LeoLabs がインド太平洋地域のレーダーカバレッジを南半球で拡大

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West Australian Space Radar の実運用開始により、 LeoLabs は南半球におけるカバレッジを大きく拡張し、レーダーネットワーク構築における重要なマイルストーンを達成
2023年1月31日付 – LeoLabs, Inc. (本社: 米国カリフォルニア州メンロパーク市)は、 LeoLabs West Australian Space Radar (西オーストラリア宇宙レーダー: WASR)の運用を開始いたしました。LeoLabs は、世界最先端の低軌道(Low Earth Orbit: LEO)マッピングと宇宙ドメイン監視(Space Domain Awareness: SDA)の商用プロバイダです。本レーダーサイトは、西オーストラリア州に位置し、インド太平洋地域の南半球における貴重なカバレッジを担います。
 

LeoLabs West Australian Space Radar (WASR) および Kiwi Space Radar (KSR) による、南半球におけるカバレッジを表した図。LeoLabs West Australian Space Radar (WASR) および Kiwi Space Radar (KSR) による、南半球におけるカバレッジを表した図。

WASR は、 LeoLabs が提供する垂直統合型宇宙運用スタック『LeoLabs Vertex™』を支えるレーダーネットワークに追加された、最新のレーダーです。『LeoLabs Vertex™』の利用者には、地球周回物体のトラッキングや、接近やマヌーバといった 低軌道で発生する各種イベントの判別といった情報にアクセスいただけます。

ニュージーランド南島に位置する LeoLabs Kiwi Space Radar と併せて、 WASR は中・高軌道傾斜角の地球周回物体に対し、卓越したトラッキングと監視を実現します。さらに、これら2拠点における4基の S バンドレーダーにより、 LeoLabs の新たな物体探知能力が増強されます。ここには、衛星を破壊しうるが現在トラッキングされていないような小型デブリが含まれています。

インド太平洋地域の南半球は、従来はアメリカや同盟国によるカバレッジや視界が不足していた地域であり、 LeoLabs の新たなレーダーサイトは、本地域でのサーベイランスを強化いたします。太平洋地域が日中にあたる時間帯には、グローバルなレーダー運用を LeoLabs の子会社である LeoLabs Australia が担当し、さらに軌道解析や状況報告を提供することにより、 低軌道の地域的な活動を網羅的かつ継続的にカバーするような解析が可能となりました。LeoLabsでは本地域の戦略的な重要性を考慮し、アメリカおよびオーストラリアや他のインド太平洋諸国との間での数十年にわたる継続的なパートナーシップに合わせるように、投資を続けてまいります。

LeoLabs のCEO であるダン=セパリーは、以下のように述べております。「この度、オーストラリアは宇宙航行安全の分野におけるランドマークを打ち立てました。LeoLabs は、オーストラリアの宇宙開発産業の一部となれたこと、また、オーストラリアにおいて多くの支援者やパートナーと巡り会えたことを、光栄に思います。」

West Australian Space Radar の追加により、 LeoLabs のグローバルなレーダーネットワークは10機・6拠点体制となり、また、2023年以降も順次拡張を予定しております。

LeoLabs について (www.leolabs.space)
LeoLabs は世界中の衛星運用者、民間企業、ならびに政府機関による、低軌道ミッションの遂行・追跡業務に革新をもたらします。垂直統合された技術システム『LeoLabs Vertex™』を通じ、 LeoLabs は今日の宇宙開発競争で飛躍するための卓越した情報を提供いたします。多くの企業や国から、安全なイノベーションと多岐にわたる運用を実現するにあたり、 LeoLabs の比類なきカバレッジ・タイムリーな追跡・的確な解析にご信頼いただいております。LeoLabs は、日本のウエルインベストメントをはじめとする世界的に著名な投資会社からご支援いただいております。

LeoLabs プレスコンタクト
メアリー=デビンチェンジ(Mary Devincenzi) | Steele Alloy Communications
mary@steele-alloy.com
+1 408-761-4285

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