日本の小売企業は、消費者へのパーソナライズされた体験の提供および不正を防止するためのテクノロジー活用で遅れをとっていることが、Adyenの調査で明らかに

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東京、2023年7月19日 – 世界の多くの大手企業に選ばれているグローバル決済プラットフォームを提供するAdyen(AMS:ADYEN)は、顧客体験とデジタルテクノロジー投資に関する国際調査を2023年2月から3月にかけて実施しました。この調査は、インフレが消費者の行動変化にどのような影響を及ぼしているのか、また、企業はこの変化にどのように対応しているのかを明らかにするため、全世界で36,000人の消費者と12,000社の企業(日本では2,000人の消費者と500以上の企業を含む)を対象に行われました。

調査によると、生活費の高騰を受け、パーソナライゼーションとロイヤルティがますます重要になっていることが明らかになりました。

日本の消費者の過半数(59%)は、小売企業は買い物に対する特典のあり方を改善するべきだと考えており、これは昨年(2022年:45%)より31%増加しました。消費者はまた、単なる特典の付与は当たり前であり、自分の好みを覚えていて、オーダーメイドのショッピング体験を提供してくれる小売企業を好むと回答しました。一方、消費者との関係を構築するためにCRM(Customer Relationship Management)を導入している日本の小売企業は17%に過ぎず、世界平均の27%よりかなり低くなっています。また、OMO(Online Merges with Offline)のトレンドは世界的に成長を続けていますが、オンラインとオフラインのデータを結びつけ、どこで買い物をしても顧客を認識できる日本の小売企業はさらに少ないことも明らかになりました(14%)。

日本の企業は、OMO体験の実現に関して、今回調査対象となった市場の中で最も低い水準にあります。世界平均が29%であるのに対し、オンラインストアと実店舗のチャネル間で決済取引を完了できるようにしている日本の小売企業はわずか13%に過ぎません。また、オンラインで購入した商品を店舗で返品できるようにすることは、世界的には一般的になりつつありますが、日本の小売企業ではわずか10%にとどまっています。

また、調査結果によると、オンラインと実店舗で各顧客の購買情報を一元管理し、顧客の嗜好に応じてパーソナライズされたCXを提供するユニファイド・コマースを導入している日本の小売企業はわずか21%で、世界平均の50%を大きく下回っています。

Adyen日本カントリーマネージャーのジョナサン・エプスタインは次のように述べています。「小売企業は、オンラインとオフラインのシステムを単一のプラットフォームに統合すべきです。そうすることで、小売企業は、データ主導のOMOという新時代において、テーラーメイドの体験の創造、ロイヤルティプログラム、クロスチャネル返品の実現、リスク管理など、ビジネスをサポートするテクノロジーの活用方法を転換することができます。」

リテールレポートの全文はこちらからダウンロードいただけます。

Adyen Retail Report Japan 2023

https://www.adyen.com/ja_JP/knowledge-hub/retail-report?utm_medium=Press&utm_source=General&utm_campaign=Evergreen-CD-JP-Retail-Report-2023 

■Adyen Retail Report Japan 2023について

調査主体:Adyen

調査方法:オンライン調査

調査期間:2023年2月6日~3月1日

回答者:24の国と地域の12,000の小売企業。うち日本では516の小売企業。

※対象とした国と地域は以下の通りです。

香港、日本、マレーシア、シンガポール、オーストラリア、UAE、英国、インド、アイルランド、ベルギー、デンマーク、フランス、ドイツ、イタリア、オランダ、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、スペイン、スウェーデン、カナダ、米国、ブラジル、メキシコ

■Adyenについて

Adyen(AMS: ADYEN)は、大手企業に最適なフィンテックプラットフォームです。エンドツーエンドの決済機能、データに基づく洞察、金融商品を単一のグローバルソリューションとして提供することで、企業がより迅速に目標を達成できるよう支援します。世界中にオフィスをもつAdyenは、Facebook、Uber, H&M, eBay, and Microsoftなどのお客様にサービスを提供しています。

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