さらに産学官連携の輪を広げるため、令和4年4月に日本の女子大学としては史上初の工学部を開設した奈良女子大学と奈良市は連携協定を締結します。
奈良市では、産業の活性化を目的に、商業・中小企業の振興、伝統産業の保護、労働者福祉、起業支援、企業誘致等の取り組みを実施しています。
令和4年3月には、奈良市と奈良先端科学技術大学院大学及び奈良工業高等専門学校の三者で産業分野において連携協定を締結しました。この度、さらに産学官連携の輪を広げるため、令和4年4月に日本の女子大学としては史上初の工学部を開設した奈良女子大学と奈良市は、それぞれが保有する知的・人的・物的資源等を有効に活用し、相互に連携・協力することで、地域の産業振興と経済の持続的な発展に寄与することを目的として、連携協定を締結します。
- 連携内容
連携協定の締結により産業分野における連携を強化し、活力ある地域社会の創造を進めます。
連携・協力する事項
(1)産業政策の推進に関する事項
(2)市内企業との共同開発、共同研究などの促進に関する事項
(3)学生及び卒業生の、市内企業への就職に関する事項
(4)学生に対する共同教育・社会実装教育などの推進に関する事項
(5)地域の課題解決に関する事項
(6)その他本協定の推進のために必要な事項
- 調印者
国立大学法人 奈良国立大学機構 奈良女子大学 学長 今岡 春樹(いまおか はるき)
奈良市 市長 仲川 げん
- 連携先
名称
国立大学法人 奈良国立大学機構 奈良女子大学
所在地
〒630-8506 奈良県奈良市北魚屋東町
設立
昭和24年5月31日
代表者
学長 今岡 春樹
学生数
2,591名(令和4年5月1日現在)
概要
奈良女子大学は、明治41年に女子教員の養成を目的として設置された奈良女子高等師範学校をその前身とし、昭和24年国立学校設置法の公布により、奈良女子高等師範学校を母体として奈良女子大学が発足しました。「女子の最高教育機関として、広く知識を授けるとともに、専門の学術文化を教授、研究し、その能力を展開させるとともに、学術の理論及び応用を教授、研究し、その深奥を究めて、文化の進展に寄与すること」を目的として教育研究活動を行っています。
2022年4月には、女子大学として日本初の工学部を開設しました。専門分野には生体医工学(生体情報計測・福祉工学)・情報(プログラミング・センシング)を含む人間情報分野、環境デザイン(環境・建築・造形デザイン)・材料工学(有機、無機、物理化学・高分子)を含む人間環境分野があります。「STEAM教育」とリベラルアーツをテーマに先進的なカリキュラムを導入し、科学・技術・工学・数学・アートの領域を横断的に学ぶことでエンジニアに必要とされる幅広い教養を身につけます。そして、PBL(創造的課題解決学習)と専門教育により実践的に専門性を高め、ICTやグローバル社会に適応した国際競争力を持つ次世代リーダーとなる人材を育成し、奈良から新分野の創造を担う女性エンジニアを輩出します。
- 関連リンク
▼【市長会見】奈良女子大学と連携協定締結、産学官連携を進めます!(令和4年8月30日発表)
https://www.city.nara.lg.jp/site/press-release/154397.html
▼奈良先端科学技術大学院大学および奈良工業高等専門学校と連携協定を締結しました
https://www.city.nara.lg.jp/site/ricchi/140138.html
- お問い合わせ先
奈良市 観光経済部 産業政策課
TEL:0742-34-4741
国立大学法人 奈良国立大学機構 奈良女子大学 社会連携センター
TEL:0742-20-3968
E-mail:liaison@cc.nara-wu.ac.jp