【リアル公演・ワークショップ】異言語Lab.、contact Gonzo(パフォーマンス集団) × やんツー(美術家)、蓮沼執太(音楽家)・梅原徹(音楽家・美術家)・宮坂遼太郎(パーカッション奏者)
【オンライン配信】AR三兄弟(開発ユニット)・小林幸子(歌手)・鎮座DOPENESS(ラッパー) ・ヨネダ2000(お笑い芸人) ほか、Molly Joyce(アーティスト)/キュレーター:田中みゆき、キュレーター:KYOTO EXPERIMENT、オル太(アーティスト集団)、Dance Base Yokohama(ダンスハウス)
バリアフリーなオンライン劇場、THEATRE for ALL(運営:株式会社precog)は、作家が身体表現の翻訳を考え、作品へのアクセシビリティを「ALL=あらゆる人」に向けてひらく実験的フェスティバル、「TRANSLATION for ALL トランスレーション フォー オール」を開催。contact Gonzo(パフォーマンス集団) × やんツー(美術家)による公演、蓮沼執太(音楽家)・梅原徹(音楽家・美術家)・宮坂遼太郎(パーカッション奏者)による参加型演奏会のチケット販売を開始します。https://theatreforall.net/translation-for-all/
5月~6月にかけてリアル公演・ワークショップと、オンライン配信で開催する本フェスティバルは、視覚や聴覚の障害、言語の違い、移動に対しての障壁など、さまざまなバリアを作家が各々の手法で乗り越えられるよう創意工夫した実験の場として、8作品を発表します。リアル公演は、チケット発売を開始した2作品に続き、異言語Lab.による手話をテーマにしたワークショップが決定。配信作品は、AR三兄弟(開発ユニット)・小林幸子(歌手)・鎮座DOPENESS(ラッパー) ・ヨネダ2000(お笑い芸人) ほか、オル太(アーティスト集団)、Dance Base Yokohama(ダンスハウス)に続き、表現の捉え方を障害当事者含む鑑賞者とともに再考する田中みゆき氏(プロデューサー)によるキューレーションでMolly Joyce(アーティスト)が決定しました。また、国内外の「EXPERIMENT (エクスペリメント) = 実験」的な舞台芸術を創造・発信するKYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭によるキュレーション作品も予定しています。
THEATRE for ALLはこれまで2年間、「バリアフリー字幕」「音声ガイド」に対応した動画を約150種制作・配信してきましたが、演劇等の制作会社の知見を生かした独自の取り組みとして、標準的なバリアフリーだけでなく、作品コンセプトやその実験性に基づいて創作する「作家オリジナルのバリアフリー」の模索も続けてきました。 本フェスティバルでは、そのような取り組みを集めてご紹介するとともに、誰しもが楽しめるイベントづくりを目指し、手話通訳・音声ガイド、会場までのバリアフリールート案内、同行援護サービスなどの個別のアクセシビリティ対応をご用意しています(次頁参照)。本フェスティバルをきっかけとし、舞台芸術分野でのアクセシビリティの充実と普及を目指してまいります。
★リアル公演
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「めとてであそぼう!しゅわいんぷっと!ワークショップ」異言語Lab. ★5月11日(木)、チケット発売予定
【手話ができなくても一緒に】
手話に始めて触れる人も、手話マスターも楽しめるカードゲーム「サインフィクショナリー」
手と目でことばを紡ぐゲーム!手話に初めて触れる方はカードを通して手話を当てながら覚えよう。たくさん覚えられたら、どれだけ手話を覚えられたかスピードで競おう!手話マスターはカードにある手話を当てたらアウト!手話以外の新しいサインを発明して、サイン発明王の称号を目指せ!
