1.背景
NTT西日本は、通信・ICTサービスソリューション事業を展開しており、その主業務である設備の構築・維持・故障修理の工事等をNTTフィールドテクノが担っております。NTTフィールドテクノでは現在約1,000人を超える女性社員が在籍しており、通信設備工事等の現場のさらなる女性進出と働きやすく魅力的な現場環境づくりをめざす社内プロジェクト「SHINING活動※1」を行っています。この活動の一環として女性特有の悩み解消へむけた環境改善※2に取り組んでおり、生理時の不安解消や働きやすさの向上を目的として、2023年5月より約1か月間、花王株式会社の生理用品ブランド『ロリエ』の「職場のロリエ※3」を実施し、九州支店に生理用品を設置しました。
※1 ダイバーシティ推進活動の1つである女性活躍推進活動を目的の1つとした通信設備工事等の現場における改善活動。2023年度は、社内公募した女性社員24名で活動。
NTT西日本公式 HP ⼥性社員の活躍推進 ⼥性視点の業務改善活動「 SHINING活動」
(https://www.ntt-west.co.jp/sustainability/wellbeing/diversity/#03)
※2 生理に影響されることなく、安心・快適に働くことのできる職場環境の整備。2023年3月にはマネージメント層の男性社員を対象とした生理痛疑似体験を実施(3枚目「参考:「SHINING活動」男性社員の生理痛疑似体験実施について」参照)。
※3 生理用ナプキンを、福利厚生のひとつとして職場のトイレに備品化する、花王株式会社の取り組み。
(https://www.kao.co.jp/laurier/project/shokuba/ )
2.社内アンケートの結果
生理用品設置後に行った社内アンケートでは、女性社員97名、男性社員48名、その他1名の計146名が回答。生理用品の設置について計98%(男女合計)が「とても良い取り組み」「おおむね良い取り組み」と感じたと回答し、本取り組みに対する好意的な声が多く寄せられました。また、女性社員を対象に行った「生理用品の常設は必要だと思うか」という質問に対しては約9割が「必要」と回答し、約8割が「生理用品の常設によって不安が軽減されより仕事に取り組めそう」と回答し、必要性を感じていることが分かりました。
3. 今後の取り組みについて
アンケートの結果を踏まえて、NTT西日本グループでは、オフィスへ生理用品の正式な設置を検討してまいります。また、社内アンケートに寄せられた、生理用品の種類や置き場所などについても今後議論を重ね、改善を図ってまいります。
参考:「SHINING活動」男性社員の生理痛疑似体験実施について
生理は周期的に女性におとずれるものであり、身体と精神に大きな乱れを起こすものであるにもかかわらず、生理に関連する事柄は共有される機会が少なく、理解されにくいといった問題があります。特に男性社員が多い現場ではこの問題が顕著となります。
「SHINING活動」で行った社内アンケートでは、生理休暇の取得者は7%にとどまり、83%の女性社員が生理休暇を取得しづらいと回答。そこで生理休暇を取得しやすい職場環境づくりに向けた施策案を策定し、その一環として男性社員の生理への理解を深めてもらうため、NTTフィールドテクノのマネージメント層の男性社員を対象に、生理痛を疑似体験できる装置を使った生理体験を2023年3月に実施しました。
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