Navismasterは、BIM/CIMに対応する建設従事者の業務効率改善を目的に応用技術が開発販売しているAutodesk Navisworks®※1(以下Navisworks)のアドインツールです。国土交通省の3次元モデル成果物作成要領(案)の属性情報の取扱い等を効率化することで、建設コンサルタントおよびゼネコンの皆様の業務をサポートします。
※1:Autodesk Navisworks:オートデスク株式会社が開発する建設プロジェクトの統合管理ツール
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新機能:Civil 3Dとの連携
今回のバージョンアップでは、Navisworks上で付与した属性情報※2をAutodesk Civil 3D®︎※3(以下Civil 3D)に連携する「Civil 3D連携」機能を追加しました。この機能によりNavisworks上の統合モデル※4に付与した属性情報をCivil 3Dへ引き渡すことが可能となり、さらにCivil 3DのIFC※5出力機能を使うことによってIFCファイル書き出しまでをサポートできるようになりました。
また、本バージョンアップでは、その他の機能強化も行っており、Navisworksにおける属性情報管理をより一層サポートいたします。
※2:属性情報:3次元設計オブジェクトに付加する識別情報や部材情報などの総称
※3:Autodesk Civil 3D:オートデスク株式会社が開発する3次元土木設計用のツール
※4:統合モデル:用途や設計者が異なる同一プロジェクト内の複数の3次元モデルを結合させた複合モデルの呼称
※5:IFCはIndustry Foundation Classesの略称で、建設業界におけるデータの標準化を行うbuilding SMARTが策定するISO規格
■ 機能強化1:属性情報書き出し
全てのプロパティタブを一括でCSVファイルに出力することができるようになりました。これまでのNavismasterではプロパティタブ毎の出力のみでしたが、この機能強化により属性編集作業がさらに効率的に行えるようになります。
■ 機能強化2:NWD※6保存
Navismasterの「NWDファイルに保存」機能に、再保存可否などのパブリッシュ設定が行えるようになりました。
※6:NWD:Navisworks独自のファイル形式
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Navismasterについて
応用技術が「BIM/CIM関連事業」で蓄積してきた3次元モデリングやCAD開発のノウハウを融合させることにより誕生したNavisworksのアドインアプリケーションです。「3次元モデル成果物作成要領(案)」に沿った納品支援、また、属性項目編集、属性活用等の機能を実装し、統合された3次元モデルの属性活用や設計から施工までのデータ共有等の処理効率を大幅に向上させることが可能となります。
応用技術は「toCIM」ブランドの最初の製品として2022年6月にバージョン1.0.0をリリースしました。
製品ホームページ:https://tobim.net/apps/navismaster/
1. 主な機能
3次元モデル成果物作成要領に沿った属性情報の付与 / BIM/CIM納品フォルダの自動生成 / 複数モデルの属性情報一括編集 / CSVの操作や独自フォームにおける属性情報編集 /検索、集計、色分け機能 / その他納品作業をサポートする豊富なユーザー支援機能
2. 価格
・シングルライセンス:180,000円/年
・マルチライセンス :270,000円/年(5ライセンス以上からのご契約となります)
※Autodesk AEC Collectionとの同時購入の場合は、特別割引あり
価格について:https://tobim.net/apps/navismaster/price
応用技術株式会社について
応用技術は1984年の会社設立以来、ものづくり支援やBIM/CIM,GISを活用した「ソリューションサービス事業」と防災・環境分野を対象とした「エンジニアリングサービス事業」を両輪に、お客様の課題を価値に変えるイノベーションカンパニーとして成長しています。
応用技術株式会社ホームページ https://www.apptec.co.jp/