日時:6月11日(日)時間未定
会場:都内(後日HP・SNSにて発表)
コミュニケーション手段:ワークショップ内では音声言語は使わず、サイレント、筆談や身振りを使ってコミュニケーション
対象年齢:小学生から大人まで
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「jactynogg zontaanaco ジャkuティー乃愚・存taアkoコ」 contact Gonzo × やんツー
★チケット発売中
【身体と人工知能、知をめぐる共進化の歴史的な一幕】
身体を接触させる即興的パフォーマンスを行なう芸術家集団contact Gonzoと、自律的な機械などを用い芸術表現の主体性を問うアーティストのやんツーが、2019年に制作したパフォーマンス作品「untitled session」を下敷きに、2023年、新作パフォーマンス「jactynogg zontaanaco ジャkuティー乃愚・存taアkoコ」を制作、公開する。
本パフォーマンス作品は、やんツーが制作した自走する機械を通して、contact Gonzoの即興パフォーマンスが画像として認識(誤認)、言語化、発話される。contact Gonzoによる身体運動は、昨今の画像を学習する人工知能のモデルを用いれば、自然言語として出力可能である。しかし、身体にまつわる知的な認識方法は、言語と視覚だけには留まらない。本パフォーマンスは、最新の対話型AIをシステムに組み込み、新たな翻訳者として身体表現に介入させることで、未知の知の形態を炙り出す。
日時:5月19日(金)19:00、5 月 20 日(土)15:00※、5月21日(日)15:00 ※アフタートークあり
会場:ANOMALY(東京都品川区東品川 1-33-10)
参加費:一般(特典付)|¥6,000、一般|前売 ¥3,000・当日 ¥3,500、U25|前売 ¥2,500・当日 ¥3,000
※特典:本パフォーマンス中にうまれた作品の一部を当日お渡しします。前売りのみ数量限定販売
※当日券の販売有無は、予約状況によって異なります
※障害者手帳をお持ちの方1名につき、介助者1名のみ無料
チケット取扱:Peatix・当日券(詳細:https://theatreforall.net/join/jactynogg-zontaanaco/ )
鑑賞方法:目で/耳で/日本語字幕/AIと人間がパフォーマンスの様子を音声言語にします
会場設備:車椅子エリア/多目的トイレ/エレベーター/おむつ交換台授乳室
*5月20日(土)は、視覚障害の方向けの同行援護サービスあり(要申込み)
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参加型演奏会「PLAY ?ーあそぶ?おとをだす?」 蓮沼執太・梅原徹・宮坂遼太郎
【からだやこころを動かすこと (PLAY)、それは音を出してみるこ と(PLAY)かもしれない? 】
楽器が演奏できなくても、リズム感がなくても、大人でも、子どもでも、聞こえない人も、見えない人も、車椅子を使っていたり体が動かしにくい人も、なかなか外出が難しい人も、誰もが一緒に、日々の生活にあふれる「おと」を使って、一緒にPLAYしてみるかい演奏。視線入力で音楽をつくる演奏者も遠隔参加する。自分のからだを使って「音」を出してみたり、ときにはだれかの「音」を聴いてみたり、もしかしたら触れる「音」だってあるのかも?公園に遊びに出かけるような気持ちで、ぜひPLAYしにきてください。
ゲスト:細井徳太郎(ギタリスト)梶山紘平(サウンドデザイン)
日時:5月27日(土) 14:30~15:30
会場:渋谷パルコ10F 「ComMunE」および屋外(雨天時は、「ComMunE」のみにて実施)
参加費:500円(車椅子エリア/手話が見えるエリア/着席エリア/自由エリア)
※障害手帳をお持ちの方1名につき、介助者1名のみ無料
※小学生以下は無料
チケット取扱:Peatix・当日券(詳細:https://theatreforall.net/join/translation23-play/ )
対象:どなたでも(耳の聞こえない人、目の見えない人、障害のある人もぜひご参加ください)
鑑賞方法:目で/耳で/子どもと/非言語で/音声ガイド/手話
会場設備:車椅子エリア/多目的トイレ/エレベーター/おむつ交換台授乳室
*視覚障害の方向けの同行援護サービスあり(要申込み)
★オンライン配信
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「文明単位のラブソング」 総合演出:川田十夢、開発:AR三兄弟
【小林幸子と鎮座DOPENESSが、日本の歴史、時代単位で聞こえてくる音を、現代から過去へむかって吟じるパレード。】
川田十夢(AR三兄弟)総合演出のAR技術を活用し、本邦初公開の新曲「文明単位のラブソング」を立体的に発表。手話つき動画もTHEATRE for ALLにて公開予定。あらゆる表現は時間の制約に対する挑戦である。レコードの発明、ラジオやテレビの誕生からインターネットへと続き、SNSの隆盛期である現代の時間軸は加速度を増しているー。文明ごとの変遷に思いを馳せて立体的な音響を記録・再生するパレードを、レコードという単位から立ち上げる。
①アプリ配信:「社会実験」 配信開始:5月27日(土) ~
出演:小林幸子(歌手)、鎮座DOPENESS(ラッパー)、石川浩司(シンガーソングライター)、
ヨネダ2000(芸人)、いがみの権太+人形遣い(人形浄瑠璃 文楽)、おわら風の盆(伝統)、
チャンココ(念仏踊り)、音無史哉(笙)
歌:小林幸子・鎮座DOPENESS 作詞:川田十夢 作曲:蓮沼執太
②手話つき動画配信:THEATRE for ALL 配信開始:6月15日(予定)
手話監修:那須英彰・那須映里 / 手話出演:那須映里・鹿子澤 拳
費用:無料
手話監修・手話出演:那須映里氏(手話エンターテイナー/役者)よりコメント
日本語の文章に合わせて手話単語を表出する「手話歌」はこれまでに多かったのですが、そのような方法ではろう者にとっては楽しめないものになってしまいます。日本語と日本手話は言語として違うものであり、日本語の順番に沿って表すものではなく、日本手話そのものを大切にしたいと思いました。ろう者が見て楽しめるように、歌を情景的に手話で表現します。ラップ調と演歌を、歌の雰囲気に合わせて情景的に表現することは大きなチャレンジになると思います。かのけんや那須英彰さんと試行錯誤しつつ、完成させていきたいです。応援のほどどうぞよろしくお願いいたします!
