・書籍情報
『The Story〔IT業界編〕』
著者:日本M&Aセンター 業種特化事業部 IT業界専門グループ 竹葉聖・田中菖平・青井雅宏
定価:1,628円(本体1,480円+税10%)
詳細URL:https://www.amazon.co.jp/dp/4295407259/
・「The Story」シリーズとして〔物流業界編〕〔調剤薬局業界編〕〔食品業界編〕をすでに刊行。本書のあと〔製造業編〕を刊行し、シリーズ計5冊を刊行予定
- 出版の背景
IT業界は、日本における数少ない成長業界のひとつです。ただ業界内では、100万人といわれる国内のIT人材を巡って争奪戦が繰り広げられている「エンジニア不足」の状況に加え、「多重下請け構造」などの問題も指摘されます。また、オーナーの高齢化・後継者不在による事業承継の問題など、個別企業としての課題も数多くみられます。
そうした課題を一挙に解決する手法として、近年「M&A」が注目を集めています。ただし、大きなメリットがある一方、正しく進めなければ失敗してしまうリスクもはらんでいます。
本書では、これまで数多くのIT経営者と面談してきた著者らが、その経験とノウハウを元に、IT業界の歴史と現状の課題、業界再編を含めた業界の動向、事業承継・事業成長の大きなヒントとなるM&Aの考え方などについて解説。概論から業界特有の専門的な知識まで網羅する一冊です。
1 IT業界の歴史と未来を読み解く
大手から中堅・中小まで、IT業界の企業にどのような変化が必要とされているのか、「業界特化型」だからこそのリアルな情報をお伝えします。また、IT業界の歴史を踏まえつつ、業界の今後にフォーカスを当て、業界全体が目指すべき姿を考えます。
2 業界最大の課題「後継者問題」への対応
実は日本で廃業する企業の90%以上が後継者を探さずに廃業を決めています。多くの場合、「子供も社員も難しいだろう」と最初から承継をあきらめているのですが、会社を継ぐ相手は、家族や社員だけではありません。新しい選択肢として、M&Aの魅力を伝えます。
3 会社を成長させるM&Aの手法を解説
後継者の問題やエンジニア獲得の問題など、IT業界の問題は多岐にわたります。本書では、実際にM&Aでそれらの課題を克服したケースや、さらなる成長を果たした事例を多数取り上げます。リアルな情報が、多くの企業の参考になるはずです。
- 本書の見どころ(新規性・類書との差異化)
・IT業界の企業が直面する「課題」と「解決の方向性」を広く解説
・多くの企業が悩む「後継者問題」を短期間で解決するM&Aの手法を紹介
・豊富な事例を通して、中小・大手を問わず役立つ情報を提供
- こんなあなたに届けたい
・IT業界の企業経営者
・IT業界で事業承継を考えている人
・IT業界で自社を成長させていきたい人
- 著者紹介(プロフィール)
竹葉 聖(たけば・きよし)
株式会社日本M&Aセンター 業種特化事業部 IT業界専門グループ グループリーダー
1989年生まれ、高知県出身。明治学院大学経済学部卒。公認会計士試験合格後、有限責任監査法人トーマツを経て、日本M&Aセンターに入社。IT業界専門のM&Aチームの立ち上げメンバーとして5年間で1000社以上のIT企業の経営者と接触し、IT業界のM&A業務に注力している。2018年は京セラコミュニケーションシステムとAIベンチャーのRistのM&A、21年にはSHIFTとVISHのM&A等を手掛ける。
田中菖平(たなか・しょうへい)
株式会社日本M&Aセンター 業種特化事業部 IT業界専門グループ シニアチーフ
1990年生まれ、埼玉県出身。上智大学経済学部卒業後、2015年に新卒として日本M&Aセンター入社。業種特化のコンサルティングを提供する業界再編部の立ち上げ時から在籍。ITソフトウェア業界を専門とし、中堅・中小企業の事業承継問題や大手企業のM&A戦略の立案など、多様なテーマのプロジェクトに携わっている。2017年度ディールオブザイヤー金賞受賞。
青井雅宏(あおい・まさひろ)
株式会社日本M&Aセンター 業種特化事業部 IT業界専門グループ チーフ
1990年生まれ、大阪府出身。同志社大学社会学部卒業。在学中にダイコクドラッグ創業オーナーの秘書として2年間経営ノウハウを学んだ後、株式会社キーエンスへ入社。事業部売上ランキング2015年、2016年1位を達成した後、日本M&Aセンターへ入社。現在、IT業界の多くのオーナーに寄り添い、最良の提案を行っている。
- 編集者からのコメント
M&Aは、勢いを失った企業が選ぶネガティブな選択肢ではなく、企業の成長やより良い事業承継のための有力な選択肢であることを知りました。後継者問題や先行き不安の解決に、また、自社単独では成し得ないビジョンを実現するための方法として、M&Aも含めた検討は今や必須だといえるでしょう。
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