5月19日は世界IBDデー(IBDを理解する日)炎症性腸疾患 患者さんがおすすめするおいしい健康「人気レシピ3選」をご紹介!

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本日、5月19日は「世界IBDデー」です。IBDとは炎症性腸疾患(以下、IBD)の総称で、主に「潰瘍性大腸炎(UC)」ならびに「クローン病(CD)」を指し、いずれも指定難病となっています。国内の潰瘍性大腸炎患者さんは約22万人以上、クローン病患者さんは約7万人以上と推察されており、年々増加傾向にあります*¹。

IBDでみられる主な症状としては、腸の炎症に伴う激しい腹痛や下痢、血便、発熱といったものがあり、現時点では根治が難しいとされています。一方、近年ではバイオ医薬品など様々な治療法が登場しており、炎症と症状を抑え込むことで、可能な限り病気のない状態と同じ生活を送れるよう治療が進化しています。

IBD患者さん・ご家族における食事や生活の困りごとについて

IBDを持つ多くの患者さんでは、寛解(症状が収まること)と再燃(再び悪化すること)を繰り返します。再燃期には、下痢や腹痛、血便といった摂食関連症状が見られます。また、症状が安定する寛解期においても、個人差がありますが、油の多いもの、香辛料などの刺激物を控える、といったことに気をつける方が好ましいとされています。その結果、例えば「揚げ物が大好きだったのに、病気を発症してからは食べることができなくなってしまった」、「外食や会食が、心から楽しめない」といったような、”食事を制限されるストレス”に悩まされることがあります。また日常生活では、「外出時は常にトイレの場所を気にしなければならない」ことや、IBDの認知度が低いゆえに「仕事中に何度もトイレに行くため、サボっているように思われる」といったストレスを抱えている方もいらっしゃいます。

IBD患者さん・ご家族に向けた「おいしい健康」の取り組み

AI献立・栄養管理アプリ『おいしい健康』では、2020年10月より潰瘍性大腸炎およびクローン病の患者さんやご家族に向けた食事支援を開始し、現在では約5000品のレシピを提供しております。また、患者会や医療機関、製薬会社との様々なコラボレーションを通じて知見を積み上げてまいりました。直近では、潰瘍性大腸炎(UC)患者さん向けの投稿プラットフォーム『わたしのほんね』(https://honne-ibd.ex.oishi-kenko.com)を開始しております。

このたび、世界IBDデーに合わせ疾患の認知向上・治療支援を目的として、アプリ『おいしい健康』における「IBD患者さんの人気レシピTOP3」をご紹介いたします。IBD患者さんだけでなく、病気をお持ちでない方もご一緒においしく健康に食べていただけるレシピです。ぜひ、ご家庭や医療機関でのご活用いただくとともに、SNSなどでもご紹介下さい。

*¹日本消化器病学会 炎症性腸疾患(IBD)診療ガイドライン 2020

ーおいしい健康「人気レシピ3選」をご紹介ー

■調理は炊飯器任せ!「炊飯器で簡単 しらすと小松菜のチャーハン風」

材料を炊飯器に入れてあとは放っておくだけ。フライパンで炒めないので普通のチャーハンに比べて油を控えめにできます。

【IBDをお持ちの方へのおすすめポイント】

炊飯器で炊き込む方法ならチャーハンも、料理に使う油が最小限で済みます。IBD患者さんが不足しがちな鉄やカルシウムがとれるのもうれしい。

【栄養価】(1人分)

エネルギー 373 kcal、たんぱく質 14.6 g、脂質 8.1 g

【材料】(2人分)

米 1合 (150 g)

卵(Mサイズ)2個 (100 g)

小松菜 1/2束 (100 g)

オイスターソース 大さじ1 

ごま油 小さじ1 

水 160 ml

【簡単な作り方】

炊飯器に米、しらす干し、オイスターソースとごま油、水を入れて軽く混ぜてスイッチを入れる。炊けたらハサミで切った小松菜と溶いた卵を入れて、再び蓋をして10分待ち、ざっくり混ぜる。

■外はカリッと中はホクホク「揚げない のり塩フライドポテト」

揚げずに作る、子供から大人まで人気のフライドポテト。青のり以外に、コンソメなどフレーバーをアレンジしたり、ケチャップなどお好みの味付けで楽しめます。

【IBDをお持ちの方へのおすすめポイント】

じゃがいもは一度、電子レンジで加熱してから焼くのがポイント。そのひと手間で、少量の油で焼くだけでも揚げたみたいな仕上がりに!

【栄養価】(1人分)

エネルギー 83 kcal、たんぱく質 1.5 g、脂質 4.1 g

【材料】(2人分)

じゃがいも  1個 (180 g)

オリーブ油 大さじ2/3 

塩 0.6 g

青海苔 小さじ1/6強

【簡単な作り方】

くし形切りして、水にさらしたじゃがいもを電子レンジ(600w)で1分加熱。フライパンにオリーブ油を中火で熱し、表面の水け取ったじゃがいもを焼き目がつくまで7〜8分焼いて、塩、青海苔をまぶす。

■手作りスイーツならでは「ギリシャヨーグルトで脂質カット いちごのフール」

マスカルポーネはカッテージチーズ(裏ごしタイプ)、いちごは冷凍ミックスベリーにアレンジしてもOK。

【IBDをお持ちの方へのおすすめポイント】

ケーキを食べたいけど、やっぱり脂質が気になるそんなときにおすすめの家族で楽しめるデザート。型も不要で電子レンジだけで、15分以内に完成。ギリシャヨーグルトで脂質を控えめにできるだけでなくたんぱく質もとれます。

【栄養価】(1人分) 

エネルギー 154 kcal、たんぱく質 7.3 g、脂質 8.6 g

【材料】(2人分)

ギリシャヨーグルト 120 g

マスカルポーネチーズ 40 g

レモン汁 大さじ2/3 

はちみつ 大さじ2/3 

いちご(加熱用) 40 g

水 大さじ1 

いちご(トッピング用)60 g

【簡単な作り方】

1cm角に切ったいちご、はちみつ、水を入れてラップをかけて電子レンジ(600w)で1分加熱

して粗熱を取り、ギリシャヨーグルト、マスカルポーネチーズ、レモン汁とよく混ぜて、飾りのいちごをのせる。

■『おいしい健康』について

AI献立・栄養管理支援アプリ『おいしい健康』は、健康な方やダイエット、生活習慣病予備群といった「予防・自己実現のための食事」から、患者や妊婦・高齢者など「医療上の制限がある方の食事」まで、エビデンスに基づく食事管理を、毎日の家庭でおいしく手軽に実践できるよう、サポートいたします。『おいしい健康』では、難しい食事管理をどなたでも簡単に行えるように、一般的なレシピアプリのような使い勝手で実現。個々のユーザーに適した栄養バランスに加え、冷蔵庫の食材や好きな食べもの、料理の腕前や調理時間に合わせた献立を提案する「究極の食のパーソナライズ」を実現し、予防や疾患治療の支援、ひいては「食とデータによる医療費抑制とQOL向上の両立」という社会課題解決を目指します。

アプリ名:『おいしい健康』
対応端末:iPhone(iOS) / Android
アプリ紹介ページ: https://oishi-kenko.com/service_description
ダウンロード:
App Store  https://oishi-kenko.com/katgut/ios_app_store
Google Play Store  https://oishi-kenko.com/katgut/android-kenko_google-play
WEB: https://oishi-kenko.com/

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