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「“Left and Right” *First streaming as the Japanese version.」Molly Joyce
【音楽・ダンスにおける手話や音声解説のあり方を探求する話題作が、初の日本語字幕つき配信!】
「左と右」は、作曲家・パフォーマーのモリー・ジョイス、振付家・ダンサーのジェロン・ハーマン、作家・音声描写家のマックス・グレイソン、演出家のオースティン・リーガンが、左側と右側の歴史的神話を検証するコラボレーションです。
この作品は、伝統的に呪われた暗い左半身と、癒しと恩恵をもたらすと考えられていた右半身との関係を探求しています。この作品は、ダンス、音楽、詩的描写という異質でありながら相乗効果のある分野を通して、二元論と非対称性に関する普遍的、現代的、個人的な視点を統合し、対立させる。ナショナル・ソーダストとニューヨーク大学バレエ&アート・センターとのトゥールミン・フェローシップの一環として制作されました。
配信:THEATRE for ALL 配信開始:6月(予定)
プラットフォーム:THEATRE for ALL
費用:〈レンタル〉 500円(税込) 視聴期間: 240時間 / 10日間
〈定額制・月会員〉 500円(税込) / 月
〈定額制・年会員〉 30,000円(税込) / 年 ※特典あり
キュレーター:田中みゆき氏よりコメント
アメリカの障害のある若手アーティストの中で最も注目を集めるアーティスト、Molly JoyceとJerron Hermanを中心としたコラボレーションの第一弾。Joyceはアクセシビリティにおいても精力的に活動しており、本作品では音声解説者のMax Graysonとニューヨークのアートシーンで広く知られるASL(アメリカ手話)通訳者のBrandon Karen-Maddoxが、作品と併走しています。作品はいくつかのセクションに分かれ、パフォーマンスと映像言語、アクセシビリティの関係において少しずつ異なる実験が行われています。音楽とダンスという主に非言語の芸術形式の翻訳をパフォーマンスに含めるあり方について考えるきっかけになればと思います。
※オル太(アーティスト集団)、Dance Base Yokohama(ダンスハウス)の作品情報については、第一弾プレスリリースをご覧ください。https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000032.000066472.html
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アクセシビリティーの取り組みについて
TRANSLATION for ALLでは、視覚や聴覚の障害がある方や、車椅子やベビーカーをご利用の方、日本語が母国語でない方などに対して、作品ごとにそれぞれ個別のアクセシビリティ対応をご用意し、誰しもが楽しめるイベントづくりを目指しています。
▼視覚障害のある方へ
リアル公演:jactynogg zontaanacoジャkuティー乃愚・存taアkoコ
・AIと人間がパフォーマンスの様子を音声言語にします。
リアル公演:参加型演奏会「PLAY?ーあそぶ?おとをだす?」
・音声ガイドのご用意があります(無線ラジオ等の機器の貸出あり)。
オンライン配信: THEATRE for ALLにて音声ガイドつきの映像を配信しています。
・「瀕死の白鳥」「瀕死の白鳥 その死の真相」Dance Base Yokohama
【同行援護サービスについて】ガイドヘルパーさんとともに フェスティバルを楽しもう!
