廿日大師にお供えされる百味供（ひゃくみく）
■ご本尊・廿日大師ご開帳とは？
承和２年（835）３月20日。弘法大師・空海はご入定される前日に、自らの像を彫刻され、「微雲管（ルビ＝みうんかん）」の３字を木像の後ろに刻まれました。この像は「廿日（はつか）大師」と称され、今も私たちの幸せを願ってくださっております。
弘法大師が弟子たちに真言宗の僧として守るべき事柄をまとめた『御遺告』の中に、「お大師さまは弥勒菩薩と下生する五十六億余年後まで、天（兜率天）の微雲管という雲の間から私たちをご覧になっている」とあり、お大師さまは微雲管から私たちの信仰を見守っていらっしゃいます。
毎年４月20日は清浄心院のご本尊・廿日大師の縁日です。この特別な日にご本尊（秘仏）をご開帳し、さまざまな法要を行います。日々精進し、ぜひ廿日大師さまの御前に参拝ください。
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廿日大師御開帳法会
今年も年に一度の「廿日（はつか）大師」ご開帳を2023年4月20日に開催いたします。当日はご開帳に併せ、廿日大師御開帳法会をはじめ、高野山内住職（20数名）による理趣三昧法要。そして、池口恵観住職による廿日大師大護摩祈願祭を行います。
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日程
令和5年4月20日（木）
9:30～ 廿日大師御開帳（特別拝観料：お一人さま2,000円）、廿日大師御開帳法会
11:00～ 餅まき・お菓子まき
13:00～ ◯高野山内住職（20数名）による理趣三昧法要 ◯池口恵観住職による廿日大師大護摩祈願祭
※廿日大師さまは4月20日のみのご開帳となります。
※宿泊されない場合でも、どなた様もご参拝いただけます。
廿日大師御開帳法会
高野山内住職による理趣三昧法要
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商売繁盛・家門繁栄大護摩祈願祭
令和5年4月18日（火）～20日（木）の3日間、御本尊ご開帳に併せて商売繁盛・家門繁栄祈願祭を行います。皆さま方のご多幸とご家門の繁栄を祈願いたします。
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日程 令和5年4月18日（火）、19日（水）、20日（木）各日12:30より
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祈願料 一万円、五万円、十万円
■仏さまへの御供物（野菜・果物・お餅等）１件二千円〜
商売繁盛・家門繁栄祈願祭
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詳細情報
◯詳細につきましては下記webサイトをご覧ください。
https://shojoshinin.jp/2023/03/14/hatsuka2023/
◯昨年の廿日大師御開帳法会の様子
https://shojoshinin.jp/2022/06/12/gokaicho/
■高野山別格本山・清浄心院
高野山別格本山・清浄心院は天長年間（828〜834年）に弘法大師・空海によって草創された総本山金剛峯寺の塔頭寺院です。初めは喜多坊と称され、後に勅命により「清浄心院」となりました。奥之院に程近い所在地一帯は当院の名にちなみ清浄心院谷と呼ばれています。
平安時代に平家一門の拠点となり、平宗盛により再興されます。寿永・元暦年間には平家物語にも登場する滝口入道（斎藤時頼）が住み、修行していました。江戸時代には三十五石の石高を持つ有力寺院となり、上杉謙信、上杉謙信、佐竹義宣などの諸大名が檀家となりました。また、上杉謙信の祈願所、佐竹家の菩提所としての役割を果たし、奥之院にある上杉謙信霊屋一棟（重要文化財）は当院の管理によるものです。
ご本尊の「廿日（はつか）大師」は秘仏として毎年4月20日に開帳されるほか、名仏師・運慶作と伝わる阿弥陀如来立像をはじめ、中将姫筆の九品曼荼羅、当麻建立之図（すべて重要文化財）など貴重な寺宝も多く所蔵しています（一部、高野山霊宝館寄託）。金剛峯寺の参考となったと伝わる建築様式を今に残した古刹であり、門内の名木「傘桜」のもとで太閤・豊臣秀吉が花見を催した逸話もある寺院です。
■住職プロフィール
池口恵観
高野山真言宗宿老・大僧正。傳燈大阿闍梨。昭和11年11月15日、鹿児島県生まれ。高野山大学文学部密教学科卒業後、昭和48年烏帽子山最福寺法主に就任。昭和63年に高野山真言宗傳燈大阿闍梨、平成18年に高野山真言宗大僧正。また、北海道大学、山口大学、岡山大学、京都府立医科大学、兵庫医科大学、高野山大学などで客員教授など、広島大学、金沢大学などで非常勤講師を務め、医学博士でもある。平成元年に仏教史上初の百万枚護摩行を成満する。
■ 所在地
高野山 別格本山 清浄心院
和歌山県伊都郡高野町高野山566番地
TEL 0736-56-2006（代）
代表 池口恵観
設立 天長年間（828〜834年）
https://shojoshinin.jp
