パナソニック コネクト株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役 執行役員 プレジデント・CEO:樋口 泰行、以下、パナソニック コネクト)は、株式会社日立製作所(以下、日立)との生体認証の共創を推進し、日立グループ最大規模のイベント「Hitachi Social Innovation Forum 2023 JAPAN」でパナソニック コネクトの顔認証技術が体験いただけることをお知らせします。
具体的には、生体情報を暗号化する日立の特許技術を活用した公開型生体認証基盤PBI(Public Biometric Infrastructure)(※1)とパナソニック コネクトの世界1位(※2)の顔認証技術を融合し、安心・安全かつ快適な生体認証を追求した新サービスの創出に向けた取り組みの第一弾であるANA FESTA「顔認証スタンプラリー」で活用されている顔認証技術が体験可能です。
■これまでの協業の取り組み
2023年2月に協業を発表してから第一弾の取り組みとして、ANA Digital Gate株式会社、全日空商事株式会社、ANA FESTA株式会社(以下、ANA FESTA)、日立の4社が2023年3月29日から行っている、ANA FESTAの店舗来店時の顔認証でマイルが貯まる「顔認証スタンプラリー」の実証実験において、パナソニック コネクトの顔認証技術が活用されています。
店頭では設置のタブレット端末で顔認証するだけで簡単に来店チェックインが可能。さらに日立のPBIとパナソニック コネクトの顔認証技術を活用した生体認証統合基盤サービスを融合することで、顔情報は復元できない形に暗号化され、漏洩する恐れの無いセキュアなシステムを実現しています。認証回数は10万回を超え、多くの利用者に安心・安全で快適な、新たな顧客体験を提供してきました。
今回、共創をより拡大すべく2023年9月20日(水)~21日(木)に開催される日立主催の「Hitachi Social Innovation Forum 2023 JAPAN」にて、パナソニック コネクトの顔認証技術の体験を予定しており、地域創生・スマートシティ「地域振興(観光DX)」の展示ブース内でANA FESTA「顔認証スタンプラリー」などを、デモンストレーションを通じて体験(※3)できます。
パナソニック コネクトは、今後もこのような実証実験やイベント連携などを通じて、日立と共同で可能性の模索を推進することで、生体認証市場を牽引し、安心・安全で快適な社会、持続可能な未来の実現に貢献していきます。
※1 PBI(Public Biometric Infrastructure):指静脈や顔、虹彩などの生体情報を暗号化し、登録・照合することで、安全かつ確実に本人を特定する株式会社日立製作所の独自技術。
PBIを活用した日立の生体認証:
※2 2022年11月6日のNIST(FRVT 1:1)経年変化評価において、Mugshot(人種・経年変化を含む正面顔データ、他人受入率:10万分の1)で世界1位を獲得しました。同時にBorder(顔向き・照明変動を含むデータ、他人受入率:10万分の1 )で世界4位、KIOSK(下向き・見切れデータ、他人受入率:10万分の1)でも世界5位にランクインするなど世界最高水準の評価結果を得ております。
※3 本デモンストレーションでは、マイルは貯まりません。
【Hitachi Social Innovation Forum 2023 JAPAN 開催概要】
・会期:2023年9月20日(水)~21日(木)
・会場:東京ビッグサイト 会議棟
・主催:株式会社日立製作所
・参加:事前登録制(無料)
詳細は、オフィシャルサイト(https://www.service.event.hitachi/regist/)にてご確認のうえ、ご登録ください。
【関連リンク】
ANA FESTA 顔認証スタンプラリー ※ANAのウェブサイトに移動します
事例(実証実験)「顔認証スタンプラリーサービス(顔認証SDK・株式会社日立製作所様 PBIを活用した生体認証統合基盤サービス)」(全日空商事株式会社様、ANA Digital Gate株式会社様、株式会社日立製作所様(ビジネスパートナー))
プレスリリース「日立とパナソニック コネクト、生体認証のグローバルな展開・加速に向けた協業を開始」(2023年2月27日)
オウンドメディア『GEMBA』「【日立✕パナソニック コネクト】競合同士の共感が創り出す、サイバーフィジカルセキュリティの未来」(2023年6月21日)
■パナソニック コネクトの顔認証技術について
パナソニック コネクトの顔認証は、40年以上に渡るカメラの画像処理で培った画像を鮮明にする技術と、顔の特徴を学習するディープラーニング技術の応用により、NIST(米国国立標準技術研究所)の顔認証ベンチマークテスト(NIST FRVT 1:1)において、世界1位(※2)の評価を獲得しました。
顔の向きや経年変化、メガネ・マスクなどにも影響されにくく、快適にご利用いただけます。これまでにも空港での厳格かつ円滑な本人確認や、アミューズメントパークでのチケットレス入退場、店舗でのキャッシュレス決済、オフィスでのICカードレス入退室などで、顔認証技術を応用したシステムを展開してきており、1日30万回超の固有の顔認証を達成してきました(パナソニック コネクト調べ)。今後も、世界最高水準の顔認証技術と、現場での使いやすさを追求し、お客様との実証実験を重ねて実現したUXデザインとの融合により、さまざまな現場を安心・安全かつ効率化することに貢献してまいります。
▼パナソニック コネクトの顔認証ソリューションについて
【パナソニック コネクト株式会社について】
パナソニック コネクト株式会社は2022年4月1日、パナソニックグループの事業会社制への移行に伴い発足した、B2Bソリューションの中核を担う事業会社です。グローバルで約29,500名の従業員を擁し、売上高は1兆1,257億円(2022年度)を計上しています。「現場から 社会を動かし 未来へつなぐ」をパーパス(企業としての存在意義)として掲げ、製造業100年の知見とソフトウェアを組み合わせたソリューションや高度に差別化されたハードウェアの提供を通じて、サプライチェーン、公共サービス、生活インフラ、エンターテインメント分野のお客様をつなぎ、「現場」をイノベートすることに取り組んでいます。また、人と自然が共存できる豊かな社会・地球の「サステナビリティ」と、一人ひとりが生きがいを感じ、安心安全で幸せに暮らすことができる「ウェルビーイング」の実現を目指しています。
■人権の尊重と企業価値の向上に向けて
パナソニック コネクトは、「人権の尊重」と「企業価値の向上」を目的に、DEI(Diversity, Equity & Inclusion)推進を経営戦略の柱のひとつと位置づけ、多様な価値観を持つ一人ひとりがイキイキと力を発揮できる柔軟性の高いカルチャーを目指しています。
「少数であること」やその他の理由で権利が守られていない状況に対しては、妥協できない「人権」の問題として取り組みます。
例えば、2016年、国内の人事制度運用上の配偶者に「(同性婚も含む)事実婚を結婚したものと同様に取り扱う」ことを発信するなど、家族の在り方の多様化に対応しています。
▼その他の取り組みについてはこちら
▼パナソニック コネクト株式会社 ウェブサイト
▼パナソニック コネクト Newsroom
【お問い合わせ先】
パナソニック システムお客様ご相談センター
電話:0120-878-410
(受付:9時~17時30分<土・日・祝日は受付のみ>)