テレビやニュースなどで、「都市部から地方に移住する方が増えている」といった話を見聞きしたことのある方も多いかと思います。
2020年9月に内閣官房が実施した「東京圏、地方での暮らしや移住及び地方への関心に関する意識調査」では、東京圏(東京都、千葉県、埼玉県、神奈川県)在住者の約50%が、地方での暮らしに関心がある(関心がある、やや関心がある)と回答しています。
(参照:内閣官房Webサイト「東京圏、地方での暮らしや移住及び地方への関心に関する意識調査」、3.1.2.東京圏在住者の意識調査_アンケート調査_調査結果①~② https://www.chisou.go.jp/sousei/pdf/r2_09_tokyoken_ijuu_ishikichousa.pdf)
理由の1つとして、コロナ禍でリモートワークが普及したことが思わぬ形で後押しする結果となったことが考えられます。また、業務活動の本拠地(都市部にある本社など)から離れた土地に移住するのではなく、“地方での暮らし”に魅力を感じ、「今は都市部で生活しているけれど将来は地方に住み、地方で働きたい」と考えている方もいらっしゃるかもしれません。
では、もともと都市部で働いていた方が、都市部を離れて地方で働くことになったのは、どのような理由があったからなのでしょうか?
当時どのくらい不安を感じていたのか、実際に働き始めてみてどのように感じたのか、などを明らかにすることで、地方ならではの魅力についてわかるかもしれません。
そこで今回、上原不動産グループの、登記ができるシェアオフィス・コワーキングスペース『ARCH』(https://www.uehara-f.com/arch_top)は、過去都市部に在住していて、地方で働いている方を対象に「都市部から地方で働くことを決めた理由」に関する調査を実施しました。
調査概要:「都市部から地方で働くことを決めた理由」に関する調査
【調査期間】2023年7月14日(金)〜2023年7月17日(月)
【調査方法】リンクアンドパートナーズが提供する調査PR「RRP」によるインターネット調査
【調査対象】調査回答時に 過去都市部に在住していて、地方で働いている と回答したモニター
【調査人数】1,001人
【モニター提供元】ゼネラルリサーチ
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何がきっかけで、地方での暮らしや関心が高まった?
はじめに、どのようなきっかけで地方暮らしを知ったのかを伺いました。
「どのようなきっかけで、“地方での暮らし”を知りましたか?近いものを教えてください(複数回答可)」と質問したところ、『帰省(49.2%)』と回答した方が最も多く、次いで『旅行(観光や趣味)(23.7%)』『出張(16.6%)』『テレビ特集や書籍、インターネットなど(12.2%)』『知人や友人(実際に地方に移住した方)(10.6%)』と続きました。
次に、どのような理由で地方で働くことに関心が高まったのか伺いました。
「どのような理由(きっかけ)で、地方で働くことに関心が高まりましたか?近いと思うものを教えてください(複数回答可)」と質問したところ、『都市部で生活することに対するこだわりが減った(30.5%)』と回答した方が最も多く、次いで『仕事を変えたいと思った(22.2%)』『魅力的な地方での暮らし方が見つかった(21.1%)』『生活を変えてみたいと思った(将来のライフプラン)(19.6%)』と続きました。
3割以上の方が、都市部での生活に対してこだわりがなくなったことで、地方で働くことに関心が高まったと回答しました。
関心が高まってから、移住を決意するまでに、どのような理由があったのか気になるところですね。
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都市部から地方で働くことを決めた理由とは?実に8割が地方に移住している
先程の調査で、都市部での生活にこだわりがなくなったことで地方で働くことに関心が高まった方が多いことが明らかになりました。
では、どのような理由で地方で働くことを決意したのでしょうか。
「都市部から地方で働くことを決めた理由(きっかけ)を教えてください(複数回答可)」と質問したところ、『転職や退職など(32.9%)』と回答した方が最も多く、次いで『人事異動や転勤など(29.6%)』『結婚(14.4%)』『家族の提案など(11.6%)』『起業・独立、副業など(10.1%)』『引越し(10.1%)』と続きました。
地方の企業に転職したり、勤めていた会社を退職したことがきっかけで地方に移住した方が3割以上いるという結果が出ました。仕事と働く場所はつながりが強いことがわかりますね。
では、どのような働き方をしている方が多いのでしょうか。
「地方での働き方として、当てはまるものを教えてください」と質問したところ、『Uターン(地方で生まれて都会で働いたのち地方に戻って働く)(58.5%)』と回答した方が最も多く、次いで『Iターン(都会で生まれて都会で働いたのち地方で働く)(26.4%)』『Jターン(地方で生まれて都会で働いたのち別の地方で働く)(15.1%)』と続きました。
地方で働く方のおよそ6割が、自分の出身地方に戻って働いていることがわかりました。
続いて、地方に移住しているのか、もしくは別の地域からリモートなどを利用しているのかを伺いました。
「地方に移住していますか?それとも別の地域からリモートなどを利用して地方で働いていますか?」と質問したところ、およそ8割の方が『住んでいる地方と勤務地である地方は同道府県(79.9%)』と回答しました。
移住するときには、移住先にある企業を就職先に選ぶ方が多いと推測できます。
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地方で働くことに対する、期待と不安の度合いは?
