ドローン オープンプラットフォーム プロジェクト対応2つの製品サービスを発表

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ドローン・ジャパン株式会社(所在地:東京都千代田区 代表取締役:勝俣喜一朗)は、「ドローン オープンプラットフォーム プロジェクト」に対応した2つの製品サービス、DOP SUITEシリーズ (機体管理・サポート基盤パッケージサービス)、DOP HUB対応「プラットフォーム接続ユニット」の発表を致しました。
今回、発表した製品サービスはドローン オープンプラットフォーム プロジェクトのコンセプトに基づき、機体メーカーや各パートナーの技術を繋ぎ合わせる中核的な役割をし、ドローンの活用が進むなかで、安全性や運用性、活用シーンの多様性を高めます。 (詳細:https://www.drone-j.com/dop_lp_products/

1. DOP SUITE(ドップスイート)シリーズ (機体管理・サポート基盤パッケージサービス)(サービス名未定)

1-1. 概要

DOP SUITEシリーズは、ドローンの活用が進む中での安定運用を支援するクラウドアプリケーションです。

機体運用や安全性の向上だけでなく、機体メーカーとのサポート連携を強化し、機体サポートの迅速化に寄与するソリューションとなります。  パナソニック システムデザイン株式会社の開発協力をうけ、製品開発を行っています。また、東京海上日動保険株式会社の機体保険と連動することで、ユーザー企業でのドローンの安定運用を高めます。

1-2. 主な機能

ドローン機体管理

・機体管理(バッテリーやモーターのサイクルや使用時間を含む)

・機体アラート

・ログデータの管理(使用報告書の作成を含む)

・ファームウェア管理(バージョン管理)

・ドローンの飛行記録との連動

オペレーター管理

サポート連携

画面イメージ例一部:飛行レポート

1-3. 接続イメージ

1-4.採用・検証予定機体メーカー(2023年6月現在)

・イームズロボティクス株式会社

・株式会社ACSL

・株式会社プロドローン

2. DOP HUB(ドップハブ)対応「プラットフォーム接続ユニット」(製品名未定)

2-1. 概要

共通化されたユニットを使うことで、機体メーカーおよび周辺機器メーカーやアプリケーション提供メーカーは機体ごとに個別の開発を行うことなしに、周辺機器やアプリケーションを実装することが可能になるユニットとなる構想です。その第1弾をアドバンテック株式会社製のBUDシリーズと連携し提供します。

2-2. 役割

(1)周辺機器の接続:  ジンバルカメラ、スマートバッテリー、パラシュート など

(2)通信環境の追加:  LTE など

(3)アプリの追加:  通信制御、カメラ制御、セーフティ、セキュリティ、高度な機体制御 など

2-3. 仕様

アドバンテック社製シングルボードコンピュータ[MIO-2361]ベース

・CPU:Intel Atom E3900シリーズ

・4GBのLPDDR4-2400オンボードメモリー

・32GBのeMMCストレージ(最大64GB拡張可能)

・OS: Ubuntu/Windows

・専用樹脂性防水対応収容ボックス

・Port:USB3.0、2 x RS-232/422/485など

・AI推論用モジュール[*]

・LTEモジュール、LTEアンテナx2[*]

[*]オプション品(ご希望により搭載可能)

2-4. DOP HUBの構成図(例)

DOP HUB(ドップハブ)を活用したソリューション事例

2-5. 対応機器(2023年6月現在)

フライトコントローラー

・Pixhawkシリーズ、The Cube Orangeなどの「アルデュパイロット」搭載フライトコントローラー

周辺機器

・日本化薬製パラシュート 「PARASAFE®︎」

・古河電池製インテリジェントリチウムイオン電池パック

・Xacti製ドローンカメラシリーズ

2-6.提供形態

機体メーカーへの提供:イームズロボティクスからの販売

開発者への提供:ドローン・ジャパンからの提供

2-7.開発協力

アドバンテック株式会社

パナソニック システムデザイン株式会社

3. 販売開始時期

3-1. DOP SUITEシリーズ (機体管理・サポート基盤パッケージサービス):

-2023年8月 ユーザーテスト版提供(限定ユーザー)。2023年度下期 製品版提供(予定)

3-2.DOP HUB(ドップハブ)対応「プラットフォーム接続ユニット」:

-2023年8月 評価版提供。2023年度下期 製品版提供(予定)

4.  協働パートナーからのコメント

機体メーカー

イームズロボティクス株式会社

「DOP HUB や DOP SUITE によって、国産ドローンの市場性や安全性が大きく向上し、世界に打って出る好機になることを期待しております。」

株式会社ACSL

「ドローンが安全、安心に社会実装されるために、技術連携が可能なプラットフォームを形成するD.O.Pの取り組みに共感しております。今後、DOP SUITEを継続的に検証してまいります。」

株式会社プロドローン

「DOP SUITEによって、日本製ドローンのモジュール化標準化が進み、メーカー視点では合理化、ユーザー視点では導入・運用コストが下がり、産業化が加速すると期待しています。」

DOP SUITEビジネス連携

東京海上日動保険株式会社

「DOP Suiteにドローン保険をご提供し、専門チームによる円滑な事故対応をお届けいたします。保険を通じて、ドローン産業のさらなる発展をご支援させていただきます。」

開発協力

パナソニック システムデザイン株式会社

「ドローンを活用したソリューションを、機体と周辺機器を統合したDOP HUBを利用することで効率的に構築してご提供します。また、安心安全なドローン社会を実現するため、機体管理やサポート基盤を提供するパッケージサービスであるDOP SUITEシリーズの開発を進めてまいります。」

アドバンテック株式会社

「この度、アドバンテックの産業用ドローン向けコンパニオンコンピュータパッケージ“BUD”が、DOP HUB対応コンピュータとして認定いただいたことを大変嬉しく思います。アドバンテックはドローン産業の発展を通じて、より便利で豊かな世の中の実現に貢献できるように、DOP HUBの取り組みに積極的に協力していく所存です。」

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