因幡町通り地下通路が「2023年度グッドデザイン賞」を受賞しました

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 西日本鉄道株式会社(福岡市、代表取締役社長執行役員:林田浩一)では、福岡地所株式会社(福岡市、代表取締役社長:榎本一郎)、三菱地所株式会社(東京都千代田区、執行役社長:中島篤)と共同で整備した「因幡町通り地下通路」が、建築(公共施設)‧土木‧景観カテゴリーにおいて、「2023年度グッドデザイン賞」を受賞しました。

 本地下通路は、天神一丁目交差点と福岡市役所西交差点を結ぶ因幡町通りの地下に整備した約140mの通路です。「地下鉄天神駅コンコース」と、福岡市役所や既存の地下通路へつながる「星の広場」をバリアフリーで接続することで、地下ネットワークの強化に寄与しております。また、隣接する天神ビジネスセンターとの接続に加え、2025年春の「福ビル街区建替プロジェクト」完了時には新たに3ヶ所で接続し、回遊性の向上や賑わいの創出を図ります。

 40年以上にわたり福岡の顔として親しまれている「天神地下街」の特徴的なアーチ天井やリズミカルな光だまりを継承し、今回、県産にこだわり杉材を不燃化して使用したルーバー天井などが評価され、グッドデザイン賞受賞に至りました。そのほかにも、時間帯ごとに自動で調光を行う最新の照明制御技術を活用した現代ならではの地下通路となっており、アーチ天井による立体的な変化や柔らかい光で表現した水面のような“ゆらぎ”は、歩いて楽しい空間を演出しています。

 当社では、本地下通路の整備や福ビル街区建替プロジェクトの推進を通して、「にしてつグループ まち夢ビジョン2035」に掲げるサステナブルでウェルビーイングな「まち・地域」の実現を目指してまいります。

  • 因幡町通り地下通路「2023年度グッドデザイン賞」受賞について

【受賞日】  

2023年10月5日

【グッドデザイン賞審査委員による評価コメント】

 さすが天神と言わしめる地下空間だろう。木質ふう材料ではない本物の地元木材を活用されながら、地下だからこそ実現可能な、歩いてみたくなる通路空間だ。天神の格調と風格を地下空間から創出することは大変意義深く、手間とコストを掛けられた関係者には敬意を表したい。

【内部の写真】

【位置図】

  • 因幡町通り地下通路の概要

【住所】   

福岡市中央区天神1丁目10番地、11番地

【施設名称】   

因幡町通り地下通路

【規模】   

幅:約6m、長さ:約140m

【開通日】   

2022年8月26日

【整備事業者】   

西日本鉄道株式会社、福岡地所株式会社、三菱地所株式会社

【設計者】   

構造設計:株式会社復建エンジニヤリング、内装設計:株式会社yHa architects

 【施工者】 

株式会社竹中土木

  • グッドデザイン賞の概要

 1957年創設のグッドデザイン商品選定制度を継承する、日本を代表するデザインの評価とプロモーションの活動です。国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞として、暮らしの質の向上を図るとともに、社会の課題やテーマの解決にデザインを活かすことを目的に、毎年実施されています。受賞のシンボルである「Gマーク」は優れたデザインの象徴として広く親しまれています。

GOOD DESIGN AWARD
グッドデザイン賞の仕組みや、過去のすべての受賞対象が検索できる「グッドデザインファインダー」など、グッドデザイン賞に関する情報をご紹介するサイトです。毎年1回(4~6月頃)募集する、グッドデザイン賞への応募もこのサイトから行うことができます。

【当社の受賞歴】   

◆2010年度

 路線バス現在位置情報サービス「にしてつバスナビ」

◆2011年度

 福岡シティループバス「ぐりーん」

◆2013年度

 戸建住宅群「サニーヴィラ 室見一丁目 ザ・テラス」

◆2015年度

 「西鉄柳川駅」、「ソラリアプラザ」

◆2016年度

 集合住宅「アイタワー」

◆2019年度

 集合住宅「ザ・パークハウス 桜坂サンリヤン」

◆2020年度

 観光バス車両「GRANDAYS(グランデイズ)」

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