ここまでの調査で、地方で働いている方は、その地方に移住し、移住先にある企業で働いている方が多いことが明らかになりました。
ここで、地方で働くことへどのくらい不安があったのか伺いました。
「地方で働くことへの不安の度合いは、どれくらいでしたか?」と質問したところ、『とても不安で、期待はあまりしていなかった(8.7%)』『期待よりも不安のほうが大きかった(18.4%)』『期待と不安は同じくらいだった(36.6%)』と地方で働くことに不安を抱えていた方が多かったことが明らかになりました。
具体的にはどのような不安を感じていたのでしょうか?
「期待よりも不安を感じたのは、どのようなことについてですか?」と質問したところ、『生活について(地方での暮らしに馴染めるか、など)(48.0%)』と回答した方が最も多く、次いで『住居について(家賃や場所など)(29.9%)』『仕事について(順調に行くか、など)(22.1%)』と続きました。
仕事の不安よりも、地方での生活や住居について不安があった方が多いようです。
そこで、実際に地方で働いた結果、どんな感想を抱いたかや、地方暮らしのエピソードを伺ってみましょう。
■地方暮らしの感想や心温まるエピソードがあれば教えてください!
・都会にいるときより生き生きしている気がする。田舎町の病院で働いているが、のんびりしているし、花や海が近くにあるため穏やかな気持ちで仕事できる(20代/女性/長崎県)
・土地が広く、ごみごみしていない。隣人から野菜や果物をもらえる(30代/男性/山梨県)
・時間のゆとり感はあるため、仕事でも家庭でも焦るような感じにはなりにくい(30代/男性/岩手県)
・余暇で家庭菜園ができるようになったのが良かった(50代/男性/静岡県)
都会にいるより、穏やかで落ち着いた気持ちで生活できるという回答が多く寄せられました。
また、近所の方から野菜や果物を貰い、都市部にはあまりない人とのふれあいに感動したとの声も複数寄せられています。
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地方だからこその魅力とは、自然ばかりではなく住みやすさや働きやすさにある!?
ここまでの調査で、多くの方が地方に移住する際に不安を抱えていたものの、地方ならではの人とのふれあいや穏やかな生活に満足していることがわかりました。
次に、地方ならではの魅力にはどのようなものがあるか伺いました。
「地方ならではの魅力として、当てはまると思うものを教えてください(複数回答可)」と質問したところ、『生活費が安い(45.5%)』と回答した方が最も多く、次いで『美しい自然が多い(景観が良い)(32.8%)』『住居などのスペースが広い(31.5%)』『環境が良い(空気がきれい、食べ物が美味しいなど)(31.4%)』『子育て環境(支援など)が良い(21.5%)』と続きました。
およそ半数の方が、生活費の安さが魅力と回答しました。都市部に比べ、住居費や食費などが安く、生活しやすいと感じている方が多いようです。
最後に、今働いている地域を今後どんな風にしていきたいか伺いました。
■今働いている地域を今後どのようにしていきたいですか?
・賃金水準の向上(40代/男性/青森県)
・過疎化が多少ありそうなので若者が住みたいと思える所にしたい(40代/女性/富山県)
・町のイベントなどを多く行い、アピールして人を集めたい(50代/男性/兵庫県)
・日本一住みやすい地域にしたい(50代/男性/新潟県)
などの回答が寄せられました。
過疎化が進む地方では、人を集める施策が必要だと感じる方が多いことがわかりました。
今住んでいる地方をより活性化したいと感じる方が多いのではないでしょうか。
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【まとめ】地方に移住したきっかけや、当時不安だったことが明らかに!
