鎌ケ谷市立南部小学校で、児童が正しい防災・減災知識を身につけるために AR技術などを活用した災害を疑似体験する「体験型防災授業」を開催しました

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東日本電信電話株式会社 千葉西支店(支店長:松木 裕人、以下「NTT東日本」)は、2023年6月24日(土)に鎌ケ谷市立南部小学校(学校長:小川 宏宜、以下「南部小学校」)において、6年生の児童を対象とした「体験型防災授業」を開催いたしました。
  • 1. 背景・目的

鎌ケ谷市では、防災機関による公助としての活動に加え、市民を中心とした自助・共助の推進に基づく、地域全体での防災・減災機能の拡充・強化に取り組んでおります。

一方、NTT東日本は、これまでに培ってきた防災・減災への取り組みや、発災時の対応におけるノウハウとICTを活用することで、災害から地域の皆さまを守るための仕組み作りを支援しております。

このような背景のもと、南部小学校とNTT東日本は、児童が正しい防災・減災知識を身につけることと、将来的な地域を支える災害対応の担い手への育成をめざして、当該地域で過去に発生した災害の内容や特徴などを、被災経験者から直に伝承を受ける他、AR技術※などを用いた仮想映像により、災害を疑似体験することが可能な学習の場として「体験型防災授業」を開催いたしました。

※現実世界にCG映像などを合成することで、実存するように見える技術

  • 2. 「体験型防災授業」の概要

(1)開催日時:

        2023年6月24日(土) 9:40~11:00

(2)開催場所:

        南部小学校 体育館 (鎌ケ谷市中沢726)

(3)授業内容:

        ①AR技術などを用いた仮想映像による、浸水被害疑似体験

        ②鎌ケ谷市内在住の被災経験者による、当該地域で過去に発生した災害の体験講話

        ③授業後に、児童が感じたこと・気づいたこと・今後注意していきたいことを発表 など

(4)授業対象:

        南部小学校 児童(6年生)32名 ※授業参観形式により実施。

当日の授業模様

                   非常食の種類やローリングストックの大切さ、及びハザードマップの見方などを学習

                                  被災経験者による、当該地域で過去に発生した災害の体験講話

                                    AR技術などを用いた仮想映像による、浸水被害疑似体験

今回の「体験型防災授業」でのAR技術などを活用した浸水被害の体験や被災経験者からの講話をつうじて、参加した児童からは「自分が住む地域で身近に起こりうる水害の危険性と避難方法をリアルに学ぶことができた」や「非常食のローリングストックなど、発災前後で必要な準備・行動を理解することができた」などといった声が多くあり、児童一人ひとりが、自分の命を守るために必要な行動を学ぶ機会となりました。

  • 3. 今後の展望

NTT東日本は、今回のAR技術などを活用した南部小学校での「体験型防災授業」について、学習した児童への浸透度合いなどを児童や保護者、教職員からのアンケートを基に検証・改良を行い、防災教育ソリューションの有効性を高めてまいります。また、本取り組みをパイロットケースとして、自治体や教育委員会、公共団体などへ広く働きかけ、防災教育の観点から地域の防災・減災力強化を推進し、災害に備えた強靭でサステナブルな社会の実現をサポートしてまいります。

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