Speakeasyでは本調達で得た資金を活用し、日本、韓国、台湾および、中南米のスペイン語圏を中心に約500万人に対して、AIを相手に対人型英会話同様のスピーキング学習を行う英語スピーキング特化型学習アプリ「スピーク」において、下記3点に重点投資を行うと共に、コンテンツ拡充、サービス提供の拡大を実現するため、開発、改善および新たな市場獲得に向け、サービス開発、マーケティングなど各国において様々な職種における人材採用強化を実施致します。
1:グローバルにおけるサービス品質向上に向けた機能開発、改善、および新技術の開発
多くの英語学習者が課題としているスピーキング・スキルの向上には、スピーキング機会を数多く得ることが欠かせない要素となります。
「スピーク」では、ユーザーの英語レベルに応じて学習コンテンツを提供する「レベル別コース」、特定のシチュエーションまたは、ユーザー自身で作成したシナリオに沿ってAIと会話し、会話終了後にフィードバックを行う「AI講師」、英語独自の言い回しや文法などを学ぶ「ミニコース」の全レッスンにスピーキングを設けることで、7日間で10,000単語以上にのぼるスピーキングを可能とし、スピーキング・スキルの向上を実現しています。
この度の資金調達では、ユーザーが発する単語やフレーズをこれまで以上に正確に認識するための自動音声認識技術の改善、「AI講師」からの質問や回答をより人間に近い流暢な会話にするための大規模言語モデルへの投資に加え、これまで以上に対人型英会話同様のスピーキング学習を提供できるよう、各種機能の技術開発を行ってまいります。
また、コンテンツ面においても新たなタイプのレッスン開発に加え、よりパーソナライズされたコンテンツを提供することで、ユーザーのエンゲージメントを高め利用時間を増やし、スピーキング・スキル向上に欠かせない発話回数を増加させることで、ユーザーのスピーキング・スキルの更なる向上をサポートしてまいります。
2:日本語版のコンテンツ拡充
2023年2月の日本語正式版提供開始から半年が経過した日本市場において、「スピーク」は想定を上回るユーザーを有しており、日本人の英語学習に対する高い意識と需要があることが明らかになっています。また、ユーザーの英語レベルに応じた学習を可能とする2,000以上のコンテンツが「スピーク」で提供されており、個々のレベルに応じた英語学習を可能としています。さらに、対人でのスピーキングに恥じらいを感じる傾向のある日本人ユーザーの性格とAIを相手にスピーキングを重ねる学習方法の相性が良いことから、学習コンテンツの利用回数、利用時間が継続的に増加しています。
このような状況の中、本資金調達で得た資金を活用し「スピーク」がグローバルで行う各種コンテンツ開発に加え、既に提供している「レベル別コース」、「AI講師」、「ミニコース」において、日本向けコンテンツの拡充並びに強化も併せて実施することで、日本のユーザーに対し更なる学習機会を提供してまいります。
3:既存サービス提供国・地域以外でのサービス提供拡大
「スピーク」は、2018年の韓国版リリース以降、2023年2月の日本語正式版リリースに加え、2023年4月よりメキシコを中心とする中南米のスペイン語圏、2023年5月より台湾でのサービス提供を開始しています。今回の資金調達により、これまでのサービス、コンテンツを活用しながら、現在サービスを提供している国と地域に加え、新たな国と地域でのサービス展開に向けた準備を開始してまいります。
■ スピーキング・スキル向上における課題と対策
変化が激しい現代において、キャリアアップや転職を見据えて、新しいスキルや知識を身につけるリスキリングに取り組む社会人が増加する中、プログラミングやデータ分析などのスキル習得を抑え、英語力が習得したいスキルの上位に挙げられています。これらの背景には、サプライチェーンのグローバル化などを背景に企業の海外進出が加速する中、グローバル人材を求める企業と英語を習得することでキャリアアップや転職に活かしたいと考えるビジネスパーソンに加え、コロナ後の訪日外国人旅行者の回復により英語を使用する機会が増加し必要に迫られて英語習得を目指すビジネスパーソンに至るまで多種多様な学習動機が存在します。
