- 国際女性デーとは
国や民族、言語、文化、経済、政治の壁に関係なく、女性が達成してきた成果を認識する日です。国際婦人年である1975年3月8日に国連で提唱され、その後、1977年の国連総会で議決されました。女性の権利と政治的、経済的分野への参加に対する支援を共に盛り立てていくきっかけとして役立っています。
【働くパパママの仕事と家庭に関する調査】 トピックス ■働く女性は仕事と家庭を両立する上で、自分のための時間の優先順位を大きく下げている結果に 仕事と家庭を両立するために、26%の男性が「優先順位を下げたものはない」と答えた一方で、 93%の女性が、1人の時間、友人の交流、睡眠などの「優先順位を下げている」ことがわかりました。 ■ 20~30代の働く女性の方が、40~50代の働く女性より、家事を工夫 ■働く男性は十分に家事や育児をしていると思っていても、実際には女性の負担が大きいことが明らかに ■働く女性の約7割はパートナーに不満を抱えており、男性との差は2倍以上 「十分に家事や育児をしていると思う」と回答した女性は72%、男性は53%とどちらも半数以上の結果に。一方で、実際に家事や育児で行っていることを聞いたところ、ほぼ全てにおいて女性の負担が大きいことがわかりました。また「パートナーがしてくれる家事や育児に不満があるか」については、男性38%に対して女性は68%が不満を感じていました。 |
【働くパパママの仕事と家庭に関する調査概要】
調査方法:インターネット
調査時期:2023年2月実施
調査対象:全国の20〜50代男女、既婚者で子どもがいる共働き家庭 合計400名
※本リリースの調査結果をご利用いただく際は、【株式会社LIXIL 調べ】とご明記ください。
※小数点以下は四捨五入にて記載しております。
- 働く女性は仕事と家庭を両立する上で、自分のための時間の優先順位を大きく下げている
仕事と家庭を両立するために、26%の男性は「優先順位を下げたものはない」と答えた一方で、93%の女性は、1人の時間、友人の交流、睡眠などの「優先順位を下げている」ことがわかりました。
女性は仕事と家庭を両立する上で、自分のための時間の優先順位を大きく下げており、女性の負担が大きいことがうかがえました。
- 20~30代の働く女性の方が、40~50代の働く女性より、家事を工夫していることが明らかに
約8割の20~30代の女性は、仕事と家庭を両立するために家事を工夫していることがわかりました。
工夫していることのTOP3は「掃除の頻度を減らす」「便利家電の利用」「パートナー以外による協力」でした。一方で40~50代の女性の約半数は、「特に工夫している家事はない」と回答しました。
- 働く男性の2人に1人は十分に家事や育児をしていると回答するも、実際には女性の負担が大きいことが明らかに
「あなたは十分に家事や育児をしていると思いますか」に対して、「十分に家事や育児を行っている」と回答した男性は53%と2人に1人の結果に。女性では72%を占めました。
一方で、男性の2人に1人が「十分に家事や育児を行っている」と回答するも、実際の働きとして家事や育児で行っていることについて調査したところ、「ゴミを集めて出す」を除き、家事や育児を十分にできているという男女間の認識に全てにおいて女性の方の割合が高いという結果に。家事や育児を十分にできているという男女間の認識に、差があることが明らかとなりました。
さらに、家事や育児について、在宅勤務をしている男性としていない男性で比較したところ、「買い物」「送り迎え」「子どもの寝かしつけ」において約2倍の差があることがわかりました。通勤時間がなくなることにより、子どもと一緒にいる時間や家事の時間が増えていることがうかがえる結果となりました。
- 働く女性の約7割はパートナーの働く男性に不満を抱えており、男性との差は2倍以上
家庭内でパートナーがしてくれる家事や育児に対する不満について調査したところ、「不満がある」と回答した男性は38%に対して、女性は68%と、その差は約2倍の開きがある結果に。
また、家庭の中でも家族全員の使用頻度が高い、トイレで家族に対して困っていることについては、「便器を汚してもそのまま」「トイレットペーパーの芯の放置」などの不満を感じていることがわかりました。
全ての項目において、男性よりも女性の方が「(家族に対して)困っている」と回答しました。
■働くパパママの家庭内のパートナーに困ったエピソード!
