◆諏訪市の高齢者の状況
諏訪市が公表する人口統計(2022年10月1日時点)※1によると、諏訪市は人口47,983人に対して、65歳以上の高齢者は14,991人、高齢化率は31.24%です。総人口は年々減少しているものの、高齢化率は少しずつ上昇しています。「諏訪市高齢者福祉計画」※2では、今後の取り組むべき課題として、地域での見守り・支え合い体制づくりに向けて、地域での「つながり」づくりや生活支援体制の構築を図ることが掲げられています。
◆諏訪市と連携し、住み慣れた場所で安心して暮らし続けられる地域へ
「諏訪市見守りネットワーク事業に係る協定」は、市と民間事業者が相互に協力し、孤立、認知症による行方不明、虐待並びに消費生活上の被害のおそれがある高齢者の日常の異変を早期に発見し、必要な支援につなげることにより地域全体で高齢者を見守る体制を確保し、高齢者が住み慣れた地域で安心して生活ができるよう支援することを目的としています。当社は、高齢者専門宅配弁当『宅配クック ワン・ツゥ・スリー』を通じて、高齢者の見守り活動を創業時より実践しており、今回の協定締結によって、その強みを活かし、地域により一層貢献したいと考えています。具体的には、お弁当の宅配中に配達スタッフがお届け先の高齢者について異変を感じた際に、市の関係各所に連絡する見守り活動を行います。配達スタッフは、利用者に毎日※3お弁当を手渡しにてお届けしているため、「郵便物がポストに溜まっている」「雨戸がずっと閉まったまま」といった外観から見た異変や、コミュニケーションを通じて、「話がかみ合わなくなった」「顔色が悪く、具合が悪そうに見える」といった対面での異変に気付きやすいと考えています。過去には、配達時に呼び出しを行っても出てこない・当日何度か訪れても鍵が開かないといった様子から、配達員がケアマネジャーやご家族に連絡を入れ、ご家族が駆け付けたところ、利用者が家の中で倒れて動けずにいたということもあり、利用者の行動や普段の様子を把握しているからこそ気付くことができる変化があります。高齢者に密接な事業を展開する当社にとって、「高齢者の見守り」への取り組みは会社として重要と考えています。今回の諏訪市との協定締結をはじめ、今後も各自治体等との連携を図りながら「全てはご高齢者の為に」という想いの具現化に向けて取り組んでまいります。
※1 諏訪市人口統計:人口と世帯「年齢別人口」(2022年10月1日時点)
https://www.city.suwa.lg.jp/soshiki/5/1037.html
※2 諏訪市高齢者福祉計画第8期介護保険事業計画
https://www.city.suwa.lg.jp/uploaded/attachment/33889.pdf
※3 正月三が日(1月1日~1月3日)のみ休業
- 会社概要
会社名:株式会社シニアライフクリエイト
代表:代表取締役 高橋 洋
本社:東京都港区三田3丁目12番14号 ニッテン三田ビル6F
電話番号:03-5427-3981
ホームページ:https://slc-123.co.jp/
設立:1999年12月
資本金:28,000万円
事業内容:
1)高齢者専門宅配弁当「宅配クック ワン・ツゥ・スリー」 フランチャイズ本部の運営
2)高齢者施設向食材卸事業「特助くん」の運営
3)高齢者向コミュニティサロン「昭和浪漫倶楽部」の運営
4)高齢者施設向厨房受託事業「結の台所」の運営
5)個人向通販事業「健康直球便」の運営
- 『宅配クック ワン・ツゥ・スリー』のさまざまな取り組み
◆今日も利用者に「会いに行く」 配達だけではない地域高齢者見守り活動を創業時より実践
高齢者専門宅配弁当『宅配クック ワン・ツゥ・スリー』は、現在全国で355店舗展開しており、月間約300万食を提供しています(2023年1月1日時点)。店舗では、在宅の高齢者を中心に、宅配時の手渡しによる見守り・安否確認を創業時より実践しており、昼食・夕食を別々に届け1日2回訪問することで、より顧客に近い存在となるべく努めています。また、お届けの際に倒れているなどの異常が発見された場合には、速やかにケアマネジャーやご家族と連動する地域密着型の独自のサービスを展開しています。
◆「オレンジリング」ネットワーク 社員、フランチャイズオーナーが「認知症サポーター」
当社の数ある研修の1つに「認知症サポーター養成講座」があります。社員はもちろんのこと、店舗を運営するフランチャイズオーナーも受講し、その証として「オレンジリング」をつけています。認知症への理解を深めることで、地域高齢者やご家族の手助けとなれるよう取り組みを続けていきます。
◆行政との連携を推進
当社では、全国72箇所の地方自治体と高齢者の見守りに関する協定を締結しています(2023年1月18日時点)。