標準化は新しい技術や優れた製品を速やかに普及させるためのツールであり、事業戦略を練る際に欠かせない存在です。今般、経済産業省のJISC標準第一部会において以下のテーマについて「新市場創造型標準化制度」を用いた標準化の活用可能性を審議し、適切であると認められました。
『産業用ロボットを用いた三次元座標測定方法に関するJIS化』 (製造現場の検査工程における省人化・品質管理の高精度化が可能に) |
【JIS化の狙い】
製品検査室で用いる三次元座標測定機の性能評価方法については、JIS B 7440シリーズが制定されていますが、産業用ロボットに非接触センサを取り付け三次元座標測定機として用いる方法についての標準化は行われていません。
リンクウィズが提案する本技術は、自動車部品などの製造設備として広く用いられている産業用ロボットの繰り返し動作の位置再現性の高さを利用して非接触に対象物の三次元座標測定を行うものです。
主なメリットとして、製品検査室ではなく製造ライン上で測定可能であること。検査数やその内のNG数、寸法値等のデータを自動で記録し蓄積させることで生産性や寸法値の傾向の分析が可能となります。
広範なロボットとセンサの組み合わせに適用可能な技術であり、JIS化によって、自動車業界を中心としたあらゆるモノづくり現場の検査工程で省人化、高精度化の品質管理が可能となり、生産性や品質を向上させるDXにつながることが期待されます。
また、ロボットメーカ各社にとっても寸法検査ロボットを製造現場へ提案する事で更なる事業拡大につながるものであると考えます。
【今後のスケジュール】
JISの作成に向けて、消費者も含めた利害関係者のコンセンサスを得るべく原案作成委員会が設置され、JIS原案の作成が進められることになります。
原案作成委員会で作成されたJIS原案についてJISCでの審議等所要の手続きを経て、その内容が適切であると認められればJISとなります。
【LINKWIZについて】
ロボットと人をつなぐ魔法のような技術を提供する。
ものづくりの現場で産業用ロボット導入後に感じる"使いにくさ"。
ロボットはプログラムされた単純作業は得意ですが、臨機応変な対応は苦手。
対象ワークの位置ずれや形状が異なるワーク。
ロボットはその変化に対応できないことが多く、結局ロボットの不得手を人間が補っているのが現状です。
リンクウィズは、ソフトウェアによってロボット自体が考え、動きを補正する新しい価値を提供します。
今、人が行っている単純作業をロボットに置き換えることができれば、高齢化や人口減少で熟練工が減少してもロボットでカバーできる。その時、人はより創造的な仕事をするチャンスを得られるのでは?
『人の業を受け継ぐロボティクスで働き方を革新する』それが私たちのコーポレートミッションです。
【会社概要】
社名:リンクウィズ株式会社
URL:https://linkwiz.co.jp/
代表者:代表取締役 吹野 豪
所在地: 静岡県浜松市東区篠ケ瀬町1044-2
創立:2015年3月
資本金:1億円(2021年7月末時点)
事業内容:
産業用ロボット向け制御ソフトウェアソリューション(品質管理、トレーサビリティ、DX化)の開発・提供
- 【本件に対するお問合せ】
- リンクウィズ株式会社
- 広報・マーケティング担当:藤木
- TEL:053-401-3450
- Mail:contact@linkwiz.co.jp