AIロープレ”mimik”、量子コンピューティング技術を用いた接客ビッグデータ解析・活用研究を開始

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 株式会社ピアズ(以下:当社)の子会社である、株式会社Qualiagram(以下「Qualiagram」)は、ロープレ支援AIサービス『mimik』の提供を通じて、表情とトーク内容の組み合わせに基づく、接客についての知見を蓄積しており、最終的には、アバター技術にこれらの知見を実装し、一人一人のお客様に対して最適化された接客体験の構築を目指しています。
 この度、当社資本業務提携先の株式会社KandaQuantum(以下:KQ社)と協働し、Qualiagramの接客ビッグデータおよび接客AI技術と、KQ社の量子コンピューティング技術※1を組み合わせ、接客に関する無限に近いビッグデータ解析を行うことで、より精度の高いAIロープレ支援へとアップデートしていくこととなりましたのでご報告いたします。
 
 ※1 量子コンピューティングとは、量子力学の法則により従来のコンピュータではできなかった並列処理、数十億のデータパターン特定を可能とすることでスーパーコンピュータでも数千年かかるような処理を超高速に解決できる技術のことです。

 Qualigramが提供するAIロープレ『mimik』は、接客の最善線で事業を行ってきたピアズグループのビッグデータとノウハウを結集し、AI技術を活用することで社会実装に足るAIロープレと進化してきました。

 しかしながら、真のAI接客の実現には、トークスクリプト、表情、音声、身振り、提示資料、タイミングなど、多数の要素が絡み合い、無限に近い組み合わせ問題を解くことが必要になってきます。
 このような組合せ爆発が起こるような問題の解決を得意としているのが量子コンピューティング技術であり、これら複数の種類の情報を処理することが可能な技術が「マルチモーダル技術」と呼称されています。

 今般、当社と資本業務提携をしたKQ社は、当該量子コンピューティング技術に強みを持つスタートアップであり、ピアズグループの持つ接客のビッグデータ解析を加速化させる技術を持つことから、KQ社との間で「接客に関するマルチモーダル最適化」に取り組むことに合意いたしました。

 現状、Qualiagram側では、接客技術の高いロールモデルを「真似る」仕組みを発展させ、お客様の反応を再現するAI(「mimik NEST」)の開発実装に取り組んでいますが、量子コンピューティング技術の活用により、接客とお客様の反応の関係や組み合わせパターンに関するデータ蓄積が大幅に加速化でき、「マルチモーダル最適化」の学習素材としての活用がより一層進むシナジーが期待されます。

 

 当社およびQualiagramでは、引き続き、AIだけでなく、量子コンピューティング技術などにも積極的に挑戦し、店舗運営や接客のデジタルトランスフォーメーションを加速化してまいります。

 なお、本件が当社の業績に与える影響につきましては、軽微であると考えております。

■    KandaQuantumの概要

商号      :株式会社KandaQuantum

所在地   :東京都千代田区麹町6-6-2 番町麹町ビルディング 5F

代表者   :代表取締役  元木 大介

設立      :2020年

資本金   :3百万円

事業内容:AI・量子技術を活用した事業

URL      :https://kandaquantum.com/about

【会社概要】

 ピアズグループは「いつかの未来を、いつもの日々に~New Normal Acceleration~」をコンセプトに掲げ、新たなモノ・コトを積極的に活用していくための活動を社会に広げていくことに取り組んでおり、AIなどの先端技術を活用して店舗運営や接客をデジタルトランスフォーメーションする店舗DX事業や、リアルとメタバース両面でのイベントやエンターテイメントの提供を通じたWeb3.0時代の新しいコミュニティの形を世界中に提案するセールスプロモーション事業などに取り組んでおります。

商号   :株式会社ピアズ

所在地:東京都港区西新橋2-9-1PMO西新橋ビル5F

代表者:代表取締役社長 桑野 隆司

設立   :2005年1月

資本金:100百万円

URL   :https://peers.jp/

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