「はじめていく場所、人が多い場所にいくのは不安…」という視覚障害のある方のお出かけのハードルを下げるため、同行援護のガイドヘルパーさんのいる公演をご用意しています。天王洲アイル駅、新馬場駅、渋谷駅から公演会場までや、場内の移動をサポートします。
協力:株式会社おとも ※要事前予約
対応公演:
①「jactynogg zontaanaco ジャkuティー乃愚・存taアkoコ」 contact Gonzo × やんツー
5月20日(土)@ANOMALY(最寄駅:「天王洲アイル」駅「新馬場」駅)
②参加型演奏会「PLAY ?ーあそぶ?おとをだす?」 蓮沼執太・梅原徹・宮坂遼太郎
5月27日(土)@渋谷パルコ(最寄駅:「渋谷」駅)
※申込みは、Webサイト (https://theatreforall.net/?page_id=8688&preview=1&_ppp=584302a38b#support )をご確認ください。
【ルート案内】
障害当事者の方のご協力を得て、会場までのルート案内を作成しました。点字ブロックや信号の音声案内のあるルートをご案内します。詳細: https://theatreforall.net/translation-for-all/accessibility/barrierfree/
▼聴覚障害のある方へ
リアル公演:jactynogg zontaanacoジャkuティー乃愚・存taアkoコ
・パフォーマンスの中でAIが発する音声が字幕(日本語)で表示されます。
リアル公演:参加型演奏会「PLAY?ーあそぶ?おとをだす?」
・音声が聞こえにくい・聞こえなくても、演奏に参加できます(サインランゲージなどあり)。
・手話通訳あり(パフォーマーの発言)
オンライン配信:THEATRE for ALLにてバリアフリー字幕・手話つきの映像を配信しています。
・「瀕死の白鳥」「瀕死の白鳥 その死の真相」Dance Base Yokohama
・「超衆芸術スタンドプレー」オル太
▼車椅子ご利用の方へ
・全公演、車椅子エリア・会場内にエレベーター・多目的トイレがあります。
【ルート案内】
障害当事者の方のご協力を得て、会場までのルート案内を作成しました。車いすの方が利用しやすい段差の少ないルートをご案内します。詳細:https://theatreforall.net/translation-for-all/accessibility/barrierfree/
▼お子様連れの方へ
リアル公演:参加型演奏会「PLAY?ーあそぶ?おとをだす?」
・音や声を出して一緒に遊べる参加型の演奏会です(途中入退場自由)。
▼ご鑑賞についてお困りごとのある方へ
下記事務局までご相談ください。
THEATRE for ALL運営事務局(株式会社precog内)
Mail:tfa@precog-jp.net Tel:03-6825-1223(受付時間 平日10:00~17:00)
詳しくは、Webサイト https://theatreforall.net/translation-for-all/accessibility/ よりご確認ください。
【実験的なバリアフリーの挑戦】作家オリジナルのアクセシビリティ
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フェスティバル概要
タイトル:TRANSLATION for ALL トランスレーション フォー オール
内容:視覚・聴覚の障害、言語の違い、移動に対しての障壁など、作品を届けるにあたって横たわる様々なバリアをアーティストや作品が各々の手法で乗り越え、アクセシビリティをALL=あらゆる人に向けてひらく挑戦を行うフェスティバルです。
【リアル公演】
異言語Lab.「めとてであそぼう!しゅわいんぷっと!ワークショップ」
日時:6月11日(日)会場:都内(後日HP・SNSにて発表)
contact Gonzo × やんツー「jactynogg zontaanaco ジャkuティー乃愚・存taアkoコ」
日時:5月19日(金)-21日(日) 会場:ANOMALY(東京都品川区東品川 1-33-10)
蓮沼執太 ・ 梅原徹・ 宮坂遼太郎「PLAY ?ーあそぶ?おとをだす?」
日時:5月27日(土) 14:30~15:30 会場:渋谷パルコ 10F 「ComMunE」および屋外
【オンライン配信】
AR三兄弟「文明単位のラブソング」
日時:5月27日(土) ~ 配信:アプリ「社会実験」、THEATRE for ALL(手話つき動画)
Molly Joyce「“Left and Right” *First streaming as the Japanese version.」
日時:6月配信開始(予定) 配信:THEATRE for ALL
オル太「超衆芸術スタンドプレー」
日時:3月24日(金)~ 配信:THEATRE for ALL
酒井はな、岡田利規、四家卯大、Dance Base Yokohama「瀕死の白鳥」、「瀕死の白鳥その死の真相」
日時:3月31日(金)~ 配信:THEATRE for ALL
主催:株式会社precog
助成: 公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京【芸術文化魅力創出助成】
詳細: https://theatreforall.net/translation-for-all/
【一般の問合せ】「THEATRE for ALL」運営事務局(株式会社precog内)
Mail:tfa@precog-jp.net Tel:03-6825-1223(受付時間 平日10:00~17:00)
【報道関係者の問合せ】 広報担当 村上晴香
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