京都大学との産学共同講座創設のお知らせ

この記事は約4分で読めます。
人材育成データ・機械学習技術等を活用した、社会人向け教育サービスの提供を行うアルー株式会社(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:落合文四郎、証券コード:7043、以下:当社)は、京都大学経営管理大学院の関口倫紀教授と「パラドキシカル・リーダーシップ産学共同講座」を創設しましたので、お知らせいたします。

 

■本講座の設立趣旨
持続可能な社会の形成が至上命題とされる現代社会において、カーボンニュートラルや社会貢献といった長期的利益を、従来から重視されてきた短期的利益と両立させることが、経営リーダーに求められています。また、VUCA(変動が大きく不確実で複雑、かつ曖昧であること)の時代において業界を問わず変革の「過渡期」を迎えている企業が多くあります。過渡期においては「古い価値観」と「新しい価値観」が混在するために矛盾や葛藤が生じますが、その矛盾や葛藤をいかに組織の中に抱え、創造のエネルギーに変えていけるかが多くの企業にとって大きな経営課題となっています。

こういった経営課題に取り組むため、パラドクス(逆説)のマネジメント、およびそれを担うパラドキシカル・リーダーシップ※1 を発揮するリーダーの育成の重要性が高まっており、経営学の領域においても様々な研究が始まっています。

そこで当社は、「パラドキシカル・リーダーシップ」を発揮する人材の育成を目的とし、京都大学経営管理大学院の関口倫紀教授との共同講座を創設しました。特命教授として当社代表取締役社長の落合文四郎、客員准教授として当社エグゼクティブコンサルタントの中村俊介が本講座において教鞭をとると共に、これからの経営者に求められる新たなリーダーシップのあり方である「パラドキシカル・リーダーシップ」について、研究と発信を行います。

なお、本講座は、その内容の社会的な意義を認められ、経済産業省の「高等教育機関における共同講座創造支援事業」の共同講座創造支援事業費補助金の交付事業として採択されました。

 

※1:組織や職場において対立的で競合する要求に応えるため、関連しているが一見すると矛盾するような行動を行うようなリーダーシップ

 参考:『経営学の新潮流 矛盾を両立するパラドキシカル・リーダーシップとは』(当社HP)
https://service.alue.co.jp/blog/interview/001

高等教育機関における共同講座創造支援事業(経済産業省)
https://www.meti.go.jp/policy/innovation_corp/koutou_kyouiku_kikan_niokeru_kyoudoukouzasousyutu.html

共同講座創造支援事業費補助金(一般社団法人 社会実装推進センター)
https://jissui.or.jp/project/project011/

 

■京都大学経営管理大学院について
京都大学経営管理大学院は「先端的なマネジメント研究と高度に専門的な実務との架け橋となる教育体系を開発し、幅広い分野で指導的役割を果たす個性ある人材を育成するとともに、研究の自由と自主を基礎に高い倫理性を備えたマネジメント研究により、地球社会の多様かつ調和の取れた発展に貢献すること」をミッションとしています。
https://www.kyoto-u.ac.jp/ja

 
■アルー株式会社について
アルー株式会社は、「夢が溢れる世界のために、人のあらゆる可能性を切り拓きます- all the possibilities -」というMissionのもと、『育成の成果にこだわる』ことをテーマに、人材育成支援事業を行っています。 新入社員から経営者層までの幅広いレイヤーに対する階層別研修の実施をはじめ、グローバル人材やDX人材の育成などのテーマ別教育プログラムの提供、さらにはラーニングマネジメントシステム「etudes」を用いたeラーニングの提供などを通して、 組織や個人の成長を人材育成の側面から支援しています。 顧客ごとに個別最適化されたソリューションの提案および実施によって顧客企業の多様な課題を解決することを目指し、グループ全体で事業に取り組んでいます。
https://www.alue.co.jp/

 
なお、本件が業績に与える影響につきましては軽微であると判断しております。

 
以上

タイトルとURLをコピーしました