SBテクノロジー、Azure OpenAI Serviceと連携する独自システムを開発し、社内利用開始

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SBテクノロジー株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長 CEO:阿多 親市、以下 SBT)は、Azure OpenAI Service と連携する独自システムを開発し2023年6月より全従業員約1,000人が利用を開始しましたのでお知らせいたします。
独自開発したシステムは、Microsoftソリューションにおける豊富な開発実績を応用したビジネスロジックが組み込まれており、様々な業務アプリケーションやデータベースを容易に拡大・追加できる拡張性の高いシステム構成を実現しています。社内で利用するMicrosoft Teamsやお問い合わせ管理システムなどと連携し、業務効率化・生産性向上を推進します。
また、これまでに培ったMicrosoftソリューションの技術力や、クラウドを安全に利用するためのセキュリティの知見に加え、今回の社内利用で得られたノウハウをもとに、Azure OpenAI Service を活用したサービスの開発に着手しております。

■社内利用の取り組み

SBTでは、高品質なICTサービスをお客様に提供するため、自らDXを実践し業務効率化やコスト削減に留まらない生産性向上などの改革に取り組んでいます。今回の社内利用にあたり、汎用的な一般情報の利用だけでなく、社内規定やマニュアルといった社外秘情報が外部に漏洩しないセキュアな環境を整備、安全な利用に向けて禁止事項や活用事例をまとめたガイドラインを策定しました。また取得した会話データ等を収集する基盤も用意し、情報セキュリティの観点から利用状況の監査やデータ分析によるインサイトを基に、独自システムの精度向上や従業員の業務効率化・生産性向上に活用していきます。

■社内利用の例(一部アプリケーションは順次全社展開)

・Microsoft Teamsでの利用

全社のコミュニケーションツールとして利用している Microsoft Teams で、AIチャットが利用できます。文章の作成や要約、議事録の作成はもちろんのこと、Microsoft Sharepoint などの社内データベースにアクセスし、マニュアルや規程といった社内情報を含んだ回答ができます。日々業務で発生する様々な悩みに対して、チャットベースで迅速かつ豊富な解決案を提示することで、業務効率化を実現します。

・お問い合わせ対応利用

情報システム部門に寄せられる各種お問い合わせに対して、蓄積されるFAQから該当する内容を自動で一次回答します。問い合わせた従業員への即時返答が可能となり、待機時間をなくします。情報システム部門は一次対応にかける対応工数を削減でき、回答を提供できなかった場合は質問の要約が伝達され、情報システム部門の担当者へ引き継がれます。ナレッジを蓄積していくことで、一次回答の精度が向上していきます。

・データ分析利用

業務データやアンケート等のデータ(CSV等)を、独自に用意したWebサイトにアップロードし、どのような分析をしたいのか、またその対象となるデータを指定することで、定量・傾向の分析、頻出単語のキーワード抽出等の様々な分析結果にまとめることができます。統計データを用いた市場調査から顧客分析まで幅広く業務に役立てることができます。

今後もAzure OpenAI Service の社内利用を推進し、従業員の業務効率化や独自開発したシステムの精度向上の取り組みを強化させてまいります。また、社内利用によって得られるノウハウをもとにAzure OpenAI Serviceを活用したサービスの提供を行い、お客様のDX実現に貢献してまいります。

※ 本リリースに記載されている会社名、製品名、サービス名は、SBテクノロジーまたは各社、各団体の商標もしくは登録商標です。

※ Azure OpenAI service、Azure Cognitive Search、Microsoft Teams、Excel、SharePoint、OneDriveは米国 Microsoft Corporationの米国及びその他の国における登録商標または商標です。

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