▼20代
男性「物を置きっぱなし。」
女性「買い物を頼むと値引きになっていない食品を買ったり、自分の好きなものを買ってくる。」
▼ 30代
男性「子どもへの怒る態度が気になる。」
女性「ゴミ捨てや皿洗いなど、今すぐしてほしいことをお願いしても、すぐにしてくれない。」
▼40代
男性「料理の仕方が雑で、食材を無駄にすることが多い。」
女性「料理をしてくれるが、後片付けが大変。 家事を手伝ってくれるがお礼を求めてくる。」
▼50代
男性「いつも機嫌が悪い。」「洗濯物をためすぎる。」
女性「夕飯後の食器洗いを担当しているが、シンクを掃除したり生ゴミを処分したりまではしない。」
- まとめ
共働きの家庭を対象に調査した結果、家事や育児に対しては男性よりも女性の負担が大きい現状。女性が、自分のための時間の優先順位を下げて、仕事をしつつ家事や育児にも注力している様子がうかがえる結果となりました。
十分に家事や育児を行っていると約半数の男性が思っていることに対し、実際には十分ではない可能性も高く、男女間の認識に差があることがわかりました。たとえば、料理や掃除を女性がすることと思ってしまっている男性には、「これは自分の仕事ではない」という「無意識の偏ったモノの見方(アンコンシャス・バイアス)」があるかもしれません。男女別け隔てなく、フラットな目線で取り組む意識が大切です。
20~30代の働く女性の多くが、掃除の頻度を減らしたり、便利家電の利用により家事の負担自体を減らす工夫をしています。お互いが頑張るだけではなく、生活しやすいような工夫も取り入れてみましょう。
- LIXILで働く女性の1日に密着!仕事と家庭の両立法とは
LIXILの従業員で、Human Resources部門 D&I Monitoring & Governanceに所属している小林さんの1日のタイムスケジュールについてご紹介します。
小林さんには11歳と8歳の2人のお子さんがいて、現在では在宅勤務を中心に仕事と家事・育児を両立しています。
コアタイムがなく、従業員が自分自身の状況に応じて働く時間帯を選択できるスーパーフレックス制度を活用し、働く時間は定時の8時半~17時20分ではなく、朝早くから始業し、合間に家事や保護者会などの用事も済ませています。フルタイムワークですが、出社勤のための移動がないため、18~22時は家族のための時間をしっかりと確保できます。
- LIXILの女性活躍推進に向けたライフイベントに対するサポート
LIXILは「世界中の誰もが願う、豊かで快適な住まいの実現」を目指して、さまざまな製品やサービスの提供に取り組んでいます。顧客志向を徹底し、多様なニーズに対応したイノベーションや持続可能な成長を実現していく上で、多様な従業員の潜在能力を引き出すことができるインクルーシブな環境の構築が重要であると考え、「ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)」を推進しています。
その一環として、性別を問わず、ライフイベントやライフスタイルに合わせて活用できる制度が充実しています。
(制度の一例)
・お迎えや学校行事の時間を作りやすい! コアタイムなく出退勤時間を自由に設定できる「スーパーフレックス制度」
・全従業員を対象にした生理や妊娠中の体調不調、不妊治療時、更年期症状(更年期障害改善)の通院に利用できる「セルフケア休暇」(年に12日/有給休暇)
・配偶者が出産する男性従業員を対象にした「ぱぱの子育て休暇」(10日/分割取得も可)
・小学校就学前の子を持つ従業員が看護や予防接種などで利用できる「子の看護休暇(有給)」(年10日/有給休暇)
・要介護状態にある家族の介護に利用できる「介護休暇(有給)」(年に10日/有給休暇)
・復職にあたり多くの方が不安をもつ「育児と仕事の両立生活」について、ソフトランディングを可能にするために「4時間時短制度」(子どもが3歳になるまで)
- 女性のニーズに寄り添ったLIXIL製品
LIXILは住まいに関わる製品を開発・販売する企業として、女性のQOL(Quality of life)向上のため、女性のニーズに寄り添った商品も提供しています。
(商品の一例)
レディスノズル
LIXILのシャワートイレは、ノズルが2本あります。おしり洗浄用ノズルと、女性にやさしいビデ洗浄用ノズルという、2種類のノズルを搭載しています。
ビデ洗浄は生理時など局部周辺に付着した汚れを洗い流す機能であり、おしり洗浄とは違う用途のため、たくさんの穴から空気を含んだ水が噴出し、幅広い範囲をやわらかく洗い流します。
おしり用と別々のノズルだからこそ可能となった洗い心地と清潔性で「おしり洗浄用との兼用が気になる」という方にも配慮しています。
- LIXILのコーポレート・レスポンシビリティ戦略とSDGsへの貢献
LIXILは「世界中の誰もが願う、豊かで快適な住まいの実現」を目指し、2016年にコーポレート・レスポンシビリティ(CR) 戦略を定めました。特に、「グローバルな衛生課題の解決」「水の保全と環境保護」「多様性の尊重」の3つを優先取り組み分野として、事業活動を通じてさまざまな社会問題の解決を図ることで、SDGsの達成に貢献しています。
- LIXIL × SDGs NEXT STAGEとは
2030年のSDGs達成に向けて貢献を加速させるため、日本国内のお客さま、ビジネスパートナー、そして次世代を担う子どもたちとともに展開する活動です。LIXIL SDGsアンバサダーに内田篤人さんとともに、SDGsに関する理解や関心、アクションを社会に広めていきます。
公式HP:https://www.lixil.co.jp/corporate/sustainability/
公式Instagram:https://www.instagram.com/lixil_sdgs/
- About LIXIL
LIXILは、世界中の誰もが願う豊かで快適な住まいを実現するために、日々の暮らしの課題を解決する先進的なトイレ、お風呂、キッチンなどの水まわり製品と窓、ドア、インテリア、エクステリアなどの建材製品を開発、提供しています。ものづくりの伝統を礎に、INAX、GROHE、American Standard、TOSTEMをはじめとする数々の製品ブランドを通して、世界をリードする技術やイノベーションで、人びとのより良い暮らしに貢献しています。現在約55,000人の従業員を擁し、世界150カ国以上で事業を展開するLIXILは、生活者の視点に立った製品を提供することで、毎日世界で10億人以上の人びとの暮らしを支えています。
株式会社LIXIL(証券コード: 5938)は、2022年3月期に1兆4,286億円の連結売上高を計上しています。
LIXILグローバルサイト:https://www.lixil.com/jp/
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