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「Digi-PoC TOYAMA(デジポックとやま)」とは
富山県が成長戦略として掲げる県民のウェルビーイングの向上や、「幸せ人口1000万」の実現等を図るため、地域課題をデジタルソリューションで解決する事例を創出し、本県におけるビジネスモデルの構築につなげることを目指し、令和4年度からスタートした実証実験プロジェクトのことです。
AI・IoTといった先端技術やデータ活用など、デジタルの力を最大限に活かして、地域の中で新しいビジネスの種を生み出していけるよう支援を行います。
参考サイト:https://digi-poc-toyama.jp/
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今回の背景と目的
製造業は既存のシステムが定着しており、デジタル化への対応が十分に追い付いていません。特に中小製造業では、限られた人員及びコスト面から、新しいシステムの導入に対しての負担感が大きく、導入に消極的になることから、事業者間にデジタル化の格差が生じています。そこで、富山県では、この課題を解決する実証実験を募集しました。
本実証実験プロジェクトでは、中小製造業において、DXの推進に必要となる情報を可視化するプラットフォームを活用するとともに、アドバイザーによるコンサルティング支援を受けることによって、DXを活用した企業経営を定着させる事例を創出し、本県における新たなビジネスモデルの構築につなげていくことを目的としています。
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今回の取り組みについて
【事業概要】
中小製造業企業におけるGXやDX経営に必要な、経営情報を可視化するプラットフォームおよび可視化ツールの運用とGDXアドバイザーによる伴走型支援を組み合わせたコンサルテーションサービスの提供による、中小製造業の生産性向上及び付加価値向上の実証実験を行います。
【事業内容】
(1)DX推進に係るセミナー・個別説明会の開催
県内製造業を対象に、DXを活用した企業経営を推進させることを目的としたセミナー・個別説明会を
企画・運営すること。
(2)経営情報プラットフォーム「富山広場」の構築・運営
(3)アドバイザーによる支援
DXを活用した企業経営の定着につなげるためアドバイザーによるコンサルティング支援を実施する。
(4)情報発信・広報
(5)検証
プラットフォーム活用によりモニター企業にDX推進の進捗が見られたか、コンサルティングにより経営
課題の整理ができたか、見えてきた課題に対しデジタルツールを活用して解決できたかなどの検証を行う
こと。
(6)進捗管理
(7)成果報告
令和6年3月に県が開催する実証実験プロジェクトの成果報告会で成果報告を行うこと。
(8)ビジネスモデル化のための検討・提案
(9)実施結果の取りまとめ
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フォーバルが運用する「きづなPARK」内の富山県広場
「きづなPARK」は、フォーバルが運用する中小企業の大切な経営情報を「つなぎ」、企業と企業を「つなぐ」次世代に継承され続けるような、さまざまなコンテンツが集う場所というコンセプトで構築された、中小企業の経営情報を収集・蓄積・分析活用できるプラットフォームです。
今回、この事業の中で「きづなPARK」内に富山県内企業専用のデータ蓄積・分析が可能な場をクラウド上
で「富山県広場」として開設します。開設した富山県広場は、そこに訪れる富山県内企業の方がいつでもDXや
経営に関する診断が行える状態にします。蓄積したデータは定期的に分析を行い、富山県内企業の傾向値として公開(企業名は公開されません)し、DX推進の意欲を醸成させます。また、本事業終了後においても県内事業者が自由にアクセスし、診断が実施できるようにすることで、より多くの県内事業者が活用できる環境を提供していきます。
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株式会社フォーバルとは
企業経営を支援する次世代経営コンサルタント集団で、中小・小規模企業のDXアドバイザーのリーディング・プレーヤーであるフォーバル(資本金:41億50百万円、東証プライム市場【証券コード:8275】)は、中小・小規模企業を対象に「情報通信」「海外」「環境」「人材・教育」「起業・事業承継」の5分野に特化したコンサルティングサービスをコアビジネスとしています。 詳しくは、ホームページ(https://www.forval.co.jp/)をご参照ください。
■会社概要
社名 :株式会社フォーバル
代表 :代表取締役社長 中島 將典
設立 :1980年(昭和55年)9月18日
所在地 :東京都渋谷区神宮前五丁目52番2号 青山オーバルビル14階