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10都市で開催されるCelonisワールドツアーで、新しいオブジェクト・セントリック・データモデルや、より直感的でオープンなインテリジェントプラットフォームなどの新製品機能を紹介
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エンドツーエンドのリードタイムを正確に把握し、各プロセスの影響を理解することで、キャッシュ・コンバージョン・サイクルを加速しサービスレベルを向上するEnd-to-End Lead Times Appを発表
Execution Management(業務実行管理)のグローバルリーダーであるCelonisは本日、企業がプロセス内でビジネス価値を迅速に発見し、獲得できるようにする新製品を発表しました。顧客のコアビジネスプロセスのパフォーマンスを向上させる新機能は、Celonisがそのコアプラットフォームを拡張、強化し、プロセスマイニングを改革し続けていることを改めて示すものです。
オブジェクト・セントリック・データモデル
Celonisは、Celosphere 2022で発表したオブジェクト・セントリック・プロセスマイニングに続いて、オブジェクト・セントリック・データモデルを発表しました。このモデルは、ビジネス全体を単一のデータで表現します。これにより企業はプロセスデータをモデル化し、重要なインサイトを得て、価値を実現するためのアクションを加速することができます。Celonisのオブジェクト・セントリック・データモデルは、ソースシステムからのデータ変換に必要な作業を削減し、イベントログデータモデルと並行して動作するため、移行を中断させることはありません。また、このモデルは同じく本日発表するCelonisの新しいEnd-to-End Lead Times Appにも搭載されており、サプライチェーンのリーダーはエンドツーエンドのリードタイムを正確に把握し、各プロセスの影響を理解することで、キャッシュコンバージョンを加速しサービスレベルを引き上げることができます。
Celonisのオブジェクト・セントリック・データモデルの特長は以下のとおりです。
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シンプルさ:ソースシステムの言語ではなく、請求、注文、流通に使われている言語を使用するデータモデルを採用することで、ビジネスをより適切にモデル化することができます。
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システム非依存性:ERP、SCM、CRMなど、どのようなソースシステムを使用していても、Celonisのアプリとプロセスコンテンツを利用でき、標準化されたビジネス定義とコアプロセスの事前構築された変換機能を活用することができます。
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柔軟性:従来型のプロセスマイニングでは、検証したいプロセスごとにデータモデルを準備する必要があります。新しいオブジェクト・セントリック・データモデルでは、組織はプロセス分析を動的に調整し、ソースデータに戻ることなく、プロセスからプロセスへと視点を切り替えることができます。これにより、オンボーディング時間が大幅に短縮され、より迅速にインサイトを得て、主要なアクションを実行できるようになります。
Celonisの共同CEO 兼 共同創業者であるアレックス・リンケ(Alex Rinke)は、次のように述べています。「オブジェクト・セントリック・データモデルにより、ユーザーは現実のオブジェクトやイベントに基づいたプロセスを簡単にナビゲートでき、プロセスマイニングの威力をすべて引き出すことができます。顧客はすでに慣れ親しんでいる方法で、より自然にデータを構築し、操作して利用することができます。この新たに拡張されたデータ基盤と、今年のワールドツアーで発表する追加機能により、Celonisが比類のない可視性を顧客に提供し、プロセスインテリジェンスの普及を支援し、企業全体でインテリジェントなアクションを可能にする方法を披露できることを大変嬉しく思います」
Celonis Business Miner:直感的なプラットフォームであらゆるユーザーが利用できるプロセスインテリジェンス
Celonis Business Miner(https://www.youtube.com/watch?v=Wbxd8RMckLI&feature=youtu.be)は、業界初のインテリジェントなプロセス調査テクノロジーとコラボレーションワークスペースです。専門的なプロセスマイニングの知識がなくても、すべてのビジネスユーザーが簡単に、そして独自にプロセスの問題を調査することも、あるいは他の人とコミュニケーションを取ったり、チームを組んで対応したりすることも可能になる画期的な方法を提供します。プロセスマイニングの威力を深化させ、民主化することで、アナリストだけでなく組織の誰もがプロセスのパフォーマンスを把握し、改善できるようになります。技術的なバックグラウンドは必要ありません。Celonis Business Minerは、Celonisのコアプロセスのプロセス固有の探索機能を搭載して一般提供を開始しました。具体的には、買掛金(Accounts Payable)、売掛金(Accounts Receivable)、購買/調達(Procurement)、受注管理(Order Management)に加えて、サイクルタイム、リワーク、望ましくないアクティビティなどの側面に焦点を当てた、プロセスに依存しない追加の探索機能が含まれています。
