STM32マイコン向けに損失の少ない画像圧縮機能と情報共有機能を追加した新しいUI設計ソフトウェア「TouchGFX」を発表

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STマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、メモリ使用量を削減する先進的な画像圧縮機能および情報共有機能を新たに搭載したユーザ・インタフェース(UI)ソフトウェア「TouchGFX 4.22」を発表しました。

TouchGFX 4.22は、画像やグラフィックスの最適な圧縮方法を自動的に選択し、ユーザ・インタフェースの性能や画質を低下させることなく、システムのメモリ使用量を大幅に低減します。TouchGFXやSTM32 Chrom-ART Accelerator™がサポートする高効率のL8フォーマットで作成されたデータに対して、L4、RLE※1、またはLZW9のアルゴリズムを選択・適用することで、20%から99%の圧縮率を達成します。圧縮の設定は、TouchGFX Image Managerで個別に調整できます。この使いやすい新機能により、ユーザ・インタフェース制御用のハードウェアにこれまでより少容量のFlashメモリ内蔵品を選択できるようになるため、応用機器の部品コスト削減が可能です。

TouchGFX 4.22のもう1つの変更点が「Live Callouts」です。これは、ヒントやコツ、特別な機能、ユーザの注意を引く情報をTouchGFX Designer環境内で直接呼び出せる機能です。

TouchGFXは無償で入手可能で、STM32マイクロコントローラの開発エコシステムの一部として簡単に使い始めることができます。Chrom-ARTやNeoChrom GPUアクセラレータなど、STM32のハードウェア・グラフィック機能を活用できるため、STM32マイコンの開発者向けに、最高のユーザ・インタフェースとして推奨することができます。

TouchGFX 4.22は、こちら(https://www.st.com/ja/embedded-software/x-cube-touchgfx.html)からダウンロード可能です。

STM32は、STMicroelectronics International NVもしくはEUおよび / またはその他の地域における関連会社の登録商標および / または未登録商標です。STM32は米国特許商標庁に登録されています。

※1 RLE:ランレングス圧縮のこと。データ損失の少ない圧縮方式の一つ。

STマイクロエレクトロニクスについて

STは、50,000名以上の従業員を擁し、包括的なサプライ・チェーンと最先端の製造設備を有する世界的な総合半導体メーカーです。約20万社を超えるお客様や数千社のパートナー企業と協力しながら、お客様のビジネス創出や持続可能な社会をサポートする半導体ソリューションの開発ならびにエコシステムの構築に取り組んでいます。STのテクノロジーは、スマート・モビリティ、電力エネルギー管理の効率化、IoT・コネクティビティの普及を可能にします。STは、2027年までのカーボン・ニュートラルの実現を目標にしています。さらに詳しい情報はSTのウェブサイト(http://www.st.com)をご覧ください。

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