この度、兵庫県神戸市との海洋人材の育成に関する事業連携協定に基づく連携事業の第1弾として、 6月18日(土)に「カメの飼育員のお仕事をしよう!@神戸」を開催いたしました。
当プログラムは、子どもたちにリクガメとウミガメの担当飼育員として、エサの準備やエサやり、リクガメ舎の掃除などを通して、水族園の役割や生きものの命の大切さを学べる内容で構成されました。
なお「こどもわーくin神戸」は、一般社団法人地域みらい創造センターが主管となり、次世代へ海を引き継ぐために海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環としての取り組みです。
【公式サイト】https://iko-yo.net/topics/kodomowork_kobe
■イベント概要
- ・開催日程: 2022年6月18日(土)9:30~15:00
- ・開催場所: 神戸市立須磨海浜水族園(兵庫県神戸市須磨区若宮町1丁目3-5)
- ・参加人数: 親子5組10名(参加対象:小学3年生~6年生のお子様とその保護者様)
- ・協力団体: 神戸市立須磨海浜水族園
- ・イベントサイト: https://iko-yo.net/events/301292
■リクガメ・ウミガメの飼育に挑戦!水族園の飼育員のお仕事体験
当プログラムでは、子どもたちにリクガメとウミガメの担当飼育員として、エサの準備やエサやり、体重測定やリクガメ舎の掃除などを体験してもらいました。普段は入ることができない水族園のバックヤードにある「ろ過装置」を見たり、「調餌室」でレクチャーを受けたりと、子どもたちは飼育員のお仕事に興味津々。
目を輝かせながら飼育員さんたちに積極的に質問をしたり、メモをとる子どもたちの姿が印象的でした。
また、子どもたちはお仕事体験を通して、レクリエーション施設としての一面だけでなく、教育や種の保存調査・研究など、水族園の4つの役割などについても学びました。
■普段は入れないバックヤードを通って調餌室にエサを取りに行く
生きものや水族園が大好きな子どもたちにとってバックヤードはとても魅力的な場所。ろ過装置の仕組みやエサづくりの説明を聴いて、少し緊張して静かだった子どもたちのテンションもぐぐっと上がりました。疑問に思ったことは手を挙げて積極的に質問。バックヤードから見た水槽が、お客様側からどのように見えるのかもしっかりと確認しました。
■リクガメ舎の掃除とエサやりが済んだら、カメが動かないようにひっくり返して体重測定
リクガメの住処であるリクガメ舎に入ってトングで排泄物を取り出した後、水を流しながらタワシでゴシゴシ。さすが生きものが大好きな子どもたちなので、多少の臭いもへっちゃらです。掃除が終わったら、準備しておいたエサの小松菜を与えながらリクガメの特徴を詳細に観察。エサやりの後にはカメたちの健康管理。カメが動かないように飼育員と子どもたちで力を合わせて、ひっくり返して体重計に乗せて測定しました。
■ウミガメのエサはアジ!4種類のウミガメの特徴を見分けながらのエサやり
カメたちも私たち人間と同じ。傷んだ魚を食べさせると体調を壊してしまうので、状態の良いアジを選んで1匹ずつ与えながら健康状態をチェック。ここ須磨海浜水族園には、日本で見ることができる4種類のウミガメがいます。子どもたちは、座学を通して学んだアカウミガメ、タイマイ、アオウミガメ、クロウミガメの特徴をじっくりと観察していました。
■オリジナルの体験ノートには、お仕事体験を通して学んだメモがびっしり!
今回の海のお仕事体験は「カメの飼育員」だったので、生きもののことが大好きな子どもたちばかり。海と私たちとのつながりや、飼育員さん、さかなのおにいさん かわちゃん、から教わったことを忘れないように、体験ノートにはメモがたくさん書かれていました。今日一日、ずっと集中して頑張っていた子どもたち。飼育員さんたちとの記念撮影ではとても素敵な笑顔をみせてくれ、名残惜しそうに会場を後にしました。
■保護者などから寄せられた声
- きめ細かいスケジュールで、子どもたちも満足していました。
- すごく楽しみにしていたので、本人・親ともども大変満足でした。
- 子どもたちと対等に話をしてくださったこと、すごく子どもによかったと思いました。「働く」「仕事」への意識、人の役に立つこと、責任を持つこと、子どもの人生の中で大切なことだと思いました。3つの約束ごと、私も大事だと思っています。子どもが、会の最初と最後ですごく変わったことに驚きました。
- 貴重な体験ができて、仕事をするという意識を持ってできたのでよかった。バックヤードを見られて楽しそうだった。カメについてもよくわかったし、飼育員のことも少しわかった。
- 何事も深く掘り下げた知識は面白いと思った。ありがとうございました。
■スペシャルコラボレーション
「カメの飼育員のお仕事をしよう!@神戸」に、ファシリテーターとして“さかなのおにいさん かわちゃん”が登場!“さかなのおにいさん かわちゃん”こと川田一輝さんは、「子どもがさかなを好きになれば海は綺麗になる」をモットーに、さかなたちのちょっと”おかしな“生態や海の大切さをイラストや歌で伝え、子どもたちの好奇心を育てる活動をしています。Kiss FM KOBE サウンドクルーとしてレギュラー出演中。
■こどもわーくin神戸 とは?
こどもわーくは、「本当の環境で、本物の達人から、実際の仕事を学ぶ」をコンセプトに実施する小学生向けのお仕事体験プログラムです。海への興味・関心を醸成するとともに、子どもたちの「やってみたい!」という気持ちを喚起して新しい自分に出会う機会としてもらうことにより、子どもたちの健全な成長と、神戸の地域および海洋産業の発展につなげていきます。
こどもわーくin神戸で実施するお仕事体験の内容などの詳細は、専用ページ等で順次公開しています。
(こどもわーくin神戸専用ページ https://iko-yo.net/topics/kodomowork_kobe )
<団体概要>
■企画・監修
・団体名称: アクトインディ株式会社
・URL: https://iko-yo.net/
・事業内容 : 子育て支援事業(インターネット情報サービス、イベント事業)
■プロジェクト主管
・団体名称: 一般社団法人地域みらい創造センター
・活動内容 : 子供たちが体験する「地域のお仕事体験プログラム」の企画開発・実施
■共催
・団体名称: 神戸市
■日本財団 海と日本PROJECT
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/
■添付資料(参考)
1.神戸市とアクトインディ株式会社との海洋人材の育成に関する事業連携協定
https://www.city.kobe.lg.jp/documents/52039/01_kyoutei.pdf
2.事業連携協定に基づく展開事業「海と共に生きる暮らし 海洋都市神戸」
https://www.city.kobe.lg.jp/documents/52039/02_actindi.pdf
<お問い合わせ先>
団体名称 :アクトインディ株式会社
担当者名 :金澤(かなざわ)
電話番号 :03-5435-1055
メールアドレス :alliance@actindi.net