今回の調査で、3割以上が転職や退職がきっかけで地方に移住していることが明らかになりました。
一方、多くの方が、移住の際にはさまざまな不安があったこともわかりました。
特に、地方での生活や住居について不安があった方が多いようです。
しかし、地方ならではの穏やかな生活や人とのふれあいに、都市部では感じられない感動があった方が多いこともわかりました。
また、およそ半数の方が、地方暮らしは住居費や食費などが比較的安く、生活しやすいという魅力を感じているようです。
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下関の未来に繋がる クリエイティブな経済活動の発信拠点「ARCH」の紹介
今回、「都市部から地方で働くことを決めた理由」に関する調査を実施した、上原不動産グループの『ARCH』(https://www.uehara-f.com/arch_top)は、下関を拠点としたコワーキングスペース・登記ができるシェアオフィスの運営を実施しております。
■ARCHとは?
山口県下関市にある、起業・副業チャレンジ施設ARCH。
地域活性化を目指して、様々な方にチャレンジいただける様に願いを込めて企画運営しているコワーキングスペースです。
起業・副業やマーケティングリサーチなどチャレンジいただける施設としてご利用ください。
■ARCH豊前田 オフィス、コワーキング、クリエイター向け、交流会イベントなど開催
■ARCH茶山 物販、習い事、セミナー向け
■ARCH幸町 ヨガスタジオ
レンタルスペース
レンタルサロン
レンタルオフィス
コワーキングスペース
※時間貸し〜月貸し、付随してスタッフ様のお住まいも探します。ワーケーションや中期滞在のご相談にも柔軟に対応します。
■ARCH誕生への想い
未来に繋がる仕事をしたい。 自分達の生まれ育った下関をどうやって子や孫に繋げていけるか?
20年以上、家業である不動産業に従事して来て、これから自分達にできる取り組みは何かと考えました。
下関密着のまちの不動産会社だからこそ、寂しくなった商店街が甦る様な取り組みとして、遊休不動産となった資源を活かしたリノベーションで下関のエリア再生を目指す、エリアマネジメント。
「リノベーションまちづくり」こそ、私達、不動産会社や不動産オーナーが取り組めば変化の兆しは早いのでは無いかと感じ、新たな挑戦を始めました。
そこで誕生したのが『ARCH』です。
寂れた商店街で持て余している不動産を古きを生かしながらリノベーションを行い、未来に繋がる場所として新たなスタートを切っています。
『ARCH』のコンセプトは、“wellness life & wellbeing”です。
リノベーション街づくりを推進する道しるべになる存在として、下関に住み・働き・生活をする人々の幸福と健康な人生に寄り添えるような居場所づくりを目指しています。
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下関市のシェアオフィス・コワーキングスペースARCH
◆ARCH豊前田
下関駅から徒歩10分!
カフェ併設のシェアオフィス・コワーキングスペースとなります。
これから新たに進化する下関市のエリアビジョンを見据えてワーケーション、起業やクリエイティブにチャレンジされる皆さまに愛される場としてのコンセプトをイメージして創造しました。
■月額サブスクプラン
■個室、フリー席、貸ロッカー、登記など
様々なプランをご用意予定となっています!
【こんな方におすすめ】
・起業、副業を始めたばかりの方
・個人事業主の方
・これから法人化する方
・ノマドワーカー
・フリーランス
◆ARCH茶山
下関の起業・副業のチャレンジ施設です!
『何か自分の好きなことを仕事にしてみたい!』
と思う時、いきなりお店を借りて事業を始めるってハードルが高く感じませんか?
ARCH茶山なら、1時間1,500円~ 起業・副業にチャレンジできます!
ARCHで新しいチャレンジをしてみて、だんだんお客さんもできて稼げるようになった時、お店が持ちたくなったら持つ。そんなステップを踏んでリスクを少なく開業したい方にはピッタリのスペースです!
一人一人が、自分の”やりたい!”に挑戦して、お店ができて増えていき、商店街に面白くて素敵なお店が並んで、多くの人が集まり、新しい出会いや繋がり・交流が生まれる場所となっていく…
そんな未来の第一歩をARCHとともに作り上げませんか?
各施設ご予約はこちらから:https://reserva.be/arch_shimonoseki
■ARCH:https://www.uehara-f.com/arch_top
■お問い合わせ:https://reserva.be/arch_shimonoseki/contact?mode=edit
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