(一社)旭川地区トラック協会×グッドラーニング！初任運転者講習のオンライン化で取り組む「新たな教育のアプローチ」

(一社)旭川地区トラック協会(以下、旭川地区トラック協会)は、2023年8月1日より(株)キャブステーション(本社：東京都新宿区、代表取締役：楠木崇延)が開発したeラーニングシステム「グッドラーニング！トラック初任運転者講習」を導入することとなりました。旭川地区トラック協会とグッドラーニング！は地域に点在するトラック事業者の新人ドライバーに「新しい学びの形」をお届けします。

「北海道ならでは」の課題

全国のトラック協会は、運送業の健全な事業推進と安全輸送に寄与することを目的として会員事業者に対し様々な支援を行っています。これまで旭川地区トラック協会も新人ドライバーに義務付けられた「初任運転者講習」の座学研修を旭川市内にて開催、15時間以上が必須であるこの研修を事業者に代わって行うことで時間と人手の確保が難しいトラック事業者を支援してきました。

しかし、旭川地区トラック協会に加盟する事業者の所在地は広域に渡り、その範囲は実に東京～名古屋間の距離に匹敵します。会場までの移動が事業者への負担となっていました。

地理的な制約を超えて

そこで旭川地区トラック協会は(株)キャブステーションが開発した「グッドラーニング！」を導入、パソコンやスマートフォンを使い、地理的な制約を超えて各地に点在する事業者の新人ドライバーたちが事業所にいながら初任運転者講習を受講できるという画期的な仕組みを構築いたしました。

グッドラーニング！は24時間いつでも受講ができるため、空いた時間に学習ができるという点も大きなポイントとなっています。

　　　　　　　ドラレコ映像で学ぶ「危険予測講座」

　　　　　　　チェックテストで効果測定

さらにカリキュラム修了後には学習に要した時間や各講座の理解度が記載された指導記録簿がメールで届くため、各事業所の管理者は受講者に対して適切なサポートや補完的な指導を行うことも可能となります。

その後の指導の参考資料とすることで初任運転者講習での学習を一過性、そして一方通行で終わらせることなく、受講者の振り返りとともにさらなる安全教育の材料としての活用が可能です。

(一社)旭川地区トラック協会コメント

当地区は、北海道内の主に道北地域と呼ばれる地域であり、南から北まで直線距離で250㎞以上ある広い地区となります。各地で初任教育を開催するのは難しく、遠方からトラック協会会場まで来て頂くことも事業者において一定の負担となっていました。特に冬期間は豪雪地域でもあり、開催もできませんでした。

初任教育は事故防止対策への要かつ第1歩であり、いつでも受講可能で会員事業者の管理者や経営者の負担軽減にも繋がるため、このグッドラーニング！を採用しました。受講した方は有効に使ってもらい、運転手としての必要な知識等を取得して頂き、一般ドライバーの模範となるようなトラックドライバーとして活躍して頂きたいです。