新製品はいずれも、高速印刷や高速スキャンを維持しながら、業界トップクラスの低消費電力を実現するなど、使用時の環境負荷を低減したモデルです。ランサムウエアや不正アクセスなど巧妙さを増すサイバー攻撃に備えるため、セキュリティー機能も強化しており、IT環境下でのオフィス業務に安心を提供します。
■ 低温定着トナーや段ボール梱包材の採用により環境負荷を低減
転写効率を高めた低温定着トナーを採用することで、従来機種に比べ消費電力を最大約15%低減(※1)し、業界トップクラスの標準消費電力量(TEC値)(※2)を実現しています。本トナーは、印刷終了時に回収される転写残トナーの発生が少なく、同じ回収トナー容器を使用したまま印刷できる枚数は従来機種の約2倍に延びています。特に印刷量が多い環境では、トナーを廃棄する量が減り、環境負荷の低減につながります。また、A3モデルにおいて、本体の梱包はプラスチック素材(EPS)ではなく、すべて段ボール紙を使用しています。
■ 新たに「おすすめセキュリティー設定」機能を搭載し多様なオフィス環境でのセキュリティー対策を支援
操作パネル上から本体の使用環境を選択するだけで、適切なセキュリティー設定が自動で行われる「おすすめセキュリティー設定」機能を新搭載し、専門知識を有するIT担当者がいない企業でも、セキュアな環境下で使用できます。また、日本を含め多くの国・地域でサイバーセキュリティー対策レベルの参考にされている、米国政府機関が定めたセキュリティー基準のガイドライン「NIST SP 800-171/172/193」に対応し、起動時のプログラム改ざんを検知した場合の自動復旧機能を搭載するなど、サイバー攻撃に対する防御、検知、復旧に関する高度な基準をクリアしています(※3)。加えて、JBMIA(※4)が策定した、複合機をSOHO/一般オフィスで使用する際のセキュリティー要件への適合を示す「BMSec(Business Machine Security)」マークを取得予定です(※5)。
■ ファームウエアの自動アップデート機能やクラウドサービス連携により業務効率向上を支援
ファームウエアの自動アップデートにより本体システム機能の利便性やセキュリティー性能は継続的に進化していきます。さらに、クラウドサービスと連携することで、スキャンしたデータを直接クラウドへ送信できるなど、業務効率向上に貢献します。2023年秋に、電子帳簿保存法に対応する中小企業向けの業務支援アプリケーション「MEAPクラウドスキャンfor NI Collabo」(2022年4月発売)が機能拡張し、支払管理・経費精算に対応可能となります。2023年末までには、ユーザーが簡単にクラウドと接続し印刷やスキャンを行うことができる新サービスの提供も予定しています。
製品名 |
希望小売価格(税別) |
発売日 |
imageRUNNER ADVANCE DX C3935F/C3930F/C3926F(A3モデル) |
177万円~ |
2023年8月下旬より順次 |
imageRUNNER ADVANCE DX C359F(A4モデル) |
82万円~ |
2023年8月上旬 |
※1. A3モデルのみ。従来機種は「imageRUNNER ADVANCE DX C3835F/C3830F/C3826F」(2021年10月発売)。
※2. 国際エネルギースタープログラム使用製品(25~35枚/分クラスのコピー/ファクス/スキャナー機能付きのデジタルカラー複合機)との比較において。2023年8月1日現在。(キヤノン調べ)
※3. 本基準の詳細を記した「セキュリティーホワイトペーパー」のURL:https://oip.manual.canon/USRMA-6944-zz-CSPS-jaJP/contents/index.html
※4. 一般社団法人 ビジネス機械・情報システム産業協会。「Japan Business Machine and Information System Industries Association」の略。
※5. 2023年8月中に取得を予定。セキュリティー要件への適合の確認は、申請者自身(キヤノン)が行います。
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「おすすめセキュリティー設定」紹介動画