チャレンジは2023年5月3日に開始され、アルゴリズムの最終提出期限は2023年7月31日です。上位4名(または4チーム)には、賞金や2023年9月17日から22日まで米国シアトルで開催されるIEEE Quantum Week 2023の期間中にQunaSysが主催するワークショップでアルゴリズムを発表する機会が与えられます。さらに、上位3名(またはチーム)には、1位10,000米ドル、2位5,000米ドル、3位3,000米ドルの賞金が授与されます。
機械学習やロボット工学などの分野では、実問題をベンチマーク問題とし、その改良を競うコンテスト型の研究が産業化を促進してきました。QAGCは、提案されたアルゴリズムを同じ基準で評価する量子アルゴリズムプラットフォームを提供することで、世界中の研究者が競争を通じてアルゴリズムを改善し、量子コンピュータの産業応用を加速させることを目指します。
チャレンジの問題は、厳密解が計算可能で、分子の問題と同様の性質を持つように改良されたフェルミ・ハバード模型の規定エネルギーを計算することです。このモデルを利用することにより、古典計算機でシミュレーションできないサイズのベンチマークが可能になります。研究者が提案するアルゴリズムの結果と厳密解の差の絶対値で測定される精度に基づき、アルゴリズムを評価します。評価対象のシステムのサイズは8量子ビットで、シミュレータでの実行時間が1000秒を超えないものとします。
QAGCは、量子コンピュータに携わる方にとって、ご自身のスキルや創造性を発揮していただく絶好の機会です。QAGCに参加することで、NISQアルゴリズムの最先端に立ち、量子コンピューティング技術の進歩に貢献することができます。さらに、世界中の研究者や開発者から学び、量子コンピューティングコミュニティの一員となることができます。
NISQアルゴリズム研究を躍進させるコンテストの詳細と参加方法については、https://www.qagc.org/ をご覧ください。皆様のご参加をお待ちしております。
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