工が施されています。実物のように表現する大道具・美術の技を、間近で観察してみてください。
【見どころ其の弐】大迫力の290インチ!大型スクリーンで最新の映像技術で体感すべし
大河ドラマ「どうする家康」では、独特な映像技術も見どころの1つ。ハリウッドやディズニーでも活用されている最新のバーチャルプロダクション技術を使用しています。戦国時代の風景を作り出し、大迫力の合戦シーンなどが演出されています。大河ドラマ館では、築城時・平常時の朝昼夜・戦時の朝昼夜の7場面を、290インチの大型スクリーンで体験できます。
【見どころ其の参】お子さまと一緒の来場なら、スペシャルコンテンツを楽しむべし
床に投影された文字“どうする”を踏むと、文字がカラフルにはじけて壁面に向かって飛んでいき、大河ドラマのタイトルバッグ映像に出てくる様々なモチーフが出てきます。お子さまはもちろん、大人の方も、ぜひ体験してみてください。
【見どころ其の四】浜松でしか見られない!4Kシアターでドラマのテーマを深堀すべし
出演者インタビューやメイキング映像を、240インチの大スクリーンで楽しめます。上映10分間の「浜松へ〜家康 天下人への足がかり〜」と、6分間の「ドラマと音楽〜言葉にできないものを曲に込めて〜」の2部構成。オープニングテーマ曲やサウンドトラックに込められたメッセージを読み解けば、これからの大河ドラマの視聴がもっと楽しくなるはず!
まだまだあるよ!浜松出世パークの見どころチェック!
天守閣を見下ろせば、立派な葵紋が出現!
ゲートをくぐり広場「浜松出世パーク」へ進むと、東西に少し長い楕円形の芝生広場があります。随所に家康公時代の浜松城を学べるパネルが設置されているので、当時の浜松城を想像しながら、ぐるりと散歩をお楽しみください。実は、この広場は三つ葉葵で知られる徳川家の家紋をイメージして造られており、浜松城天守閣から広場を見下ろすと、楕円形ではなく美しい円形の葵紋に見えるように設計されています。ぜひ写真におさめて見てください。
オリンピック材をふんだんに使用した装飾に注目
浜松出世パーク内は、日本三大美林の1つである天竜美林をモチーフに、装飾が施されています。天竜杉はサステナブルな素材として世界的に注目を集めるFSC認証材。よく見ると、「USED IN VILLAGE PLAZA」との刻印が!東京2020オリンピック・パラリンピックの選手村で使用されたレガシー材です。ここで使用されているのは35立米!家1軒分の木材が使われています。
理解が深まる!XRで戦国時代をリアルに体感
アプリを使い、指定場所でスマートフォンをかざすと、大河ドラマ館の敷地となっている「二の丸御殿」、「枯山水庭園」をARで見ることができます。また、歴史体験型XRストーリー「三方ヶ原の戦い」の公開も開始。迫りくる武田軍や家康公の決断などの名場面が体験できます。浜松城では、当時の浜松城全景から御殿内での軍議の様子、天守門などをVRで楽しめます!
「出世の街 家康SHOP」には100社550商品がずらり
浜松の特産品やお土産などを販売するショップ。多くの地元企業が相次ぎ新商品を投入。プレオープン時には87社420商品だったところ、グランドオープン時は更に拡大し、100社550商品を販売しています。手頃なお菓子類は特に人気ですが、主演松本潤さん監修の大河ドラマグッズや浜松市限定商品など、プレミアムアイテムも見逃せません。天竜ひのきを使った家紋ストラップなど、カプセルトイも好評です。
そうだったのか!見方が変わる浜松城
家康公が29〜45歳、17年間の若き頃を過ごし、天下統一の礎を築いた浜松城。江戸幕府300年の原点であるとともに、多くの歴代城主が幕府の要職に登用されたことから、後に出世城と呼ばれるようになりました。市街地にありながら豊かな森に囲まれた公園は、浜松市のセントラルパークとして県内外問わず多くの人に親しまれています。浜松城には観光ボランティアガイドの会が常駐。10時から15時までの間に浜松城内を一緒に歩きながら解説してくれます。
【見どころ其の壱】先人の知恵が詰まった見事な石垣
浜松城の石垣は複雑な形状を持ち、全国的にもとても珍しく価値があるとされています。石材は市内の大草山・根本山・湖西市知波田産の珪岩で、浜名湖や佐鳴湖の水路で運ばれたと言われています。
自然の石を加工せず、そのまま積み上げる野面積み。大きな面を内側にして積まれており、隙間には飼石を入れて固定。背後には大量の栗石を詰めて強化するなど、多くの工夫がなされています。角部は長い石材の長辺と短辺を左右交互に振り分けて積む算木積み。これも強度を重視した積み方です。
天守曲輪に残る石垣は、上半部だけに石が積まれており、鉢巻石垣と呼ばれています。随所に屏風折や出隅、入隅が見られます。これらの複雑な形状は、迫りくる敵に側面から攻撃を加えるためであり、死角をなくすことでより防御力を高めています。
【見どころ其の弐】歴史的興味が深まる天守閣と天守門
城内には家康公と城下町浜松にまつわる資料、武具などが展示されています。天竜杉を使って復元した高さ9.4m、幅11m、奥行き5mの巨大な天守門も見もの!
天守門の両側の「鏡石」に注目!
鏡石は、城の壮大さや城主の権力を表しています。門の上にある櫓には武器や食料を保管し、籠城戦になった際に攻めてくる敵をここから弓矢や鉄砲で迎え撃てるようになっています。
【参考】浜松瓦版
https://prtimes.jp/a/?f=d49248-269-a7d404af09c879e29af40776600ad4e0.pdf