さらに、直感的な質疑応答型探索機能を備えているため、実用的なインサイトが迅速に得られます。Celonisはこの強力なコミュニケーションおよびコラボレーションツールをCelonis Execution Management System(https://www.celonis.com/ems/platform/?utm_source=google&utm_medium=cpc&utm_campaign=evergreen&utm_term=celonis%20ems&utm_content=en_maxconvvalueems_platform_rsa2&creative=654263981189&keyword=celonis%20ems&matchtype=e&network=g&device=c&_bt=654263981189&_bk=celonis%20ems&_bm=e&_bn=g&_bg=134342462066&gad=1&gclid=Cj0KCQjwxYOiBhC9ARIsANiEIfaS-IGiIRDWrwaEAxu70MLF0r9PMQ8ka1HOhGcL3qibeTP98EJZXDgaAkiwEALw_wcB)(EMS)のライセンスを持つすべてのユーザーが利用できるようにした上で、比類のない拡張性とパフォーマンスを提供します。
オープンプラットフォーム: Intelligence API
Celosphere 2022で初めて発表され、2023年3月から一般に提供が開始されたCelonis Intelligence API(https://www.celonis.com/blog/celonis-intelligence-api-get-the-process-mining-insights-you-need-in-the-apps-you-know/)は、サードパーティアプリケーション内で使用するCelonisプロセスインテリジェンスへの管理されたアクセスを提供するように設計されています。
Intelligence APIを使用すると、さまざまなツールにユニークなプロセスインテリジェンスをもたらすことができます。PowerBIでは大規模なレポートの作成、Slackではプロセスのインサイトに関するインスタントコミュニケーション、そしてServiceNowではプロセスマイニングをトリガーとした迅速なアクションを実現します。Celonisは、すでに自社内でもIntelligence APIを使用して、Salesforce内の重要なプロセスのインサイトを得ることで、ソフトウェア環境内で作業しているチームを支援しています。
これにより、Intelligence APIは組織全体にとってよりオープンでアクセスしやすくなり、高度な自動化が可能になることで、プロセスインテリジェントなアプリケーションが構築できるようになります。
End-to-End Lead Times App: サプライチェーンリーダーによるエンドツーエンドのリードタイム短縮を支援する新しいアプリ
End-to-End Lead Times Appは、完成品の調達、製造、流通における全リードタイムと、これらの各プロセスがエンドツーエンドのリードタイムに与える影響、およびプロセス全体を遅延させるボトルネックを分析することで、キャッシュ・コンバージョン・サイクルを加速させ、サービスレベルの向上を実現します。
従来のプロセスマイニングでエンドツーエンドのリードタイムを評価するには、調達から生産、流通に至るまで、非常に多くの異なるオブジェクトと並行プロセスに関するデータを必要とするため、作成された複数のイベントログを分析する、極めて労働集約的な作業を伴うことになります。しかし、Celonisが新たに発表したオブジェクト・セントリック・データモデルに基づいて構築されたCelonis End-to-End Lead Times Appにより、完成品の調達、製造、流通における全リードタイムと、これらの各プロセスがエンドツーエンドのリードタイムに与える影響、および個々のプロセスを遅延させる重大な問題を素早く特定するためのインサイト取得を促進することができます。
Celonis End-to-End Lead Times Appを使用することで、サプライチェーンのリーダーは以下のことが可能になります。
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完成品を製造するために必要な各プロセスを通じて、各部品の搬送と所在地を追跡し、完成品を販売するために必要なすべての経路を可視化します。
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サービスレベルが最も低い完成品や過剰在庫の完成品を明らかにすることで、エンドツーエンドのリードタイムを改善するための的を絞ったアプローチができるようになります。
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マスターデータが古いためにリードタイムの計算が長くなるなど、エンドツーエンドのリードタイムのボトルネックを生む潜在的な根本原因を解明し、改善するための措置を直ちに実行できるようになります。
Celonisについて
Celonisは、すべての組織におけるデータ活用をサポートしています。市場をリードするプロセスマイニング技術を搭載した「Celonis Execution Management System (Celonis EMS)」により、ビジネスの経営層、ユーザー層のいずれにおいても業務効率性をさらに改善し、顧客満足度を向上させ、また社会においてはカーボンニュートラルという命題の一日も早い実現に向けて、一連のアプリケーション、開発者向け環境であるスタジオ、そしてさまざまなプラットフォーム機能を提供しています。Celonisは、全世界の数千社におよぶお客様にご利用いただいており、ドイツのミュンヘンと米国ニューヨークに本社を置き、世界の20を超える拠点でオフィスを展開しています。詳しくは、https://www.celonis.com/jp/をご覧ください。
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