英語習得に対する需要が高まる中、2020年以降に改訂された新学習指導要領では、「読む」、「書く」に重点が置かれた旧学習指導要領から「読む」、「書く」、「聞く」、「話す(コミュニケーション)」、「話す(発表)」の4技能5領域をバランス良く習得することが求められるようになりました。しかし、旧学習指導要領に沿って英語学習を行ってきたビジネスパーソン世代の多くは、「話す」ことに特化した学習機会が少なく、「何年勉強しても英語が上達しない」、「スピーキング・スキルを向上させるための効果的な学習方法が分からない」と感じており、「話す」技能を向上させるために従来から行われている対人型英会話に頼ることが一般化していました。
しかし、日本人英語学習者の多くは「話す」際に、過度に流暢に話すことを意識してしまう結果、「上手く話したいが、流暢に話せないから話さない」など、対人型英会話では「話す機会」があっても機会を活かせない傾向があります。加えて、レッスン中に講師からの質問に対して「日本語から英語への翻訳→意見の整理→英語で話すための文章作成→発言」というプロセスを頭の中で巡らせるため、質問から発言までに時間を要することで、講師を待たせることに気を遣ってしまいレッスン参加頻度が減少し、結果としてスピーキング・スキル向上に至らないなどの課題があります。
このような状況の中、2023年7月4日に文部科学省が発表した「初等中等教育段階における生成AIの利用に関する暫定的なガイドライン」において「活用が考えられる例」として、「英会話の相⼿として活⽤したり、より⾃然な英語表現への改善」が盛り込まれました。現役学習世代は勿論、ビジネスパーソンにとってもスピーキング・スキル向上というゴールに向けて、従来の対面型英会話だけではなく、時間、場所を問わないAIを相手にした英会話を英語学習に取り入れることで、従来通りの学習方法では獲得することが難しかったスピーキング・スキル向上に効果があると考えられています。
「スピーク」では、AIを相手に7日間で10,000単語以上を発話するコンテンツを有しており、AIを相手にスピーキングを行うことで、対人型英会話で感じる「恥ずかしさ」や「気遣い」を感じることなく日本人の性格に適した形でスピーキング学習機会を提供することで、特に多くの日本人にとって苦手意識が強いスピーキング・スキルの向上に貢献してまいります。
<<「Speakeasy」について>>
● 2016年:設立
● 2017年:Y Combinatorから資金調達
● 2018年:「スピーク」韓国語版リリース
● 2020年:アプリ100万ダウンロード達成
● 2021年:自社開発の自動音声認識技術リリース
● 2022年10月:「OpenAI Startup Fund」よりシリーズBの資金調達
● 2022年10月:「スピーク」の日本語版ソフトローンチ
● 2022年12月:「AI講師」のリリース
● 2023年2月:「スピーク」日本語正式版リリース
● 2023年3月:「App Store」の「教育」カテゴリの「無料App」ランキングにおいて1位を獲得
● 2023年4月:メキシコを中心とする中南米のスペイン語圏でのサービス開始
● 2023年5月:台湾でのサービス開始
会社名:Speakeasy Labs, Inc
CEO:Connor Zwick
本社所在地:Unit 400, 99 Osgood PI, San Francisco, California, 94133, USA
設立:2016年
<<英語スピーキング特化型学習アプリ「スピーク」の基本情報>>
アプリ名:「スピーク」
カテゴリ:教育
対応機種:iPhone/iPad/iPod Touch iOS 13.5以降の対応機種/Android OS 6.0以降の対応機種
App Store:
https://apps.apple.com/jp/app/speak-learn-english/id1286609883
Google Play:
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.selabs.speak&hl=ja
※ Apple および Apple ロゴは米国その他の国で登録されたApple Inc. の商標です。App Store は Apple Inc. のサービスマークです。
※ Google Play、Google Play ロゴは、Google LLCの商標、または登録商標です。