今回新たに公開した「先生編」では、教職員などによる体罰や性暴力などについて扱います。
▼ミーのなやみ「先生編」の視聴はこちらから
https://www.youtube.com/playlist?list=PL5hgmG6V3uZ9FJuDvZ0KJlL5OV3No4wFF
子どもたちにとって、生活や人間関係の大部分を過ごす学校、そしてそこで指導をおこなう教職員はとても大きな存在です。そうした人たちによる虐待的行為は子どもたちに大きな影響を与えますが、 学校という閉鎖的な空間での加害行為はなかなか可視化されにくく、また、発達段階にある子どもたちが、正しい知識を教えてくれるはずの立場にある教職員に対して、その行為の正当性を判断するのは非常に難しいものです。
直接的・間接的な体罰を伝え、我慢しなくてもいいように
シリーズの前半では、なぐる・蹴るといった直接的な暴力だけでなく、特定の姿勢で居続けることを強要する、トイレに行かせないといった間接的に肉体的苦痛を与えるもの、また、体罰として定められてはいないけれど、体罰と同様に子どもたちへ大きな影響を与え得る暴言や、教員によるいじめの助⻑などを紹介しています。遅刻をしたから、先生の言うことを聞かなかったから、必要な成果をあげられなかったからといった理由から不当な扱いをされたときに、子どもたちが自分の過失によるものだからと考え、我慢し続けてしまうことのないよう、想定し得る幅広い状況を扱っています。
教員からの性被害は認識しづらい
シリーズの後半では、教職員等による性暴力について紹介します。子どもたちの教員に対する信頼の気持ちを利用した「グルーミング」を介しておこなわれる性暴力の多さを踏まえ、マッサージや指導の一環と称して加害行為に及ぶものや、悩み相談の中で加害行為に及ぶものなど、子どもたちが性被害を認識しづらく「気のせいかも」と感じてしまいがちなシーンを中心に紹介しています。さらに、今年4月に新たに施行された「教員による児童生徒性暴力防止法」によって新たに性暴力として裏付けされた、児童のはだかや下着姿を撮影したり、性的な発言で羞恥心を与えたりといった内容も扱っています。
各動画の最後では解決のヒントの紹介や悩みに合う相談先への誘導をおこなうことで、子どもたちが悩みに気づいた時に、次の一歩へ繋がるきっかけを得られるようになっています。
大人も含め多くの人に知ってもらいたい
「ミーのなやみ」は子ども向けに制作していますが、子どもだけでなく、大人の方々にもぜひ知ってほしい内容を扱っています。1本1分程度の短い動画ですので、ぜひご覧ください。
啓発アニメーション「ミーのなやみ」シリーズは一人でも多くの子どもたちに見ていただきたいと考えており、動画の活用にあたって許可は必要ございません。学校現場や学習会、講演会などでぜひご活用ください。
(違法ソフトでのダウンロードはご遠慮ください。また動画や画像を編集して使用する際には事前のご連絡をお願いします。)
▼ミーのなやみ「先生編」の視聴はこちらから
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【認定NPO法人3keys(スリーキーズ)】
認定NPO法人3keys は、生まれ育った環境によらず、すべての子どもたちが十分な教育や愛情が受けられ、安心・安全な育ちや権利が保障される社会を目指して2009年より活動しています。虐待や貧困などの理由から児童養護施設で生活する子どもたちへの学習支援から活動をスタート、悩みを抱えながら相談する大人がいない子どもたちへの相談対応などにも取り組んできました。2016年からは悩みを抱えた10代向けに、支援サービス検索・相談サイト「Mex(ミークス)」を運営しています。2021年5月には子どもたちが安心して過ごせる第三の居場所としてユースセンターを開設、運営。また大人向けには啓発セミナーや研修会を開催、子どもたちの現状を社会に伝えるとともに、一人でも多くの子どもたちがより良い支援につながれるための活動をおこなっています。
「ミーのなやみ」特設サイト:https://3keys.jp/mee/
認定NPO法人3keys公式サイト:https://3keys.jp/
10代向け支援サービス検索・相談サイト「Mex(ミークス)」:https://me-x.jp