トープロテクノサービスに「remodooo!」が導入　新規事業として進めるAI自動設計における人材採用課題を解決

在宅ワーカーで会社の組織を構築するコンサルティングサービス「remodooo!（リモドゥー）」を展開する株式会社SAL（東京都品川区、代表取締役：魚住琢、以下当社）は、プリント基板のアートワーク設計や試作設計サービスを提供しているトープロテクノサービス株式会社（東京都大田区、代表取締役：北條武）に「remodooo!」が導入されたことを発表します。この導入により、トープロテクノサービス株式会社は新規事業として進めるAI自動設計によるIT業界の発展に貢献します。なお、プリント基板設計業界への導入は初となります。

トープロテクノサービス株式会社（代表取締役北條武）

IT人材の不足

　経済産業省によると、2030年までに最大で79万人のIT人材が不足する可能性があると報告されています（※1）。

　同様に、トープロテクノサービス株式会社もAI自動設計の事業展開において、人材採用に課題を抱えていました。ハローワークの求人に出したり、関係のあるエージェントに紹介を依頼したりするなどの方法を試みましたが、特にAIの技術者については求人倍率が20倍以上に達するなど、市場競争が激しく、人材の確保が非常に困難であることが課題となりました。

　そのような課題を解決するため、「remodooo!」を導入することにしました。このサービスは、単に人材の採用だけでなく、新規事業の成功に向けた組織体制の構築をサポートし、持続的な成長を促進していきます。

　当社は、この取り組みをきっかけに、より多くの企業や社会全体で在宅ワーカーの活用や多様な働き方の実現、ジェンダー平等の推進などが広まることを期待しています。

（※1）2016年「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」（経済産業省）：

https://www.meti.go.jp/shingikai/economy/daiyoji_sangyo_skill/pdf/001_s02_00.pdf

remodooo!の効果

①アシスタントとして３名の在宅ワーカーを活用

　新規事業のプラットフォームの説明動画制作やクライアントとの会議の議事録作成などを担当。新規事業についての理解を深めながら、将来的にはAIの開発にも関与してもらう方針

②補助金の申請業務

　新規事業にとって重要な補助金の申請を実績のある在宅ワーカーに委任し、事業計画をわかりやすくグラフ化し、考えを言語化するなどのサポートしてもらうことを実現

③コストの削減

　在宅ワーカーの場合、1日2時間や3時間など、必要なときに必要なだけ働いていただけるため、初めのうちは仕事量が不安定なことがある新規事業の関連業務も効率的な業務遂行とコスト削減を実現

トープロテクノサービス株式会社今後の展望

　トープロテクノサービス株式会社が新規事業として行っている「aijo（エーアイジョー）」は、これまで設計者のスキルやセンスに依存し、すべて手入力だったアートワーク設計を、AIを活用し設計者のデジタルクローンを作成することで並列同時作業を実現するというプラットフォームです。「aijo」の導入により、開発者は時間の制約なく、いつでも依頼することができるため、アイデア（回路設計）を迅速に具現化することができます。

　このプラットフォームは、半導体製造は東南アジアに移っていますが、半導体製造装置メーカーの分野で日本は世界トップを競っていますので、メーカー企業様の開発設計に寄与したく尽力いたします。トープロテクノサービス株式会社は、まずは大手企業をクライアントに迎え入れ、AIの開発を積極的に展開していく計画です。

　そのための次のステージとして、採用した在宅ワーカーのAI技術者として育成する体制の構築と、新たな採用も行う予定です。また、海外に赴任している日本人の方々にも在宅ワーカーとして協力いただく体制の構築を目指しています。トープロテクノサービス株式会社のプラットフォームは24時間稼働しており、夜間のサイト管理などが必要となります。時差を利用して海外在住の方々にもフォローを依頼することで、業務の円滑な遂行を図ることができます。

　これらを実現していくために、「remodooo!」を活用して、共に体制を築いていく考えです。

▼aijo（エーアイジョー）について

https://ai-jo.jp/