- 「くるみん」について
「くるみん」は、次世代育成支援対策推進法に基づき、一般事業主行動計画を策定した企業が、計画に定めた目標を達成すると申請を行うことができます。これら一定の基準を満たした企業が、申請を行うことによって「子育てサポート企業」として厚生労働大臣の認定(くるみん認定)を受けることができる制度です。
今回の「くるみん」取得では、当社の各職場での理解促進等により、性別を問わず育児休業・育児休暇取得や年次有給休暇の取得が進んだことなどが評価されました。
- 「働きやすい職場」実現への取組例
パンチ工業は、今年度を初年度とする3ヵ年の中期経営計画『バリュークリエーション2024』において、経営基盤の強化策の一つとして「サステナビリティ」の推進を掲げています。人は「資本」であり「企業価値の源泉」であるとの考えから「人的資本経営」に取組み、社員ひとり一人が能力を発揮し、生き生きと働ける職場環境の整備にも取組んでいます。また、2021年度より本格的に開始した「経営革新プロジェクト」においても、「人財育成」をタスクの一つに掲げ、社員がキャリアパスを実現するための人財育成体系の整備や研修制度等の社員教育の拡充を図っています。
■取組みの一例
男性社員の育児休業・育児休暇取得の促進
2024 年度には対象となる男性社員の育児休業・育児休暇取得率30%以上という目標を掲げていますが、2022年3月末時点で既に目標を大きく上回り、65%に達しています。社員に対して、制度をまとめたハンドブックを作成・配布して制度の認知を進めるほか、社内報でも定期的に取得者の体験記を掲載するなどして、職場での理解向上を図っています。
育児休業・育児休暇の対象期間の延長
子が3 歳になるまでの育児休業・育児休暇期間を認め、子育てと仕事を両立しやすい制度を整えています。
時間単位の年次有給休暇(以下、有給休暇)取得制度の開始
2016年度より、1時間を単位とした有給休暇取得を認め、柔軟にワークライフバランスの確保ができるようにしています。
有給休暇の最低取得日数の段階的引き上げ
ひとりが1年間に取得する下限日数を、労働基準法で定める5日よりも高く設定し、2022年度は6日、2023年度は7日と段階的に引き上げる計画としています。これにより、社員間の有給休暇取得日数の差を均すことや、取得しやすい環境整備を進め、取得率向上を図る効果があります。
疾病治療等と仕事の両立に向けた支援施策の強化・新設
2021年度より、病気治療と仕事を両立するための制度を導入しています。治療計画や体調に合わせて働けるとともに、有給休暇の不足による経済面などの不安を軽減し、安心して長く仕事を続けられるように支援しています。
「マイジョブプラン制度」の導入
2019年度より、仕事や働き方の将来像を自ら考え、上司と共有する制度を設けています。年に1回、上司と面談を行い、希望の配属部署や仕事を申告することができます。評価や適性に加え、マイジョブプランも参考に人財育成を行っています。
ダイバーシティに関する教育の実施
全社員を対象として、無意識の根拠のない思いこみや偏見に気付くためのアンコンシャスバイアス研修や、女性社員を講師とした女性活躍推進についての社内セミナーを実施しています。
「パンチ・ファミリーサロン」の開催
産・育休中の社員(性別問わず)を対象としたWeb交流会「パンチ・ファミリーサロン」を開催しています。歓談や相談を通じて休職中の不安を和らげ、スムーズな復職につなげることを目的としたもので、先輩パパ・ママからの仕事と育児の両立に関するアドバイスや会社制度の活用方法などの情報交換を行っています。
「パンチ・ファミリーデー」の開催
社員の小学生の子どもを対象とした工場見学会を実施しています。2022年8月の北上工場(岩手県北上市)での初開催以降、他の国内工場2拠点での開催準備も進めており、2022年12月末には兵庫工場(兵庫県加西市)での開催も決定しています。
■会社概要
社名:パンチ工業株式会社
代表:代表取締役/社長執行役員 森久保 哲司
所在地:東京都品川区南大井6丁目22番7号 大森ベルポートE館5階
創業:1975年
売上高:393億円(2022年3月期)
従業員数:3,979名
URL:http://www.punch.co.jp/
事業内容:金型部品の製造・販売及び金型関連の付属品販売
社名に込められた意味:パンチ工業という社名は、創業の製品であるプリント基板用穴あけパンチの「パンチ」と、活力にあふれた「パンチ」の効いた会社という意味が込められています。
会社ロゴマークに込められた意味:ゲンコツマークは、「商品である金型用パンチ/ピンと企業としての勢い」を表現しており、斜線は、「稲妻のごとく業界に新風を送らんとする」意気込みを表現しています。