■ 背景
企業や自治体等向けにクラウドサービスが増加している近年において、安全/安心な個人情報の取り扱いや情報セキュリティ管理体制の構築/運用が求められています。
凸版印刷では、ZETA通信を活用したクラウドサービスを多くの企業や自治体に採用いただき、IoTによる社会課題の解決やサステナブルな暮らしの実現に貢献していくため、継続的な情報セキュリティ管理体制の構築/運用を進めてきました。それらの取り組みが評価され、「ZETADRIVE®」「e-Platch®」において、ISO27017認証を取得しました。今後もより一層、情報セキュリティ管理体制の改善/運用に努めていくと共に、他のクラウドサービスにおいてもお客さまのニーズに基づいた認証範囲拡大を目指します。
■ ISO27017認証について
JIS Q 27001:2014 (ISO/IEC 27001:2013) 認証を前提として、その適用範囲内に含まれるクラウドサービスの提供もしくは利用に関して、ISO/IEC 27017:2015のガイドラインに規定される、クラウドサービスの情報セキュリティ管理体制を満たしている組織を認証する仕組みです。
認証規格 | JIP-ISMS517-1.0(ISO/IEC 27017:2015) |
登録範囲 | 「ZETADRIVE®」「e-Platch®」におけるクラウドサービスプロバイダとしてのシステム開発・構築・運用・保守 |
審査登録機関 | 株式会社日本環境認証機構 |
認証取得日 | 2023年2月17日 |
■「ZETADRIVE®」について
凸版印刷が2020年7月より提供しているサービスで、IoTに適した長距離無線通信技術(LPWA)を搭載したセンシングデバイスの管理を行うZETAサーバーと、収集したデータの見える化を行うセンサーデータ閲覧システムで構成されており、データの収集、管理から見える化までを一貫したサービスとして提供します。データ取得、機器の制御などのAPIが用意されており、お客さまごとのニーズに合わせたシステムやアプリケーションの連携が可能です。
参考: https://www.toppan.co.jp/news/2020/06/newsrelease200626_1.html
■ 「e-Platch®」について
凸版印刷が2023年4月より提供開始する、工場のユーティリティ設備や環境データなどの点検/監視作業を後付け設置で自動化できるサービスです。凸版印刷が推進するLPWA規格ZETAを活用し、複雑な構造を持つ工場をくまなくカバーできるネットワークを構築、既存測定器やアナログメーターの値を遠隔で収集できます。また、点検作業に最適化された見える化により、点検作業の効率化を支援します。
参考: https://www.toppan.co.jp/news/2022/06/newsrelease220620_1.html
※1 ZETA通信
超狭帯域(UNB: Ultra Narrow Band)による多チャンネルでの通信、メッシュネットワークによる広域の分散アクセス、双方向での低消費電力通信が可能といった特長を持つ、IoTに適した最新のLPWA(Low Power Wide Area)ネットワーク規格。LPWAの規格のひとつであるZETAは、中継器を多段に経由するマルチホップ形式の通信を行うことで、ほかのLPWAと比べ、基地局の設置を少なくでき、低コストでの運用が可能な方式として注目されています。
* 本ニュースリリースに記載された商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
* 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。
以 上